平成19年度第1回春日井市文化財保護審議会議事要旨
1 開催日時
平成19年6月15日(金曜日) 午後1時30分から午後2時30分
2 開催場所
春日井市役所9階 教育委員会室
- 【会長】
- 波多野 茂
- 【委員】
- 富山博
松原隆治
服部滋
村中治彦
近藤薫
櫻井芳昭 - 【事務局】
教育長 浅岡正美
文化財課長 落合哲
同補佐 福井芳子
同主査 薄井美樹- 【傍聴者】
- なし
4 議題
- 平成18年度事業報告について
- 平成19年度事業計画(案)について
- 文化財の指定について
- その他
5 会議資料
- 平成18年度事業報告
- 平成19年度事業計画案
- 文化財の指定について
6 会議内容
- 教育長あいさつ
- 会長選出
委員の互選により、波多野茂委員が会長に選出された。 - 会長あいさつ
- 会長職務代理者指名
会長により、服部滋委員が会長職務代理者に指名された。 - 議事
7 議事内容
- 平成18年度事業報告についての意見及び結論
平成18年度事業報告について、次のような質疑応答・意見があり、結論は以下のとおりとなった。
ア 質疑・意見
【服部委員】 歴史民俗資料館建設断念に至までの経緯を詳しく説明してほしい。
【事務局】 長期ビジョンに関する市民アンケートの結果から、歴史民俗資料館新設に対する項目が下位であった。歴史民俗資料館検討委員会は、建設に向けての報告書を作成したが、長期ビジョンに関する市民アンケートの結果を受け、断念せざる負えないという付帯意見を付けて市長に提出した。
【服部委員】 市政方針では市民意識調査の結果をふまえて、今後の方向性を検討するということであったが。
【事務局】 中央公民館再整備事業の中で文化財資料を一元管理して展示する。
【近藤委員】 既存施設で対応するということであるが、いつか歴史民俗資料館を新設するということで進めていただきたい。
【事務局】 文化財の重要性を啓発し、市民から歴史民俗資料館が必要であるという意見が出るようにしたい。
【松原委員】 シンポジウム関係者から蔵書を寄贈するという話があるが。
【事務局】 中央公民館再整備の中で森浩一文庫として収蔵できる図書室を整備する。
【近藤委員】 埋蔵文化財について、大留城跡・上条城跡について現状をお聞きしたい。
【事務局】 大留城跡は所有者の了解が得られた。遅れてはいたが、今年度発掘調査にとりかかる。上条城跡は所有者の判断待ちの状況である。
【村中委員】 郷土館はどうなるのか。
【事務局】 現状のままである。
イ 結論
平成18年度事業報告を全会一致で承認する。 - 平成19年度事業計画についての意見及び結論
平成19年度事業計画について、次のような質疑応答・意見があり、結論は以下のとおりとなった。
ア 質疑・意見
【服部委員】 本年度の新規事業はあるのか。
【事務局】 中央公民館の再整備の中で資料の一元管理の展示の準備をする。また、市民の文化財に対する意識啓発のため、文化財ボランティアを平成20年度に発足する予定であるので、それに向けて調査をする。
イ 結論
平成19年度事業の計画案を全会一致で承認する。 - 文化財の指定についての意見及び結論
文化財の指定について、次のような質疑応答・意見があり、結論は以下のとおりとなった。
ア 質疑・意見
【服部委員】 密蔵院の宝蔵は、早急に手を加えて補修をしなければならない箇所はあるのか。
【富山委員】 さし当たってはないと思われる。
【櫻井委員】 宝蔵が文化財に指定されたことはあるのか。
【富山委員】 あまり多くない。この辺りでは、尾張旭市の郷蔵などがある。
【櫻井委員】 密蔵院の宝物がここ(宝蔵)に収蔵されていたのか。
【富山委員】 定かではない。収蔵庫が昭和45年頃に出来たので、そちらに移っている。この宝蔵は、形から言ってもめずらしいので、指定してもおかしくないと思う。棟札に瓦師の名前も入っている。
イ 結論
密蔵院現地視察を行い、後日改めて指定については検討する。
(4) その他 次のような報告、質疑応答・意見があった。
【事務局】 下街道の古井戸の補修が完了した。
【服部委員】 文化財の名称変更の手続はどうするのか。
【事務局】 密蔵院の宝蔵とあわせて名称変更の手続きを行いたい。
【服部委員】 昭和30年代の指定文化財台帳はどうなっているのか。
【事務局】 パソコンで台帳を逐次入力している。
上記のとおり、春日井市文化財保護審議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事要旨を作成し会長が署名及び押印する。
平成19年6月27日
会長 波多野 茂