わが家の耐震診断
平成7年の阪神・淡路大震災で亡くなった人の約9割は、建物の倒壊などによる圧死や窒息死でした。特に、昭和56年5月31日以前の旧建築基準で建てられた木造住宅に大きな被害が出ました。そこで一般的な木造住宅の安全性について、おおよその目安がつけられる簡易耐震診断表を作りました。一度、ご自分で診断してみましょう。
また、春日井市では昭和56年5月31日以前の旧建築基準で建てられた木造住宅の 「木造住宅の無料耐震診断」を行っています。
わが家の耐震度を知り、必要な備えをして地震から自分の命、家族の命を守りましょう。
木造住宅の耐震度チェック
この簡易耐震診断表は、在来軸組構法による木造住宅の安全性を調べるためのものです。同じ項目で該当するものが二つ以上ある場合は、点数が低い数値を選びます。それぞれの項目をチェックし、判定表を作成しましょう。ただし、診断結果はあくまで目安です。正確な耐震診断は専門家に依頼してください。
なお、プレハブ・ツーバイフォー構法、鉄骨・鉄筋コンクリート造りなどは対象外です。
A.基礎と地盤
良い・普通 ・・・岩盤、砂れき層、洪積台地か同等以上のもの
やや悪い ・・・埋立地や盛土地で大規模な造成工事(転圧・地盤改良)によるもの
悪い ・・・川・池・沼・水田などの埋立地や丘陵地の盛土地で小規模な造成工事によるもの
B.建物の形
C.壁の配置
D.筋交い(柱と柱の間にある斜めに入った材料)
E.壁の割合
F.老朽度
診断結果の判定
AからFの各点数を掛けた数値が高いほど安全です。
診断結果は次の表で判定してください。
総合評価
- 判定
- アドバイス
1.5以上
- 倒壊しない
- 今後とも維持管理を十分に行いましょう
1.0以上から1.5未満
- 一応倒壊しない
- 専門家による耐震診断を受けましょう
0.7以上から1.0未満
- 倒壊する可能性がある
- 専門家による耐震診断を受けましょう
0.7未満
- 倒壊する可能性が高い
- 専門家による耐震診断を受けて、補強を検討しましょう