RSウイルス感染症を予防しましょう！
RSウイルス感染症に注意しましょう
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。2歳までにほぼ100％の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。年齢を問わず何度も感染を繰り返しますが、初回感染時には、より重症化しやすいといわれています。また、慢性呼吸器疾患等のある高齢者も重症化リスクがあります。
症状
発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続きます。多くは軽症で回復しますが、重症化すると、咳がひどくなる、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現し、場合によっては、気管支炎、肺炎などを起こします。
潜伏期間
2日～8日
感染経路
RSウイルスは、感染した人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスの付着した手指や物などを介した接触感染で広がります。
予防対策
外出後の手洗い、アルコール消毒
流水・石鹸による手洗いは、手指など身体についたRSウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、RSウイルスに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症対策の基本です。手指や児が日常的に触れるおもちゃ等のアルコール製剤による消毒も効果があります。
室内ではこまめに換気をする
季節を問わず十分な換気が重要です。対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の方向に向けて設置しましょう。
咳エチケット
咳や鼻汁などの呼吸器症状がある場合はマスクを使用する等、咳エチケットを心がけましょう。
予防接種等
生まれてくる子どもの予防を目的とした妊婦に接種するワクチン、60歳以上を対象としたワクチン、感染症の重症化リスクのある小児を対象とした製剤があります。
厚生労働省では、妊婦に接種するワクチンの定期接種化を検討し審議を進めています。決定され詳細が分かりましたら、市のホームページでお知らせいたします。