市長と語る会(八田朝宮区)
開催状況


- 開催日
- 令和7年9月20日(土曜日)
- 場所
- 八田公民館
- 参加者
- 八田朝宮区の皆様
- 内容
- 令和7年度における市の主な取り組み
意見交換内容
八田公民館の改修
- 参加者
- 八田公民館の利用者は高齢者が多く、1階から2階への移動が負担となっています。
上り下りがしやすくなるよう、八田公民館を改修してください。 - 市長
- 市では八田公民館を改修する考えはありませんが、町内会が施設を改修する場合には、補助制度(コミュニティ集会施設整備事業費補助金)を活用することができます。事業費が30万円以上の場合に、その2分の1(上限500万円)を補助する制度です。
当制度の活用を検討してください。
町内会の加入率の向上
- 参加者
- 町内会に加入していない方についても、町内会が管理するごみステーション等を利用する状況にあります。
今後、広報春日井が全戸配布となり、町内会に加入していない方にも配布されることとなるため、市として町内会の加入者が増えるよう、取り組んでください。 - 市長
- 市内の町内会の加入率は、地域性がありますが、54%程度(令和6年4月時点)です。
町内会に加入していない方や脱会した方からは、「町内会の負担が大きい」、「町内会に加入する意義が感じられない」といった意見を聞きますが、同じ地域に住む者同士が、地域をより良くし、互いに助け合う「地域共生」の考え方は大事なことだと考えています。
町内会の加入者を増やすためには、まずは町内会での行事(夏まつり、敬老会、防災訓練等)に町内会の加入の有無に関わらず、多くの方が参加するようになることが大事だと考えます。
私が訪問した町内会では、夏まつりの会場に加入申込書を設置し、加入者が参加できるくじ引きを実施しており、こういった町内会の加入促進に繋がる取組を行うことも有効だと感じました。
市としても、転入手続きの窓口で加入促進を図る等、PRに取り組んでいきます。
町内会の運営費用(収入)の減少
- 参加者
- 町内会の加入者が減り、区の収入が減少していることから、当区で運営する様々な事業が衰退していきかねない状況です。
市として、町内会の活動が継続できるよう、予算を拡充してください。 - 市長
- 町内会加入率の低下により、町内会の費用負担が増えていることは承知しており、令和6年度から防犯灯の電気料補助をこれまでの「年間電気料相当額(4月分電気料×12)の2分の1」から「年間電気料相当額の10分の10」に拡充することで、町内会の費用負担を軽減しています。
また、持続可能な町内会活動への支援として、役員の負担軽減に向けた取組を実施しています。一例として、市から町内会へお願いする回覧文書を紙でお渡しするほか、現在は市ホームページにも文書データを掲載したり、助成金や電気料補助金の申請等、オンラインで可能な手続きを拡充する等、町内会の負担軽減に向けた取組を実施しています。
また、多くの方がLINEを利用されていると思います。市公式LINEでは広報春日井に掲載する情報を始め、様々な市政情報を発信していますので、ぜひ活用してください。
地域の皆さまと市とが繋がる取組を進めていきます。
ふれあい緑道の一部箇所への歩道の整備
- 参加者
-
ふれあい緑道の一部(朝宮橋の北東)では、歩道が整備されていません。
安全に歩行者が通行できるよう、当該箇所に歩道を整備してください。 - 市長
-
現地を確認のうえ、後日あらためて回答します。
(後日、書面で回答した内容)
ふれあい緑道の当該区間(朝宮橋~広田橋)については、歩道(園路)のための十分なスペースが確保できないことから、歩道を整備することは困難です。
高齢者の健康づくりへの支援
- 参加者
- 豊田市が実施する「ずっと元気!プロジェクト」は素晴らしい取組と考えます。当事業は様々な民間企業が高齢者を支援する優れた事業だと考えます。
ぜひ、市の取組の参考としてください。 - 市長
- ご紹介された豊田市の取組について、調査を進めていきます。
小中学校体育館等への空調機の整備
- 参加者
- 小中学校体育館等に空調機を整備する時期が早くなることは、大変望ましいことと考えます。
- 市長
- こどもの学習環境を整えるとともに、近年の記録的な猛暑や自然災害の激甚化及び頻発化に少しでも早く対応できるよう、空調機の整備を進めていきます。
小学校でのプールの授業
- 参加者
- 現在、小学校でのプールの授業はどのように実施していますか。
- 市長
- 小学校のプールの授業については、令和7年度から全小学校で民間プールを活用しています。
年間の使用日数が極めて少ない学校プールを維持するよりも、民間プールを活用することで、専門のインストラクターによる指導を受けることができるなど教育的効果が高く、先生の負担軽減や経費削減にも繋がるためです。
こどもや保護者の評判も良いと聞いています。
ICT教育の現状
- 参加者
- 私の身近にいる複数の者から、春日井市のICT教育を高く評価する意見を聞いています。
全国から春日井市のICT教育の視察にも訪れており、令和7年1月には「日本ICT教育アワード」で文部科学大臣賞を受賞しています。
教育環境が整ったまちにこどもたちは住んでいると感じています。 - 市長
- 毎年、全国から多くの教職員等が、春日井市での教員による授業の様子や、こどもが学習する様子の視察に訪れています。
本児童の成績の向上に繋がるよう、これからもICTを活用した教育を進めていきます。
プレミアム付き商品券の発行
- 参加者
- 春日井市商店街連合会等が実施するプレミアム付き商品券について、紙券から電子マネーに変更となります。
高齢者の中には使いづらい方もいると考えられます。 - 市長
-
高齢者を含め、多くの方がスマートフォンを利用しています。
これまでスマートフォンを利用していなかった方のデジタル化を促進し、デジタルに慣れ親しんでいただくことで、当事業以外の場面でもデジタル技術を活用し、生活の利便性を高めていただくことも目的としています。
プレミアム付き商品券の発行事業実行委員会が市内3か所で商品券の申込方法等の説明会を開催しました。また、10月8~10日には電子マネーアプリの操作方法等に関するサポート会を開催します。なお、先日、市で開催したシニア向けの生成AI講座には定員の4倍を超える申込みがあり、大変人気がありました。
新しいことに一歩踏み出すのは、なかなか大変だと思いますが、一度覚えると楽しさや便利さを感じていただけるのではないかと考えています。
その他に参加者からいただいた意見
防犯カメラの維持管理に関する支援制度の創設
- 参加者
- 防犯カメラ設置事業補助金交付要綱に基づく補助金の交付を受けて防犯カメラを設置した区・町内会・自治会等の団体への補助制度が開始となり、感謝しています。
当区でも複数の防犯カメラを設置していますので、当制度を活用していきたいと思います。
企業誘致の現状
- 参加者
- 大泉寺地区を始め、市が積極的に企業誘致を進めていることを素晴らしく思いますし、市内の経済が活性化することを期待しています。
