令和2年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録

ページID 1024109 更新日 令和3年3月15日

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1 経緯

書面審議依頼日 令和3年1月19日

書面審議回答日 令和3年2月19日

議事確認依頼日 令和3年3月1日

2 委員

委員

会長
 南部 哲男(特定非営利活動法人ギブアンドテイク春日井)
委員

 岩尾 聡士(京都大学)

 服部 敦 (中部大学)

 瀧川 稔邦(春日井市医師会)        
 中田 幸成(春日井市歯科医師会)

 塚本 知男(春日井市薬剤師会)

 山本 恒子(愛知県春日井保健所)

 関戸 雅喜(春日井市社会福祉協議会)

 高塚 德夫(春日井市老人クラブ連合会)

   若月 剛治(春日井市介護保険居宅・施設事業者連絡会)

   新谷 光広(愛知県弁護士会)
 平澤 孝允(春日井市民生委員児童委員協議会)

3 議題

(1) 地域密着型サービス事業者の指定について

(2) 地域包括支援センターの評価について

(3) 地域包括支援センターの運営等について

 ア 令和3年度地域包括支援センターの予算案について

 イ 令和3年度運営方針案と評価項目案について

5 会議資料

6 議事内容(書面)

  議事に先立ち、委員の互選による会長の選出を書面で行った。
  

(1)地域密着型サービス事業者の指定について

新谷委員
 感染対策の必要性があるなか、資料1の3、5ページからは利用者同士の距離が密となるように見える。今後の指定基準に感染対策に関わる項目も加えることも必要でないか。
事務局
 当該事業所は、平成30年2月1日に開所した事業所で現在も営業を継続しておりますが、本年3月1日に運営法人が変更することから改めて指定するものです。資料の写真は新型コロナウイルス感染症対策を実施していない状況で撮影されたものですが、現在は、対面に向かい合わないように席を配置して利用者間の距離を確保し、定期的な換気や手指消毒、マスクの着用等の感染症対策を行っております。
指定基準については、感染症対策の強化など国の動向に準じた改正を予定しております。

(2)地域包括支援センターの評価について

塚本委員
 地域ケア会議の開催実績がないセンターもある。新型コロナウイルスの影響はあるが、今後はICTを活用するなど工夫しながら開催できるとよい。また、開催に当たっては地域の薬局にも参加を呼び掛けてほしい。
事務局
 地域ケア会議の参加者にはICTを活用した会議参加が難しい方もいるため、感染対策の徹底とあわせて多様な方法で開催できるよう進めていきたい。地域ケア会議では、認知症や地域の見守りなどの地域課題の対応策が検討されており、薬局の方にも積極的に参加していただけるよう参加を要請していく。
新谷委員
 新型コロナウイルスによるセンターの機能停止に備え、全市のセンターが分散勤務を実施したことは高く評価できる。また、コロナ禍で地域ケア会議やサロンの中止が相次ぐなか、DVDの作成や活動再開の感染対策の情報共有など、大変よいことであり、今後もセンター間で積極的な情報共有をしていくとよい。
 評価項目の個人情報の保護に関して、各センターの管理や保管の方法は徹底されているが、今後は地域の支援ネットワークの構築が進むことで、ネットワークの情報共有に対する個人情報の管理についても具体的に検討するとよい。
事務局
 地域の支援者も実行できる管理や保管の方法について、現在のネットワークで実施している内容を共有し、適切な管理を検討していく。
山本委員
 今年度は新型コロナウイルスの影響から運営が難しかったと思うが、評価に影響はあったか。また、来年度の計画にそのことは加味されるのか。
事務局
 資料5-2で示した取組みの中にも新型コロナウイルス対策の工夫が感染予防だけでなく、質の向上に繋がる取組みとして評価されたものがある。来年度の評価項目には、その取り組みの効果を踏まえた内容としているものがある。 
山本委員
 職員数が足りないセンターもあるが、新型コロナウイルスの影響はあるか。また、職員の確保に当たり、市として取り組んでいることはあるか。
事務局
 新型コロナウイルスを理由とする退職ではないが、予定にない退職により職員数の不足が生じたセンターがあった。職員の確保に当たっては、職員募集を市の広報誌にも掲載し、広く応募を募っている。

(3)地域包括支援センターの運営等について

瀧川委員
 地域包括支援センターの運営は、厳しい財政事情を抱える法人もあり、適正で充実した業務を行うセンターに対し、適切に支援してほしい。

事務局

 充実した業務を行うセンターは評価され、その評価が加算として実際に業務に当たる職員に還元される仕組みとしており、法人が職員の意欲向上を図ることを支援するものとなっております。
瀧川委員
 要支援者は、ケアプランを作成する担当が地域包括支援センターに指定されている。ケアプラン作成を含め、地域包括支援センターの運営に当たっては、地域住民や関係者の声を十分に反映されたものとし、十分な意思疎通を図るようお願いしたい。
服部委員
 評価の仕組みが、かなり安定した形になってきて、センターの質の向上への効果が発揮されていると感じる。
 資料9内に重層的な支援体制の構築とあるが、国の制度改正により示された重層的な支援の考え方を現場でどのように具体化するかが重要な課題と考える。課題の洗い出し、人材の育成、体制の構築など、検討課題は多く、地域づくりとの連携など、まだよく見えない部分もある。評価の仕組みの中で、重層的な支援のための議論が深まり、取組みが向上していくことを期待する。
事務局
 複合化、複雑化した課題のある世帯を支援する重層的な支援体制の構築は、少子高齢化の進展など地域が変容していくなかで、地域の誰もが孤立化せずに生活していくために、相談支援機関の連携や地域づくりを進めていくことが必要と考えている。
 今後、高齢、障がい、児童の各分野の相談支援機関や関係部局が緊密な連携を図るための会議を開催し、多機関が一体となった包括的支援のあり方や重層的支援体制の構築に向けた検討を進めていきたい。

 上記のとおり、令和2年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び会長が指名する者が署名する。
 

 

                               令和3年3月12日

                               会長 南部 哲男   

                               委員 若月 剛治   

         

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