市長と語る会(民生委員児童委員協議会)

ページID 1037875 更新日 令和7年9月17日

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開催状況

集合写真

懇談時の様子

開催日
令和7年8月7日(木曜日)
場所
庁議室
参加者
民生委員児童委員協議会の皆様(13名)
内容
市長との懇談

意見交換内容

民生委員の人員不足等

参加者

民生委員の人員確保への対策

 民生委員が欠員している地区があり、後任候補者の確保に努めていますが、市の支援がなければ難しいと感じています。
 市として、民生委員の確保への対策を講じてください。

民生委員の後任候補者を探すことへの苦労

 民生委員を退任するにあたり、後任候補者を探すことに苦労しました。民生委員の活動を大変と感じた一つの出来事でした。

 

民生委員やボランティア活動の参加者増加への効果的な事例

 民生委員以外にボランティア活動をしていますが、民生委員と同様、人員が不足しています。
 他自治体で人員確保への効果的な取組みを行う事例がありましたら、教えてください。

町内会の役員への民生委員の組み込み

 民生委員の人員不足が解消するよう、町内会の役員に民生委員を組込むと良いと考えます。

町内会未加入者への市政情報の発信

 町内会に加入していない方が増えています。町内会未加入者には回覧板等が回付されないため、市政情報が十分に届きません。
 広報紙に掲載する情報量にも限りがある中、広報紙に掲載できない情報を別途回覧板で回付すると、町内会の加入への意義を感じ、町内会に加入する動機にもなると考えます。

市長

 民生委員の人員確保に向け、市として様々な取組みを実施していますが、若い世代への取組みとしては、春日井市小中学校PTA連絡協議会に後任候補者の推薦を依頼しています。また、特に民生委員が不足している地区(藤山台小学校、藤山台中学校)には、保護者宛に後任候補者の推薦の依頼や募集をしました。
 町内会の役員に民生委員を組込むとの意見については、町内会の規模は数世帯から数千世帯まであることや町内会自体がない地域があること等から難しいですが、区・町内会・自治会の普及等の取組みを行う春日井市区長町内会長連合会の会議等で民生委員の意義の周知や募集をこれまで以上に実施していきます。
 民生委員に限らず、ボランティアの人員も不足していることについては、市としては、ボランティア等の増員に繋がる先進的な取組みを行う自治体について、引き続き、調査していきます。
 町内会未加入者への市政情報の発信については、広報春日井を令和8年2月号(令和8年1月末発行)から、現在の町内会等を通じた配布から民間事業者への委託による全戸配布に変更します。また、市公式LINEでは、多くの情報を発信しており、利用者が希望する情報を分野ごと(子育て、健康・医療、福祉等)に絞り込んで受け取ることもできますので、ぜひ利用していただきたいと思います。
 今年度は3年に1回の改選の年でもあり、現時点においても民生委員が欠員している地区がありますので、人員を確保できるよう、引き続き、取組みを進めていきます。

働きながら民生委員の活動を行える環境の整備

参加者

 働いていることを理由として、民生委員の活動ができないとの意見をよく聞きます。
 春日井市職員にもボランティア休暇がありますが、民生委員の活動は、休暇の対象とはなりません。市外で活動する民生委員からも特別休暇を付与できないか、との意見が出ていると聞きます。
 働いている人が、休暇を取りながら民生委員の活動ができるよう条例の制定等、環境を整備してください。

市長
 現在、民生委員の活動をされている方のうち、半数程度の方が働きながら活動していることを承知しています。
 市内にはさまざまな企業があるため、働きながら民生委員の活動ができるよう、就労している方に休暇を付与するといった条例を市として制定することは難しいと考えます。一方で、春日井市の職員に関しては、ご意見のとおりボランティア休暇制度がありますが、現行の規定では、休暇の対象を被災地や社会福祉施設等での活動に限定しています。
 今後、市職員が働きながら民生委員活動ができるかどうか、ボランティア休暇制度の範囲について検討していきます。

ボランティア等の人員不足

参加者

市職員等の情報の活用

 ボランティアや地域の活動に参加する方が減少しています。
 市として、ボランティア等への参加者が増えるよう、市職員や県職員等の情報を活用することはできませんか。

ボランティア活動へのポイントの付与、多くの世代が参加するような取組み

 ボランティアは無償が前提としつつ、現実として交通費や実費等が発生します。

 若い世代を含め、多くの方がボランティア活動に参加できるよう、ボランティア活動へのポイントの付与を検討してください。

市長
 市として、市職員や県職員のボランティア等への参加意向等の情報を管理し、活用することは難しいですが、市職員等がボランティア等に参加したり、地域と繋がりを持つよう促しています。
 ポイント付与に関するご意見については、現在、市では65歳以上の方を対象に、いきがいづくりを支援するため、“いきいきポイント事業”を実施しています。対象施設で行われる市民講座やサークル活動などへ参加したり、対象イベントに参加することでスマートフォンのアプリを使い貯めることができるポイントです。
 ボランティアについても、この事業で付与することができないかを検討します。

ひとり暮らしの高齢者へのセミナーの開催

参加者
 ひとり暮らしの高齢者を対象とした、離職後の生活に関する生活改善セミナーを開催してください。
市長
 ひとり暮らしの生活不安への取組みとして、任意後見制度等の相談に応じる高齢者・障がい者権利擁護センターが実施しています。また、市社会福祉協議会が窓口となり、県社会福祉協議会が貸付制度を実施しています。市としては、市役所2階自立支援相談コーナーで家計改善支援を実施しています。
 ひとり暮らしの高齢者の方等には、シルバー人材センターに登録し、自分の趣味や特技、経験を活動に生かしていただいたり、これからも自分らしく生きるためにエンディングノートを活用していただけたらと思います。
 このような支援について、高齢者・障がい者権利擁護センターが出前講座も実施していますので、ぜひ活用していただきたいと思います。

地域包括支援センターの拡充

参加者
 高齢化が進み、地域包括支援センターへの相談件数が増え、相談内容も複雑化していると聞きます。
 市として、地域包括支援センターを拡充してください。
市長
 地域包括支援センターの人員配置については、国が定める法律上の配置基準があり、当市では独自の基準を定め、国の基準より多く人員を配置しています。
 地域包括支援センターへの相談件数は、年々増加していますが、引き続き、高齢者の総合相談窓口としての機能を発揮できるよう、必要な人員確保に努めていきます。

乗り合いタクシーの実施

参加者
 高蔵寺ニュータウンは坂道が多く、高齢者は買い物等が負担になっています。
 以前、同地区において、オンデマンド乗合サービスの実証実験をしていましたが、今後、事業を実施する予定はありますか。
市長
 市では令和5年10月から令和6年9月までの間、乗合タクシーの実証実験を行いました。
 この間に計2,317回の利用がありましたが、その利用回数では収支を合わせることが難しいことから、現在のところ、事業化する予定はありません。しかしながら、タクシーは便利な交通手段ですので、引き続き、タクシーの利用促進に向けた取組みを検討していきます。

地域への市政情報の発信、市職員と地域住民との繋がり

参加者
 私は今期をもって民生委員を退任しますが、民生委員の活動を通して、市との繋がりがあり、市政情報を取得する機会が多くありました。
 一方で、民生委員を退任しますと、多くの市民の皆さんと同様、市公式LINEや広報春日井等から市政情報を取得することとなります。
 そのような民生委員としての経験から、出前講座のような市職員が地域に出向き、直接、市政情報を発信すること、さらには市職員と地域住民とが繋がる機会を作ることが大事ではないかと考えます。
市長
 民生委員や児童委員として活動する場合、市との繋がりがあることから、直接市政情報に触れる機会が多いと思いますが、市としては、民生委員や児童委員以外の多くの方にも市政情報が届くよう、引き続き、取り組んでいきたいと考えます。
 市職員と地域住民との繋がりについては、市職員の幹部が出席する会議で、度々、「市職員が地域の行事に参加することの意義」を説いています。地域の行事に積極的に参加することで、どのような方が地域にいるかや、どのような方が地域を支えているかが分かるからです。
 出前講座のPRを強化する等、市職員と地域の皆さんとの繋がりが増えるよう、これからも努めていきたいと思います。

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