建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検について
お知らせ
平成30年6月18日午前7時58分に、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1最大震度6弱の地震が発生し、ブロック塀が倒壊する事故が発生しました。当市では、通学路におけるパトロールの実施やブロック塀等撤去の補助制度を創設するなど、安全対策についての周知啓発を行っています。
ブロック塀の安全点検をしましょう
ブロック塀は、プライバシーの確保、防犯及び防火などに役立っていますが、地震による倒壊事例が多いことでも知られています。特に、避難路、通学路及び多くの人が通行する道路に面するブロック塀については、倒壊によって大きな被害が生じる可能性があります。ブロック塀の維持管理は、所有者・管理者の責任であり、被害を未然に防ぐには、事前にブロック塀の構造、耐久性及び転倒防止対策を理解して、点検しておく必要があります。所有者・管理者におかれましては、安全点検の結果、危険性が確認された場合には、付近通行者への注意表示等並びに補修及び撤去等をしてください。
ブロック塀の点検のチェックポイント
民間建築物のブロック塀等の安全点検に係るパトロールについて
当市では、大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊事故を受け、通学路を重点対策区域としたブロック塀等のパトロールを実施しました。点検の結果、建築基準に適合しない項目が確認された場合、又は劣化等がみられた場合は、ブロック塀の維持保全に関する啓発パンフレットのほかに注意喚起の文書を付しています。専門家等による安全確認を実施し、補修や撤去等の対策をお願いします。なお、パトロールで確認したブロック塀等は、通学路のすべてを網羅しているわけではありません。啓発パンフレット等が投かんされていないブロック塀等の所有者・管理者におかれましても、点検を実施し適正な維持管理をお願いします。
実施期間
平成30年7月25日から10月18日まで
点検箇所
通学路に面したブロック塀等 578箇所
点検項目
塀の種類、高さ、厚さ、控え壁の有無、傾斜の有無、ひび割れ・破損の有無、すかしブロックの連続使用の有無
点検方法
建築系技術職員(建築士の資格を有する職員を含む)2名以上の班編成及び民間建築士(愛知建築士会春日井支部)による協力を得て目視及びメジャー等により実施
点検結果
内容 | 箇所数 |
---|---|
点検箇所のうち基準不適合の項目が確認されたブロック塀等 | 291箇所 |
点検箇所のうち劣化等により安全確認及び適正な維持管理を必要とするブロック塀等 (不適合の項目が確認されたブロック塀との重複あり) |
349箇所 |
ブロック塀等撤去の補助制度
公道等に面したブロック塀等の撤去にかかる費用の一部を補助する制度を創設しました。
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