令和6年度第2回子ども・子育て支援対策協議会議事録

ページID 1035664 更新日 令和6年11月26日

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令和6年度第2回子ども・子育て支援対策協議会議事録

開催日時

令和6年10月18日(金曜日) 午後2時~午後3時50分

開催場所

春日井市役所 6階 研修室

出席者

【会長】

 元中部大学教授     大河内 修

【委員】

  • 春日井商工会議所事務局長 鈴木 夕雪
  • 愛知県春日井児童相談センター長 鈴木 勉
  • 春日井市社会福祉協議会総務課副主幹 柳井 美穂
  • 春日井市民生委員児童委員協議会主任児童委員連絡会副会長 浦田 春美
  • 春日井市青少年団体連絡協議会理事 平野 晴香
  • 春日井市私立幼稚園協議会会長 安藤 広和
  • 特定非営利活動法人あっとわん副代表理事 河野 弓子
  • 公募による市民 近藤 裕美
  • 公募による市民 近藤 了子
  • 公募による市民 深田 友香

【事務局】

  • こども未来部 部長 丸山 祐里枝
  • こども未来部子育て推進課 課長 金田 浩
  • こども未来部子育て推進課 課長補佐 堀田 博明
  • こども未来部子育て推進課 子育て担当主査 田中 誠
  • こども未来部子育て推進課 主任 堀 静風
  • こども未来部保育課 課長 吉村 典子
  • こども未来部保育課 主幹 麦島 直子
  • こども未来部保育課 課長補佐 荻野 史彦
  • こども未来部こども家庭支援課 課長 平尾 博美
  • こども未来部こども家庭支援課 課長補佐 深見 健司

【オブザーバー】

 春日井市小中学校会 加藤 喜英

【傍聴人】

 0名

議題

  1. (仮称)かすがいこどもまんなかプラン(中間案)について

配付資料

議事内容

議題(1)(仮称)かすがいこどもまんなかプラン(中間案)について
【子育て推進課 課長補佐】
(資料1に基づき「(仮称)かすがいこどもまんなかプラン(中間案)(第1章から第4章まで)」について説明)
【鈴木(夕)委員】
第2次新かすがいっ子未来プランの基本理念である「子はかすがい、子育ては春日井」の文言は含めないのか。
【子育て推進課長】
含めない。こどもを中心に見据えた施策を展開していく意味を込めた基本理念としている。
【近藤(裕)委員】
34ぺージで「ウェルビーイング」という言葉が出てくる。新しい言葉のため、説明が必要であると考える。
春日井市民に向けて、どういった言葉が一番適切であるかを検討していただきたい。
【子育て推進課 課長補佐】
脚注もしくは用語集にて対応を検討したい。
【近藤(裕)委員】
34ページの中で説明していただきたい。
【近藤(了)委員】
56ページ「(2)育児力の向上支援」の「【主な取組と内容】」内、「家庭教育の推進」にて、「●家庭教育の大切さや必要性について、周知啓発を図ります。」とあるが、具体的な周知方法はなにか。
【子育て推進課長】
こども家庭庁が作成した動画を活用して周知啓発を図っていきたいと考えている。
市のホームページ上での周知や、子育て支援団体への案内等を検討している。
【近藤(了)委員】
57ページ「(4)ワーク・ライフ・バランスの推進」の「【主な取組と内容】」内、「父親の子育て参加促進」にて、「父親向けの教室・講座等を開催します。」とあり、新規事業のため、期待をしているが、どういった事業を実施する予定か。
【こども家庭支援課長】
日曜パパママ教室でアンケートを実施し、ニーズを把握しながら事業の展開を検討していく。
【近藤(了)委員】
両親学級のような内容は、日曜パパママ教室で十分やっていただいている。
父親向けの教室をするのであれば、育休の重要性等踏み込んだ内容を入れていただきたい。
【深田委員】
日曜パパママ教室の内容で、先輩パパの体験談を話す市民はどのように選定しているのか。
【こども家庭支援課長】
日曜パパママ教室を受講されたパパで、自分の体験談をぜひ話したい、話してもいいという何名かの方に立候補していただき依頼している。
【安藤委員】
39ページ「(3)就学前児童の教育・保育の提供」の「【主な取組と内容】」内、「保育士の確保」にて、保育士不足で確保することが困難な中で、「潜在保育士の掘り起こしのための講座・研修等を実施」とあるが、講座や研修を実施する主体は市か。
【保育課長】
お見込みのとおり。保育士資格を取得済の方や資格受験中の方を対象に、実際の保育現場を体験し、自信をつけ就職していただくために実施している。
【安藤委員】
私の立場からすると保育士と同様に、幼稚園教諭の確保もとても苦慮している。
そのため、「保育士及び幼稚園教諭の確保」としていただけないか。そうなった場合に、現場体験の受入れは歓迎したい。
【保育課長】
検討する。
【河野委員】
56ページ「(2)育児力の向上支援」の「【主な取組と内容】」内、「家庭教育の推進」について、「こどもまんなか」だからこそ、こどもたちがすくすくと成長していくために、大人が学んでいくことが重要であり、周知啓発に対して大変期待をしている。
また、49ぺージ「(3)障がいのあるこどもへの支援」に関して、13ページ「3. 障がいのあるこどもの状況」の表を見ると、児童発達支援事業や、放課後等デイサービスの利用者は増加傾向であり、児童発達支援事業を運営している法人としても利用者は増加している。
「【主な取組と内容】」内、「障がいの早期発見」については、5歳児検診の実施の検討を始めているのではないかと考えている。また、「療育の推進」については、勧奨したとしても、事業者側の質に差があり、市町村によっては質の確保のため、事業者の数量規制や、事業者に対しての説明会に参加して初めて参入できるような取り組みをしている。
事業者とどのように連携するのかが大きな課題になると考えている。
早期発見したとしても、保護者がどうやってこどもを育てるかというところは、家庭教育や子育て支援の両輪で行う必要があるため、事業所と行政の連携がとれるような何かを進めることができると良い。
【こども家庭支援課長】
5歳児健診で発達面を診ること、その後どのように支援していくかは非常に大きな課題だと捉えている。医師会の小児科、精神科の医師と調整が必要になると考えており、調査研究を進めているところである。
【河野委員】
親が家庭教育、こどもの育て方、育ち方、自分自身の育児力を向上させる、いわゆる人間発達というところも含め、子育て支援が重要である。何か連携してやれればと考えている。
障がい児支援利用計画は障がいのあるこども、障がいかどうか分からないが福祉サービスを使うこどもたちが全て計画相談を通らないとサービスに繋がらない。しかし、それを事業所や保護者が理解していないことがある。
この障がい児支援利用計画は、年に1回、受給者証を更新する際に必要である。計画相談の数が限られていて利用できないため、セルフプランを保護者が立てるが、保護者が計画を立てることができない場合がある。
それを補うために、保護者によるセルフプランの作成支援を障がい者生活支援センターができるのではないかと考えている。
【子育て推進課長】
障がい福祉課に伝え、うまく連携が進められればと考える。
【浦田委員】
43ページ「(3)放課後児童の居場所の確保」の「【主な取組と内容】」内、「公園の整備」について、こどもが遊んでいない公園が多々見受けられる。外で遊ぶ習慣が少ないのかもしれないが、公園によっては草がうっそうと茂っていたり、老朽化した遊具がある。整備というのは、大きい公園に限ってなのか、それとも小さな公園も対象にしているのか。
【子育て推進課 子育て担当主査】
規模の大きい公園の大規模改修や、比較的小さな公園の老朽化した遊具の交換も適宜行っており、すべての公園を対象としている。
【浦田委員】
小学生の放課後は、時間が長いためすごく公園は大事なところだと思っている。
放課後児童クラブ、放課後なかよし教室、児童館などは、徐々に充実しておりありがたいと思う反面、そういった事業、施設を利用しない方も多いのではないかと考えると、公園を使いやすくするという視点は重要である。
【春日井市小中学校長会】
小学校勤務時の実感では、放課後、運動場に来て携帯型ゲームをしているのを見たことがある。外で体を動かすということが、少なくなってきているというのは感じている。
【大河内会長】
学校で意識していることはあるか。
【春日井市小中学校長会】
小学校では、2時間目と給食後の放課で運動ができる時間がある。
こどもたちが順に回って、体を動かすことができる遊具を設置している学校もあるため、伸ばしたい能力を意識した放課の時間の使い方をしている。
中学校では、サーキットトレーニングも踏まえ、体育や運動の部活動で体を動かしている。
【柳井委員】
子どもの家は学校の校庭を利用し、外遊びをしている。
学校によっては、利用できる曜日や時間帯が決まっていたりするので学校と連携しながら活動している。校庭の利用について、学校として統一的な方針はあるのか。
【春日井市小中学校長会】
暑さ指数の指標は参考にはしているが、統一的な方針はない。
高学年が6時間目まで授業をする日などの理由によって、曜日や時間の制限があるのだと思われる。
【深田委員】
なぜ夏休みに公園で誰も遊んでないかというと、やはり暑さ。
屋根もなく、日陰木陰もない。こどもをベビーカーで連れて行くにしても道中が暑く、遊ぶに遊べない。本当は、車で連れ、その場で降ろして遊ばせたいが大半の公園には駐車場がないため、結局引きこもるしかない。
幼児が日中過ごす居場所というのも含め、公園の整備を考えていただきたい。
【近藤(了)委員】
48ページ「(1)こども・若者の権利に関する理解促進」の「【主な取組と内容】」について、先日、愛知県主催の「親の育ち」の講座を受講し、こどもの権利に関する授業が多かった。こどもの権利を阻害しているのは全て大人であって、こどもの権利を守るのも大人の意識一つ次第とあった。こどもに対し、意見を表明できる場を設けることは重要であるが、大人に対し、どういったアプローチしていくのか。
【子育て推進課長】
来年度施行に向けて、こどもの権利条例を策定中であり、こどもにそういった権利があることを知ってもらう。大人に対してはその次の段階であると考えている。
【近藤(了)委員】
大人への家庭教育の一環でもあるため、大人への学びなども検討していただきたい。
【近藤(裕)委員】
42ページ「(2)学習環境・生活環境の充実」の「【主な取組と内容】」内、「学びの質の確保・向上」について、「学校規律の徹底」のニュアンスをもう少し違う言葉でできないか。
また、「ICTの有効活用」というのは、これが本当に有効なのかどうかわからない。この2点を「学びの質の確保・向上」に取り上げることに疑問を感じる。
【春日井市小中学校長会】
学校規律について、春日井スタンダードとして、学習規律の徹底と、ICTの有効活用の観点で取組を進めている。その中の学習規律というのは、こどもたちが学んでいく上で、学ぶ時間を十分確保することであり、例えば、教員として板書をどのようにするとこどもたちに伝わりやすいかといった研修を行っている。
ICTの有効活用について、1人1台端末タブレットが配置されているため、タブレットで、自身が様々な情報を選択し、それを友達と共有するなどの授業に変わってきている。
教員の質についても、研修の中でこどもの立場になりアプリを活用する等指導力の向上に努めている。
【近藤(裕)委員】
こどもの意見の表明の促進について、48ページで「【主な取組と内容】」で上げていたため、学校規律についても、こどもを交えて策定していただきたい。
45ページ「(5)いじめ・不登校の対応」の「【主な取組と内容】」内、「不登校やひきこもり児童生徒への対応」の、「登校支援室」という名称について、登校することが前面に出ており、不登校であることが良くないことというニュアンスを受ける。括弧書きで校内教育支援センターとしているならば、登校支援室の名称を改めていただきたい。
同「【主な取組と内容】」内、「相談の実施」について、心の教室相談員やスクールカウンセラーの来校日を記載している学校を見かけたことがあったが、それが家庭まで周知されていないため、周知啓発をしていく文言も含めていただきたい。
また、中学校のように小学校でも、学校に行きづらい児童の教室以外の居場所の確保をしていただきたい。
【大河内会長】
教育委員会に対し、3点伝えることとする。
【平野委員】
キャリア教育、地域とのつながり等様々な面で、現行の計画より、その先に踏み出すということに関してすごく期待をしている。我々青少年団体は指導者たちが様々な研修をしており、様々なイベントに協力できるところもあるため、ぜひ活用していただきたい。
ガールスカウトではキャリア教育などのプログラムをやっている。こどもと一緒に活動している団体はこどもを巻き込んだイベントを行うことが得意なため、41ページ「(1)学び・体験する機会の提供」を絡めて利用していただければと考える。
【子育て推進課長】
わいわいカーニバルにおいても協力していただいている。
わいわいカーニバルの今後の在り方を含めて検討していきたいと考えているため協力していただきたい。
【子育て推進課 課長補佐】
(資料1に基づき「(仮称)かすがいこどもまんなかプラン(中間案)(第5章から第6章まで)」について説明)
【近藤(了)委員】
63ページ「区域別・年齢別の需要量の見込み」について、年々こどもの人数は減少しているはずであるが、0歳児の需要量は微増の見込みであるのはなぜか。
【保育課長】
女性の社会進出など、社会の動向が影響している。
過去3年を見ると出生数は減っているが、需要は増加している。その傾向を踏まえ、今後についても微増と見込んでいる。
【河野委員】
地域子育て支援拠点施設で担うことができることがもっとあるのではないかと思っている。楽しい遊び場だけでなく、例えば親子関係形成事業の前段階で、こどもが小さいうちに親子関係のことを伝えていくことといった、何かできることを子育て支援拠点が考えて打ち出していくことをしていかないと、施策を増やし続けることになってしまうのではないかと不安である。
他市の子育て支援拠点施設の話を聞くと、今の母親は不安が強く、子育てが大変という面でしか見ていないところがある。何か不安を抱えている人だけの支援ではなく、自分がやりたいことを、例えば、運営を手伝ってもらうことで見つけてもらえるようなことを実施できると良い。
【浦田委員】
70ページ「(4)放課後児童健全育成事業」について、春日井小学校区で子どもの家の増設を検討するとあるが、今後の展望を教えていただきたい。
【子育て推進課長】
西部ふれあいセンター内に、西部子どもの家があり、増設を予定している。
【柳井委員】
子育て推進課と連携をとり計画的に進めており、よく情報共有ができている。保護者の方の期待と不安はあると思うため、どのように保護者に周知していくのかなというところも、段階を経て共有していきたいなと思っている。
【近藤(裕)委員】
60ページの成果指標で、かすがいこども権利条例(仮称)について、春日井市の独自性のある目標や、具体的なことを権利の文言に入れていただきたい。瀬戸市では瀬戸市の様々な経過を書いてあり好感を持てた。また、瀬戸市では「ワーク・ライフ・バランス」を「ライフ・ワーク・バランス」としており、ライフがワークより大事であることが前面に出ている。
【子育て推進課長】
今後の協議会で、骨子案を出させていただき、皆さんにも御意見を頂くことを予定している。
【鈴木(勉)委員】
51ページ「(5)児童虐待の防止等と社会的擁護」について、タイトルに社会的擁護が含まれているが、中身でそこまで触れられていない。
例えば、社会的養護で実親と暮らすことができないお子さんが、施設や里親等で過ごしており、児童相談センターの事業で、里親の養育体験の発表会を毎年2月に行っている。そういった里親の普及啓発などといった点での社会的養護の家庭養育の推進を協力していただいているため、せっかくならそういった点も入れていただけると良い。
【こども家庭支援課長】
取組の中に含めるか、内容の中に含めるか検討する。
【安藤委員】
66ページ67ページで、実利用者数と延利用者数の違いはなにか。
67ページ「病児・病後児保育事業」について、5年度実績が「128」で、7年度以降大幅に増加するがどういったことか。
【保育課長補佐】
実利用者数とは、同じ方が毎月利用していても、その方を1人とカウントした数字であり、延利用者数は同じ方が1回利用したらその都度1人としてカウントした数字である。
「病児・病後児保育事業」については、コロナ禍であったため、病後児の利用が進まず、病院としても新型コロナウイルスにり患したこどもを預かる体制が難しかったところがあり、利用が伸びなかった。
令和元年度頃は、3機関で1,000人ほどの利用があったこと、今年8月から病児保育事業を始めているため、利用者が増えていくということで量を見込んでいる。

上記のとおり子ども・子育て支援対策協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び指定された委員が署名する。

令和6年11月22日

会長  大河内 修

委員  柳井 美穂

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