令和2年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録

ページID 1024741 更新日 令和3年5月18日

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1 開催日時

開催日時 令和3年3月26日(金曜日)午後2時から午後3時まで

2 開催場所

市役所南館4階 第3委員会室

3 出席者

(委員)

委員

会長
 南部 哲男(特定非営利活動法人ギブアンドテイク春日井)
委員

 岩尾 聡士(京都大学)

 服部 敦 (中部大学)       
 中田 幸成(春日井市歯科医師会)

 塚本 知男(春日井市薬剤師会)

 関戸 雅喜(春日井市社会福祉協議会)

 高塚 德夫(春日井市老人クラブ連合会)

   若月 剛治(春日井市介護保険居宅・施設事業者連絡会)

   新谷 光広(愛知県弁護士会)
 平澤 孝允(春日井市民生委員児童委員協議会)

3 出席者

(事務局)

事務局

健康福祉部      部長            山口 剛典

地域福祉課      課長            神戸 洋史
 地域包括ケア推進室 室長            山崎 俊介

           主査            上野 陽介

介護・高齢福祉課   課長補佐          長坂 匡哲
           主査            後藤 尚弘
基幹型地域包括支援センター                     北畠 真紀

4 議題

(1) 地域密着型サービス事業者の指定について

(2) 令和3年度地域包括支援センターの事業計画について

(3) 令和2年度の地域ケア会議について

5 会議資料

6 議事内容

  議事に先立ち、部長挨拶及び職務代理者の指名を行った。
  また、会議は公開で行うとともに、議事録は要点筆記とし各委員が確認手続きを行った上、会長及び会長が指名する者が署名することを確認した。

(1)地域密着型サービス事業者の指定について

後藤主査
 資料1に基づき説明。
南部会長
 地域密着型サービス事業者の指定について、説明を受けた。各委員から質問や意見を求める。
委員
 特になし。

(2)令和3年度地域包括支援センターの事業計画について

上野主査
 資料2に基づき説明。
塚本委員
 地域包括支援センターも様々な会議を開催することと思うが、令和3年度も新型コロナウイルスの影響がある中で、オンライン会議の活用についての考えを聞きたい。
上野主査
 地域包括支援センターと市を接続するシステムと回線が既にあり、令和3年度はウェブ会議のライセンスを市が保有し、市や地域包括支援センター間では積極的なウェブ会議の活用を予定している。業務上の連携により顔と名前を認識している関係者との連携にも活用を広げたいと考えるが、ウェブ会議における全庁的なルールの設定などの状況を確認しながら進めていく。
塚本委員
 春日井市民病院では、退院時の調整に係る会議をウェブ会議により実施しており、薬剤師も薬局から参加でき、これまで参加できなかった薬剤師も参加できるようになり非常によい効果がある。これからオンライン会議の活用を進める中では、薬剤師にも参加を呼び掛けてほしい。
新谷委員
 地域包括支援センター松原の人員配置は、センター長が0.1名と計画されているが、これはどのような状況か。
上野主査
 地域包括支援センターにセンター長を配置するよう求めており、地域包括支援センター松原は、法人の他業務に従事する者が週の中で決められた日にセンター長として勤務しており、センター長として従事する時間を換算すると0.1名となる。
新谷委員
 事業計画書の提出やウェブ会議以外にも、日常的な市と地域包括支援センターの連絡の機会はあるか。
上野主査
 市と地域包括支援センターはクラウドシステムの利用により随時で連携できるような体制としており、必要時に情報を共有して連絡できることとしている。
平澤委員
 令和3年度の事業計画については、新型コロナウイルスの影響も踏まえていると思うが、令和2年度の事業計画の実施状況はどのようになっているか。
上野主査
 令和2年度に計画していた件数等の実績は、年度を終えて集計するため次回の本会議で報告する予定としている。評価のヒアリングで確認した内容からは、新型コロナウイルスの影響により予定通り実施できていないことはあるが、実施方法を変える等により目的に応じて工夫して実施していることが多くあり、事業計画により実施目的が明確となっていることの効果と考えている。

(3)令和2年度の地域ケア会議について

上野主査
 資料3に基づき説明。
南部会長
 令和2年度の地域ケア会議について、説明を受けた。各委員から質問や意見を求める。
関戸委員
 報告書にも見守り活動が創設された例があるが、地区社会福祉協議会でもサロンの活動自粛がある中で、社会福祉協議会に配置された地域福祉コーディネーターからも見守り活動が活発になったと報告を受けている。新型コロナウイルスの感染拡大以前から地域の見守り活動の普及を進めていたが、新型コロナウイルスの影響もあって地域の見守り活動が広がっている。新型コロナウイルスが収束した後も、このような見守り活動が継続していくとよい。
高塚委員
 新型コロナウイルスの影響から活動できない中で、関戸委員の発言にもあったが、見守り活動などの以前から存在した活動が改めて見直されたこととなる。見守りや高齢者サロンなどの地域活動は、地域の困っている人を助ける活動であり、継続することこそが重要である。
若月委員
 地域ケア会議に参加する地域住民の判断を待つ姿勢は大事である。地域のことを一番理解している地域住民の判断を、地域包括支援センターなどの専門的な知識を有する者が見守りながら支えることで、地域に定着する活動になっていくことと思う。
新谷委員
 見守り活動や支援、交流の機会が創設されることは非常によいことである。このような報告とは別に、活動を紹介することを目的としたものもあるとよいのではないか。また、見守り活動が広がる中で、高齢者サロンなどの交流を勧めても参加に消極的な方の状況を分析することで、サロンなど交流の場のあり方を検証することができ、よりよい地域活動が創設されるのではないか。
服部委員
 地域ケア会議の成果が蓄積され、横展開されることは非常によいことである。この報告書の内容のみでは、地域ケア会議を重ねて活動が創設されるプロセスを共有することができない。横展開するには活動が創設される過程でどのようなことが課題として取り上げられ、どのようにそのことを解決するよう話し合われたかを共有することは重要である。
 また、創設された活動を見ると、新型コロナウイルスの影響で高齢者サロンが開催できないことは多くの地域で課題となっており、その解決策は見守り活動のような訪問活動とする場合と、屋外など今までと環境を変えてサロン活動を開始する場合とがある。今までと環境を変えて活動する中では、新たな資源との連携なども必要となるかと思われ、そのような新たな連携や資源の情報を整理しながら進めていくとよいのではないか。
岩尾委員
 新型コロナウイルスはワクチン接種が開始されるが、治療薬ができるには時間を要する。ウィズコロナの時間はもうしばらく続くことと思われ、施設など高齢者が集まる場では感染拡大を防止するため積極的な外出や交流は難しい。そのような状況では、家庭を訪問することはこれからの支援の主となるものの一つとなる。服部委員の発言にあった新たな連携や資源の情報を春日井市から発信していってほしい。 
中田委員
 地域ケア会議に繋がる会議として、地域ケア個別会議と地域協議会の2つの会議があるが、それぞれどのように話し合いに進んでいくのか。
上野主査
 地域ケア個別会議は、実際に地域で困っている人がいることを発端として地域でできることを話し合うことであり、地域協議会は近隣地域の取組みを取り入れて自分の地域でも同様の取り組みを創設すべく話し合っていく。
神戸課長

 地域ケア会議で創設される取り組みは町内会程度の範囲で活動することが多く、その活動を日常生活圏域内で広めていくことを地域協議会で行っており、日常生活圏域内で地域活動を担っている人たちが集まり、活動内容などを共有している。

 会議の名称から各会議の役割が分かりにくいこともあり、市の高齢者総合福祉計画内で各会議を図式化したものを掲載し、地域協議会ではその図を用いて説明している。

新谷委員
 地域で見守り活動など新たな活動が創設されているが、高齢者サロンは介護予防に有意義であったとの声を聞く。緊急事態宣言の間は活動できないことはやむを得ないが、要請解除後にサロン活動を再開する際に運営する方は参加者の中で感染が広がることに不安や責任を感じることがあるのではないか。高齢者サロンを運営する方への情報提供や支援が必要であり、地域包括支援センターがそれぞれ行うのでなく、センター間や他の機関とも連携して進められるとよい。
上野主査
 高齢者サロンの再開については、地域福祉コーディネーターが支援している。緊急事態宣言を解除した際には、市が感染対策の方法やチェックリストなど作成し、サロン再開時には地域福祉コーディネーターが立ち会って感染対策を一緒に行うことで、再開後にサロンを運営する方の不安を軽減できるよう支援している。
平澤委員
 民生委員や町内会の立場で地域ケア会議に出席している。町内会に属していることで地域ケア会議の場にも参加し、地域の情報を知ることができ、サロンなどの集まりの情報は回覧板などにより町内会の中で共有されている。民生委員として、町内会に加入していない人や高齢で町内会を脱退する人にも、地域の見守り活動から情報が届き、地域の交流の場につながるような連携となることを望んでいる。
南部会長
 自治会の加入率により地域の中で情報が伝わることに差が生じる。地域に情報が行き届くことは重要である。
関戸委員
 新谷委員からサロン活動に責任を感じてしまうこともあるのではと意見があったが、地域福祉コーディネーターも支援し、高齢者サロンではでき得る感染対策を行い活動しているが、感染を完全に防ぐことはできないため、感染の責任を感じるとサロン活動を行う負担が大きくなってしまうことを懸念している。
岩尾委員
 スポーツ団体では競技前に選手や観戦者にPCR検査を実施することで感染予防を行うが、福祉施設などで同様の検査を実施することはできない。福祉施設では、家族との面会もオンラインや面会人数の制限などを行っているのが現状である。
塚本委員
 この報告書にある地域ケア会議では、参加者は地域住民が主となっており、医療関係者の参加が少ない。体の状態が弱ったような方への見守りとなると、薬剤師を始め医師、歯科医師、訪問看護師などの医療職が関わっていることも多く、見守り活動を充実させることができると思われるので医療職も会議参加を呼び掛けてほしい。
南部会長
 議題は以上であり、これで会議を終了する。
 

 上記のとおり、令和2年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び会長が指名する者が署名する。
 

 

                               令和3年5月14日

                               会長 南部 哲男   

                               委員 若月 剛治   

         

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電話:0568-85-6187 ファクス:0568-84-5764
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