平成22年度第1回春日井市地域公共交通会議議事録

ページID 1007110 更新日 平成30年4月1日

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1開催日時

平成22年10月19日(火曜日)午前10時~午前11時30分

2開催場所

春日井市役所南館 議会棟 第3委員会室

3出席者

会長       
 磯部 友彦(中部大学工学部都市建設工学科教授)

委員
 伊藤 太(春日井市長)【代理 近藤 和記雄】
 藤田 信彰(名鉄バス株式会社運輸部運輸第2課長)
 平山 晃(近鉄東美タクシー株式会社代表取締役社長)【代理 葛山 直幸】
 長崎 三千男(社団法人愛知県バス協会専務理事)
 奥村 正士(愛知県タクシー協会副会長)
 今村 勝芳(春日井市民生委員児童委員協議会連絡会副連絡会長)
 大脇 桂(春日井市老人クラブ連合会理事)
 大辻 誠(春日井商工会議所副会頭)
 小林 裕之(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局首席運輸企画専門官(輸送担当))【代理 古橋 靖弘】
 小林 宏(愛知県交通運輸産業労働組合協議会議長)【代理 城坂 俊緒】
 平野 省一(愛知県春日井警察署交通課長)
 松井 圭介(愛知県地域振興部交通対策課長)【代理 米山 一記】
 齋藤 正澄(春日井市建設部道路課長)

提案者
 河内 芳博(高蔵寺ニュータウンセンター開発株式会社取締役)
 柴田 真澄(高蔵寺ニュータウンセンター開発株式会社企画部部長)

 
事務局
 森 庸夫(春日井市総務部交通対策課長)
 小林 敏夫(課長補佐)
 堀田 博明(主査)
 高木 俊成(主事)

4欠席者

委員
 松本 由太朗(春日井市区長町内会連合会会長)
 神田 進(社会福祉法人春日井市社会福祉協議会理事)
 渡辺 博喜(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)

5会長の選出

会長には、委員の互選により、中部大学教授の磯部委員が選出された。

6会議の公開、議事録の作成方法について

前回会議と同様に、会議は公開とし、議事録は要点筆記とし、会長及び会長が指名する者が署名することとした。

7議題

  1. サンマルシェ循環バスの見直しについて
  2. その他
         ア かすがいシティバスの利用状況について
       イ 東野線及び玉野台循環線の利用状況について
       ウ 国土交通省の来年度予算の概算要求について

8会議資料

9議事内容

(1) サンマルシェ循環バスの見直しについて

※ 提案者とは、サンマルシェ循環バス事業を実施する高蔵寺ニュータウンセンター開発株式会社をいう。
【提案者】
資料に基づきサンマルシェ循環バスの見直しについて説明した。
【磯部会長】
サンマルシェ循環バスの見直しについて、委員に意見を求めた。
【小林(裕)委員】
新しいルートやバス停新設について、道路管理者や警察との調整は済んでいるのか。
【提案者】
運行主体である名鉄バスを通じて、道路管理者や警察とは事前に調整行っている。その際、一部のバス停の位置について指導を受け、既に改善している。
【磯部会長】
サンマルシェ循環バスについて少し補足すると、このバスは商業者が運行主体という、全国的にも珍しいバスである。
昔はニュータウンの地区ごとに店舗があり、近所で買い物ができたが、これらの店舗が閉店したため、サンマルシェまで買い物に出かける必要が生じた。しかし、ニュータウンは坂が多く、車に乗れない人はサンマルシェまで行くことが困難である。この問題に対応したのが、サンマルシェ循環バスである。
運行にかかる経費については、サンマルシェからの負担金や各テナント等で賄っている。サンマルシェ循環バスはニュータウン各地区の団地とサンマルシェを繋ぐ一種のエレベーターのようなものである。
今回の石尾台ルートの見直し路線を見ると、二つの輪の部分を繋ぐということで使いやすい路線に改善されている。
【小林(宏)委員】
見直しによる効果はどれぐらいを見込んでいるか。
【提案者】
運賃収入については利便性の向上により、多少のプラスを見込んでいる。
他に質問もなかったため、サンマルシェ循環バスの見直しに関し、議決を取ることについて磯部会長から委員に諮ったところ異議がなかった。
磯部会長が採決を取ったところ、全会一致で議決した。

(2) かすがいシティバスの利用状況について

【事務局】
資料に基づきかすがいシティバスの利用状況について説明した。
【磯部会長】
かすがいシティバスの利用状況について、委員に意見を求めた。
【磯部会長】
運行している路線が異なっているので単純比較は難しいと思うが、利用者数を見直し前と比べてどうか。
【事務局】
見直し前と比較すると数字の上では利用者数は減っている。しかし、市役所のバス停を見ると多くの方が利用しており、利用者数は減っていないように思われる。
以前は市役所を利用する際には、市民病院等でバスを乗り換える必要があったが、見直し後の路線は全路線が市民病院・市役所を経由するので、乗り換える必要が無くなった。そのため、乗換利用者数の差し引きを考慮すると見直し前後で利用者数に大きな差はないと思われる。
【小林(裕)委員】
次の4つの質問についてお答えを願いたい。
まず、1つめの質問は資料2ページの月別運賃等収入一覧中の車内収入欄において、100円単位の運賃なのに、100円未満の金額があるのはなぜか。
2つめは春日井市内における運転免許の自主返納が何件あり、そのうちどれくらいの方が運転免許自主返納者カードを利用されているか。
3つめは利用実態調査を実施した5月17日の天気を教えてほしい。
4つめに東環状線で福祉の里に乗り入れており、それほど利用者が多くないようだが、対応策はどのように考えているか。
【事務局】
車内収入の100円未満の金額については、利用者が運賃を支払う際に100円未満の小銭を間違えて入れてしまうことがあると、運行事業者である名鉄バスから聞いている。
運転免許自主返納の手続きは春日井警察署で行っており、市内における返納者全体の人数は把握していない。しかし、運転免許自主返納者カードを導入する前と比べて、春日井警察署では運転免許を自主返納される人が増えていると聞いている。
利用実態調査日の天気は晴れであった。
福祉の里については、老人会などで福祉の里の送迎バスを利用して訪れる人が多いため、シティバスにおいては、行きの利用が多い午前10時前後と、帰りの利用が多い午後3時前後の便のみを運行している。
シティバス利用者からは福祉の里への便数を増やしてほしいと要望があるが、福祉の里を経由すると東環状線が1周するのに要する時間が増え、東環状線の利便性が低下する恐れがあるため、現在は増便を考えていない。
【磯部会長】
運転免許自主返納制度については警察からも説明をお願いしたい。
【平野委員】
運転免許自主返納については当方にも、いろいろ問い合わせがあり、運転免許自主返納すればシティバスの割引があると案内しているので、自主返納をした人のほとんどがシティバスの運転免許自主返納者カードの申請をしていると思われる。
【奥村委員】
障がい者割引について、何か条件はあるのか。
【事務局】
特に条件はなく等級にかかわらず、障がい者手帳所持者は無料である。
【磯部会長】
見直しを行なって1年が経ち、今のところ順調にきていると思われる。今回、非常に細かいデータが出されたので、現状が良くわかった。情報がないと見直しに向けての議論ができないので、引き続き情報の提供をお願いしたい。

(3) 東野線及び玉野台循環線の利用状況について

【藤田委員】
資料に基づき東野線及び玉野台循環線の利用状況について説明した。

(4) 国土交通省の来年度予算の概算要求について

【小林(裕)委員】
資料に基づき国土交通省から来年度予算の概算要求について説明した。
【磯部会長】
 今後は地域公共交通会議のように、地域のことは地域で考えなさいということが多くなるだろう。地域の実情をしっかり解明できるようにして、地域の実情に応じた施策を実施できるように予算を要求していただきたい。

上記のとおり平成22度第1回春日井市地域公共交通会議の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。
      平成22年11月18日

 

会長  磯部 友彦
署名人  大脇 桂

 

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