No.1 『長寿を祝い、日頃の感謝を伝えたい!』(令和4年9月)
日本人の平均寿命(2021年)は、女性が87.57歳、男性が81.47歳で、今後も伸びていくことが予想されています。ある研究では、日本で2007年に生まれた子どもたちの半数は100歳以上生きると推計されており、まさに今を生きる子どもたちが22世紀に向かって生活をしています。
長寿の背景には、医療の発達、栄養状態や衛生環境の改善などがあり、日本社会は「人生100年時代」を迎えています。
「人生100年時代」とは、イギリスのリンダ・グラットン氏が著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(2016)で提唱した言葉で、人が100年間生きることを前提とした社会において、政府や企業、個人が取り組むべき課題は何か、従来とは異なる人生設計を立てていくことの必要性などについて述べています。
日本でも国において、2017年9月に、「人生100年時代構想会議」が発足し、超長寿社会のあり方について議論が進められました。日本は今後さらに超高齢社会となります。超高齢社会は本市のみならず、日本全体で進んでおり、地方自治体、さらに国レベルでも取り組むべき社会課題と考えています。
9月。今年も市内各地で敬老にちなんだ行事が開催予定で、私のところへも案内が届いています。今年は9月19日が「敬老の日」。そして、9月15日から21日までが「老人週間」です。まずはこの機会に、長寿を祝い、日頃の感謝を伝えたいと思います。