「香害」や「化学物質過敏症」を知っていますか?

ページID 1029766 更新日 令和6年5月2日

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香害とは?

 香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品類などの香り付き製品に含まれる合成香料(化学物質)によって、頭痛や吐き気などさまざまな健康被害が誘発されることをいいます。近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する人もいます。

その香り困っている人もいます チラシ

 香り付き製品の使用に当たって、周囲の方々にも配慮いただくことなどを狙いとして、消費庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省で作成されたポスターです。

化学物質過敏症とは?

 何らかの化学物質に長時間さらされるなどして、いったん過敏症状を発症すると、その後はわずかな化学物質に過敏に反応し続ける慢性的な症状のことをいいます。
 化学物質への感受性は個人差が大きいため、同じ環境にあっても発症する人としない人がいます。
 重症な場合には、日常生活を送ることが難しくなる場合もあります。

主な症状

  • 嗅覚過敏
  • 目・鼻・のどの刺激症状
  • 皮膚の紅斑
  • かゆみ
  • 疲労感
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • うつ病などの精神症状
  • ぜんそく
  • 動悸
  • 下痢    など

原因になる化学物資を含むもの

  • 香料
  • 洗剤
  • 柔軟剤
  • シャンプー
  • 化粧品
  • 整髪剤
  • 制汗剤
  • 農薬
  • 除草剤
  • 殺虫剤
  • 煙草
  • 自動車の排気ガス
  • アルコール消毒液    など

対処法

・できるだけ接触する原因物質の量を少なくし、悪化因子をできる限り取り除きましょう。

・適切な食事、適度な休息や睡眠をとり、毎日適量の運動をしましょう。

・精神的なストレスを避けて健康状態を保ちましょう。

ご理解とご協力をお願いします

 化学物質過敏症の対処法は、症状を誘発する化学物質に近づかないこと(早期に離れること、滞在する時間を短くすること、使用を控えること)しかありません。

 化学物質過敏症の発症メカニズムは明確になっておらず、誰でも発症する可能性があり他人事ではありません。まずはこのような疾患があることをご理解ください。

 また、身近にも香害や化学物質過敏症で苦しんでいる人がいるかもしれません。公共の場など人が集まるところでは、こうした方への配慮を忘れないようにしましょう。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課

電話:0568-85-6168
健康福祉部 健康増進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。