食中毒にご注意ください!
8月は食品衛生月間です
高温多湿の夏期は、食中毒の原因となる細菌が増殖しやすい時期であり、細菌性食中毒の発生が増加します。
食中毒予防の3つの原則・6つのポイントを参考にしながら、健康で楽しい夏を過ごしましょう。
食中毒とは
食中毒とは、細菌やウイルス、有毒な物質がついた物を摂取することによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。食中毒の原因によって、症状や摂取後症状が出るまでの時間は様々で、時には命にもかかわります。
食中毒の原因
食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。
細菌は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。一方、ウイルスは低温や乾燥した環境中で長く生存します。ウイルスは、細菌のように食べ物の中では増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ることで増殖し、食中毒を引き起こします。
気温・湿度が共に高くなる夏季は特に、次の原因菌による、食中毒が多発するようになります。
●カンピロバクター(生・加熱不足の鶏肉料理に多い)
●腸管出血性大腸菌(生・加熱不足のレバー等の牛内臓や牛肉に多い)
●黄色ブドウ球菌(健康な人の鼻腔、咽頭等にも広く生息し、おにぎり・寿司・肉・卵・乳・菓子類等多岐にわたる食品により症状を引き起こす)
食中毒予防 3つの原則・6つのポイント
大切な家族の健康を守るため、次の3つの原則・6つのポイントを心がけ、食中毒を予防しましょう。
3つの原則
(1)細菌を付けない
6つのポイント
テイクアウト・デリバリー利用時も気を付けましょう
今日では、テイクアウトやデリバリーを利用する機会も増えています。
- 食品を購入したらすぐに帰宅し、長時間持ち歩かないようにしましょう
- 持ち帰ったら、すぐに食べましょう。すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保管する等、長時間常温で放置しないようにしましょう
- 再加熱するときは中心までしっかり加熱しましょう
- 食べる前にはしっかり手洗いをしましょう
警報発令基準
以下に掲げる気象条件のうち、いずれか1つ以上に該当があるとき、発令されることがあります。
- 気温30℃以上が10時間以上継続することが予想されるとき。
- 湿度90%以上が24時間以上継続することが予想されるとき。
- 24時間以内に急激に気温が上昇して、その差が10℃以上となることが予想されるとき。
- 次に掲げる気象条件が同時に発生することが予想されるとき。
- 気温が28℃以上となり、かつ、6時間以上継続するとき。
- 湿度が80%以上となり、かつ、相当時間継続するとき。
- 48時間以内に気温が上昇して、最高と最低の気温の差が7℃以上となるとき。
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