No.12 『関東大震災から100年を迎えて』(令和5年9月)

ページID 1032454 更新日 令和5年8月29日

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 今年は、1923年9月1日、11時58分に発生した関東大震災から100年の節目の年。現在、関東大震災の教訓は私たちの防災対策の礎になっています。

 関東大震災は、東京都、神奈川県などで震度6、名古屋で震度4を観測したほか、全国の広い範囲でも震度が観測され、発生が昼食の時間と重なったことから多くの火災も発生し、未曾有の甚大な被害をもたらしました。日本では、これまでにも数多くの大災害に見舞われてきましたが、関東大震災を始め1959年9月に広範に猛威をふるった伊勢湾台風などの災害を忘れず、災害に対する備えをしっかり行おうと、国は9月1日を「防災の日」として制定するとともに、全国的な防災普及行事の展開のために8月30日から9月5日までを「防災週間」として定めました。

 春日井市では毎年「防災の日」を前に、市と各防災関係機関や地域自主防災組織、さらには市民の皆さんの参加協力を得て、地震災害に対する相互の協力体制を確立することと、多くの人の防災意識を高めることを目的として、「総合防災訓練」を実施しています。そして、春日井市では、日頃から地域での被害防止・軽減を図るために地域住民の自衛と連帯意識に基づく自発的な自主防災組織の結成促進や活性化に取り組んでおり、「自分の命は自分で守る」「自分たちの地域は自分たちで守る」という思いのもと、皆さんのご協力により令和5年4月1日現在で251の自主防災組織が各地域で結成されています。

 関東大震災から100年を迎える今、一人ひとりが防災意識をさらに高く持ち、災害に備えることがとても大切です。「防災の日」と「防災週間」をきっかけに、春日井市はもとより、皆さん自身が防災について1つでも多く考え、1つでも多く行動することにより、わがまち春日井がこれまで以上に災害に強いまちになると考えています。

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