令和7年度 農業祭
春日井農業祭農産品コンクール表彰式(11月9日)

令和7年11月9日に令和7年度夏作農産品、ぶどう及び秋作農産品コンクールの表彰式を行い、入賞者に賞状が授与されました。
秋の農業祭を開催しました(11月8日、9日)

令和7年11月8日(土曜日)、9日(日曜日)に、尾張中央農業協同組合春日井中央支店において秋の農業祭を開催しました。
秋作農産品コンクール
コンクールでは市内の農家94戸から355点の農産物が出品され、優秀賞4点、金賞8点、銀賞15点、銅賞30点が決まりました。
今年は3月下旬から気温が平年よりも高くなり、4月下旬まで気温の高い状態が続きました。5月に平年並みになったものの、6月中旬から8月下旬まで平均気温は高く推移しました。5月、6月は降雨の日が多く、病害虫の発生が多くなるなど、作業を計画どおりに行うことが難しかったことと思います。
梅雨明けは7月4日と平年より早く、その後は記録的な猛暑続きとなりました。また、夏から秋にかけての継続的な高温と10月は日照不足となり、様々な農作物へ影響しており、最近になってようやく肌寒さを感じるまでになってきたところです。
このようなめまぐるしい栽培環境の中、夏から秋にかけて果樹では日焼け果や着色不良が発生するなどの被害があり、秋冬野菜では発芽不良や活着不良による生育の遅れなどが出ました。また、病害虫に関しましては、果樹では柿の落葉病、カンキツのサビダニが、野菜ではチョウ目害虫の発生が多く、防除など栽培管理が大変、苦慮した年だったと思います。
この様な天候下でも、優れた出品物が多く、皆様のご努力と技術や意欲の高さを感じました。(以下、各部門の審査員からの講評)
第1部の果実類についてです。カキやミカン、キウイフルーツが多く出品されていました。カキは大きさや着色、果粉ののりの良いものを、キウイフルーツは大きくて揃いの良いもの、ミカンは皮が柔らかいものを選び、初見のザクロも入選としました。
次に第2部の葉菜類・果菜類についてです。猛暑で8月定植が難しかったなか、立派なものが多く出品されていました。点数が少なかったですが、形や大きさなど見た目が特に優れていたキャベツやブロッコリーを、ハクサイは締まりが良いものを選びました。
次に第3部の根菜類・いも類についてです。猛暑で播種のやり直しや、日よけなど育苗管理が大変だったなか、立派なダイコンが多くありました。ダイコンは肌がなめらかで肥大良く、病害虫がないものを、カブは肌がきれいでつやがあり、肥大がよく形が揃ったものを選びました。
カンショが多く出品されており、暑さで葉が枯れて数を付けるのが難しいなか、ハリつや、ふっくら形が良いものを選びました。サトイモは縞模様がはっきりしていて丸みがあり、子イモがたくさん付いていて栽培が丁寧だと思われたものを選びました。
最後に、農業者、関係者の皆様が一丸となって、安全安心なおいしい農産物づくりと地域農業の振興に努めていただくことをお願い申し上げ、講評とさせていただきます。
受賞者の皆さま、おめでとうございます。
その他の催し
コンクールの他には、グリーンセンターによる出張販売やかすがい農業塾受講生・新規就農者による野菜の販売、サボテンの寄せ植え販売、模擬店、食品の試食販売、キッチンカーの出店、縁日、やさいの絵の展示などが行われました。
ぶどうコンクールを開催しました(8月21日)
令和7年8月21日(木曜日)に、イーアス春日井1階ネイチャーフィールドでぶどうコンクールを開催しました。
コンクールでは市内の農家12戸から31点のぶどうが出品され、優秀賞1点、金賞3点、銀賞2点、銅賞2点が決まりました。
今年は3 月の気温がやや低かったものの、4月以降は高く推移したため、ブドウの芽吹きは平年並みとなりました。6月後半からは気温が非常に高く、猛暑日が続き、降水量も非常に少なく、着色不良や日焼けの発生が一部ありました。このような気象の中、栽培管理には大変、苦労された年だったと思います。
本日、出品されたぶどうは優れたものが多く、生産者の方の努力が感じられるものでした。中でも、果房の揃いが良く、外観・糖度など特に優れたものを優秀賞としました。

その他催し
コンクールの他には、お値打ち価格(1房500円、1000円、1500円)でのぶどうの直売やコンクールに出品されたぶどうの即売(事前予約の整理券分で完売)、春日井・小牧の若手ぶどう農家が開発したぶどうのジェラート(350円)の販売、全問正解の方には賞品があるぶどうクイズ大会、ぶどうの直売所や農業公園のPRなどが行われました。
夏の農業祭を開催しました(7月12日)

令和7年7月12日(土曜日)に、イーアス春日井1階 ネイチャーフィールド及び無印良品中央広場において夏の農業祭を開催しました。
夏作農産品コンクール
コンクールでは市内の農家86戸から383点の農産物が出品され、優秀賞2点、金賞6点、銀賞15点、銅賞30点が決まりました。
モモの作柄について、3月の気温がやや低く、満開期は4月4日と昨年より2日ほど遅くなりました。結実について、開花期直前の低温や開花期間中の降雨により、品種ごとに着果ムラや肥大不足が見られる状況でしたが、4月中旬から気温が高く推移したことで、その後の生育は少しずつ回復しました。
5月から6月にかけては、降雨の日が多かったため、果実肥大は良好になりましたが、一部ほ場でアブラムシ類やせん孔細菌病や灰星病が見られました。また、6月中旬以降の高温で日焼け果が見られました。このような状況の中でも、皆様の高い技術と意欲の高さがうかがわれました。
野菜、花きについて、審査は、外観・形状、揃い、色沢、病害虫や傷の有無などを中心に行いました。優秀賞には外観・形状、揃いが特に優れたものを選定しました。
最後に、今後も品質の高い農産物を生産することはもちろんのことですが、農薬の適正使用や生産履歴の記帳をしっかりしていただき、おいしくて、安全・安心な農産物の生産に努めていただくことをお願いします。
受賞者の皆さま、おめでとうございます。
その他の催し

コンクールの他には、グリーンセンターによる出張販売やかすがい農業塾受講生・修了生による野菜の販売、桃とぶどうの直売所やふれあい農業公園のPRなどが行われました。
過去の農業祭
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
