平成24年度第1回春日井市地域公共交通会議議事録

ページID 1007113 更新日 平成30年4月1日

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1 開催日時

平成25年3月19日(火曜日)午前10時~正午

2 開催場所

文化フォーラム 2階 会議室

3 出席者

会長
  磯部 友彦(中部大学工学部都市建設工学科教授)
 
委員
 伊藤 太(春日井市長)【代理 加藤 達也】
 加藤 直樹(名鉄バス株式会社運輸部部長兼運輸計画課長)
 平山 晃(近鉄東美タクシー株式会社代表取締役社長)【代理 中川 龍二】
 長崎 三千男(公益社団法人愛知県バス協会専務理事)
 奥村 正士(愛知県タクシー協会春日井支部長)
 今村 勝芳(春日井市民生委員児童委員協議会連絡会副連絡会長)
 伊藤 幹夫(春日井商工会議所副会頭)
 黒田 龍嗣(社会福祉法人春日井市社会福祉協議会会長)
 伊藤 月美(春日井市婦人会協議会理事)
 西尾 和晴(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局首席運輸企画専門官(輸送担当))
 角野 純清(愛知県春日井警察署交通課長)【代理 櫻木 秀樹】
 柴山 卓也(愛知県地域振興部交通対策課主幹)【代理 尾崎 弘幸】
 梶田 良一(春日井市建設部道路課長)

事務局
 小林 敏夫(春日井市総務部交通対策課長)
 中林 潔(課長補佐)
 金田 浩(主査)
 高木 俊成(主事)

4 欠席者

委員
 右高 和生(春日井市区長町内会長連合会副会長)
 河村 猛(春日井市老人クラブ連合会書記)
 小林 宏(愛知県交通運輸産業労働組合協議会議長)
 林 由紀夫(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)

5 議題

  1. かすがいシティバスの利用改善について
  2. その他
     ア サンマルシェ循環バスの車両入れ替えについて
     イ バスロケーションシステムの導入後の評価について

6 会議資料

7 議事内容

(1) かすがいシティバスの利用改善について

【事務局】
 資料に基づき、かすがいシティバスの利用改善について説明した。
【磯部会長】
 委員に事務局の説明に対する意見を求めた。
【伊藤月美委員】
 個人病院が多い朝宮地区へ向かう手段が無くて不便だと思われるが、どのように考えているか。
【事務局】
 シティバスは高齢者が多く住んでいる地区を出発地点という考えで、それらの地区を重点的に路線配置している。朝宮地区を目的地にという御意見は参考にさせていただく。
【伊藤月美委員】
 自分で移動出来ない高齢者はシティバスを利用していないと思われる。一概に高齢者が多く住んでいる地区にバス停を設置するという考え方は違うのではないか。
【事務局】
 自分で移動出来ない高齢者の移動手段となると福祉と混同してしまう為、シティバスで補うのは難しい。
【磯部会長】
 現路線の配置は概ね合っているが、細かい改善が必要だと事務局から説明があった。今後の会議で具体案を提示し、議論していくことになる。
【今村委員】
 高蔵寺方面にはバス停間隔が長い所がある。高齢者が利用しやすくなる為に、どのような改善策を考えているか。
【事務局】
 高蔵寺方面のバス停間隔が長い理由としては、田や畑の地区が多いことや、バス停が設置されている幹線道路と住宅地との間に斜面緑地があり、バス停へアクセスする道路が限られている為、新たにバス停を設置しても、アクセスする道路が無いことがあげられる。現地の状況を勘案しながら、利用しやすいバス停設置に努めていきたい。
【伊藤月美委員】
 福祉の里への便数が少なく、アクセス方法が限られていると思われる。また、福祉の里前後のバス停間隔長いと思われるが。
【事務局】
 福祉の里へのアクセス手段としては、福祉の里が専用バスを所有しており、団体利用客は専用バスを利用出来る。また、名鉄バスがJR高蔵寺駅から福祉の里行きの路線を設けている。      
 また、平成21年10月のリニューアル前の施設連絡線バスでは、市の中央部からしか福祉の里にアクセスすることが出来なかったが、リニューアル後は高蔵寺ニュータウン方面からもアクセスできるように改善した。
 なお、高蔵寺方面から市の中央部へのアクセス時間が短い方が良いという御意見が多い事や福祉の里の利用頻度を考慮して、現在の便数を設定している。
【黒田委員】
 資料9ページの運行実態に合わせたダイヤの設定について、具体的に教えていただきたい。
【事務局】
 平成24年10月から運用開始したバスロケーションシステムで得られた運行データを活用し、朝の時間帯の遅延を解消出来るダイヤを設定していきたい。ただし、市民病院や市役所での乗換を考慮したダイヤを設定している為、遅延が目立つ路線単独だけでなく、4路線合わせてダイヤの設定を考えている。
【伊藤月美委員】
 年末年始にシティバスが運休していると、市民病院利用者が困るのではないか。
【事務局】
 公共施設が年末年始休みの為、それに合わせてシティバスを運休している。市民病院利用の方は、名鉄バスを利用していただきたい。
【西尾委員】
 地区別の高齢化が進んでいるという図の提示や自宅から300m圏域にバス停が無い地区の人口を提示すると違った意見も出てくるではないかと思われる。
また、可能であれば市役所での乗り継ぎの実態がわかる資料の提供をお願いしたい。
【事務局】
 アンケート調査の結果からですが、東環状線及び西環状線では、2割近くの利用者が乗り継ぎをしている。北部線及び南部線では、利用者の乗り継ぎが少ない。
【磯部会長】
 バスの乗り継ぎについて、乗り継ぎ先のバスと連絡を取り合って調整しているのか。
【事務局】
 乗客から申出があった際は、乗り継ぎ先のバスと連絡を取り合い、少しの時間であれば待つことも可能である。
【西尾委員】
 乗り継ぎ割引はあるか。
【事務局】
 乗り継ぎ割引は設けていないが、一日乗り放題の一日乗車券を販売している。
【長崎委員】
 資料7ページは全路線のデータを示しているが、各路線のデータを示すことも可能か。
【事務局】
 各路線のデータを示し、全路線のデータと各路線のデータで大きな違いが無いことを説明した。
【長崎委員】
 シティバスを利用していない人が、シティバスを利用するような施策は考えていないか。
【事務局】
 市内の保育園児や幼稚園児の描いた作品を車内に展示する「シティバス車内ギャラリー」の実施、小学生を対象にしたバスの乗り方教室の開催、高齢者を対象にしたシティバスのPR活動を行っており、シティバスを知ってもらう事で、利用に繋がればという考えで利用促進に努めている。
【磯部会長】
 年齢別で利用している人、利用していない人を分析する必要がある。
【加藤委員】
 IC乗車券「manaca」を導入した効果がわかる資料があると良い。
【事務局】
 東環状線利用者のうちIC乗車券の利用は3割を超えている。高齢者もIC乗車券を利用するので、高齢者の乗り方教室等でIC乗車券の使い方を案内していきたい。
【角野委員代理】
 シティバスの車内事故等の発生件数について伺いたい。
 また、高齢者を対象にしたシティバスのPR活動の傍ら、交通安全の啓発活動も合わせてお願いしたい。
【事務局】
 車内事故等の発生件数は把握していないが、大きな人身事故は起きていない。事故が発生した場合は、乗客の安否確認、警察への届け等、適切な対応をしている。
 交通安全の啓発活動ですが、車外に向けて、シティバスの窓に交通安全を啓発する広告を掲出している。今後もシティバスを使った交通安全啓発を行っていきたい。
【加藤委員】
 バスの運行事業者としては、高齢者の乗り方教室等で安全な乗り方についての講義や車内放送で車内事故防止の呼びかけを行う等、事故防止に努めている。
【長崎委員】
 資料9ページの方向性3の運行実態に合わせたダイヤ設定を行うとあるが、ダイヤの信頼性の点から、ダイヤ設定だけ方向性1,2より先行して行うことは考えていないのか。
【事務局】
 遅れが目立つ第1便のダイヤを先行して改正する予定である。

(2) その他

ア サンマルシェ循環バスの車両入れ替えについて
【加藤委員】 
 サンマルシェ循環バスの車両入れ替えについて説明した。

イ バスロケーションシステムの導入後の評価について
【事務局】 
 バスロケーションシステムの導入後の評価について説明した。
【磯部会長】
 委員に事務局の説明に対する意見を求めた。
 利用者側からの立場で、目標・効果達成状況について具体的な根拠があれば教えていただきたい。
【事務局】
 バスロケーションシステムを全く知らないという人が約3割いる。名鉄バスと協力しながらバスロケーションシステムのPR活動を行い、利用者の利便性向上に努めていきたい。
 【西尾委員】
 バスロケーションシステムを知ってもらうような方策を持続的に行っていただきたい。
 【磯部会長】
 その他として、委員に意見・質問を求めた。
 【伊藤幹夫委員】
 市内の公共交通が一目でわかる図面があると良い。
 【事務局】
 すべての公共交通を載せると見づらいとの意見もあるので、目的に合わせて図面を作っていきたい。

上記のとおり平成24年度第1回春日井市地域公共交通会議の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。

      平成25年3月29日

 

会長  磯部 友彦 
署名人 今村 勝芳

 

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