市長と語る会(勝川区)
開催状況
- 開催日
- 令和7年11月8日(土曜日)
- 場所
- 勝川南部学習等供用施設
- 参加者
- 勝川区の皆様
- 内容
- 令和7年度における市の主な取り組み
意見交換内容
町内会の加入率向上への取組
- 参加者
- 「かすがいいきいきポイント事業」は高齢者のいきがい支援として大変良い取組みだと思います。
現在、町内会の加入率が減少していることから、当事業を町内会の加入率を向上する施策として展開したら良いと考えます。 - 市長
-
【かすがいいきいきポイント事業】
当事業は、高齢者のいきがいづくりと継続的な社会参加、介護予防を目的としているため、対象者を65歳以上の市民としています。
まだ利用されたことがない方は、ぜひご利用ください。【町内会の加入率向上への取組】
町内会の状況については、現在、加入率は約54%(令和6年4月時点)です。
町内会の加入率が低下している主な要因としては、核家族化、共働き世帯の増加、高齢者の就労割合の増加等の社会情勢の変化に加え、個人の価値観の多様化等によるものと考えています。
市が令和4年度に実施した「市民向け町内会に関するウェブアンケート調査」では、町内会に加入していない最も多い理由は「町内会から勧誘されていない・加入の仕方がわからない」でした。市では、町内会に加入してもらえるよう、転入手続時に加入の案内等を行っています。
また、町内会としては、未加入者も参加できる訓練やお祭り等で加入を呼びかけることが有効だと考えています。
先日、私が出向いた町内会では、夏まつりの会場に町内会のブースを設置していました。加入率向上に向けて取り組む団体もありますので、参考としてご検討ください。
なお、回覧板に添付する市の資料について、市ホームページや市公式LINEで閲覧できますので、ぜひご覧ください。
- 参加者
- 町内会の未加入者に加入を呼びかけましたが、加入する世帯はありませんでした。
町内会への加入を促すようなイベントも実施していますが、なかなか加入してもらえません。
市として、町内会の加入者が増えるような取組を実施してください。 - 市長
- 当調査で町内会に加入していない理由の2番目に多かった回答は、「町内会に加入するメリットがない」でした。
このような考えは、近年の価値観の多様化の表れと受け止めています。世代毎のコミュニケーションの方法の違い等が影響している可能性があります。
また、地域性もあると考えています。町内会の加入率が高い地域もあり、地域のネットワークがその要因の一つかもしれません。
町内会に加入しない要因は様々ですが、例えば、一定の年齢に達した方を役員から免除する等の取組を行う町内会もあります。
市としても、そのような町内会の取組事例を周知していきます。
勝川区内への区の行事を開催できる施設の設置
- 参加者
- 勝川区周辺で市民が集まることができる施設が少ないと感じています。
今後の施設に関する方針を教えてください。 - 市長
- 勝川区内ではありませんが、勝川駅から3km圏内には味美ふれあいセンター、南部ふれあいセンター、知多公民館がありますので、これらの施設を利用していただきたいと思います。
現在、市が抱える公共施設は326施設あり、人口減少や少子高齢化が進展する中、全てをこれまでどおり維持していくことは難しいと考えています。
このことから、市では公共施設のあり方について、長期的な視点を持ち、公共施設の集約化や複合化、用途変更等、様々な選択肢を検討しながら、適切な施設の規模や配置を検討していますので、ご理解くださいますようお願いします。
高齢者への交通手段の拡充
- 参加者
- 高齢者等が運転免許証を返納した後でも活動しやすいよう、バスの運行本数を増やす等、交通手段を充実させてください。
- 市長
- シティバスについては、朝の通院時間帯を中心に、様々な時間帯で高齢者の移動手段として利用されています。
タクシーについては、利用者が行きたい時間に行きたい場所へ移動できる等、特定のニーズに応えることができる交通手段です。
免許を返納した高齢者等にとって、バス等の公共交通機関がより利用しやすくなるよう、引き続き、交通手段の支援・拡充について検討を進めていきます。
