ハチについて
春を迎え、暖かくなってくると、ハチの活動(5月から10月にかけては、ハチが活動する季節です。)が盛んになってきます。
ハチは、植物の花粉を運んだり、毛虫などの害虫を食べてくれる益虫です。しかし、私たちの身近な場所に巣を作った場合は日常生活に支障をきたすことがあるため、注意が必要です。
代表的なハチ3種類
スズメバチ
体長約3cm
凶暴な性格。他種の昆虫を捕食する。
樹下や屋根裏などに球形の巣を作る。
アシナガバチ
体長約2.5cm
住宅地で最もよく見られるハチ
草むらや軒下に円盤状の巣を作る。
ミツバチ
体長約1.5cm
1匹当りの攻撃力は弱いが大量に飛来
樹洞や屋根裏、床下、排気ダクト内に巣を作る。巣に外皮は無く、巣の周りにとりついて営巣する。
ハチに刺されたら
巣が近くにある場合は巣から離れて下さい。傷口は流水で洗い流し、患部に虫刺され薬(抗ヒスタミン軟膏)を塗ったり、氷等で冷やしながら医療機関を受診しましょう。その際は以下の項目を把握しておくと良いでしょう。
- ハチの種類(大きさ)
- 刺された部位(数)
- 刺されてからの時間
気分が悪くなったり、意識がもうろうとするような症状(アナフィラキシーショック)が起こり、場合によっては死に至ることもあります。そういった症状が少しでも見られる場合は直ちに救急病院にかかりましょう。
駆除について
春日井市では巣の駆除や駆除にかかる費用の助成は行っていません。駆除する場合は土地の所有者又は管理者が自らの責任で対応、もしくはハチ駆除業者へご相談をお願いします。公園、道路等に巣ができている場合は、それぞれの管理担当部署にお問い合わせ下さい。
なお、前述のとおり、ハチは益虫と言えます。むやみに駆除してしまうと、生態系に影響が出ることが考えられます。そのため日常生活に支障が無い場所にある巣はなるべくそのままにしておきましょう。
(参考)駆除業者
・春日井蜂駆除協会(電話番号0568-83-7555)
・公益社団法人 愛知県ペストコントロール協会(電話番号052-452-7122)