令和3年度第1回上下水道事業経営審議会議事録
1 開催日時
令和3年4月19日(月曜日)午後2時00分~午後2時45分
2 開催場所
春日井市役所 12階大会議室
3 出欠席者
出席者
役職 | 所属等 | 氏名 |
---|---|---|
会長 | 中部大学 | 磯部 友彦 |
副会長 | 中京大学 | 齊藤 由里恵 |
委員 | 税理士法人鈴木合同会計事務所 | 鈴木 直樹 |
委員 | 公認会計士 | 香田 浩一 |
委員 | 春日井商工会議所 | 山田 眞平 |
委員 | 春日井婦人会協議会 | 時田 加代子 |
委員 | 株式会社サンデリカ | 山本 安英 |
委員 | 公募委員 | 樋口 祐子 |
委員 | 公募委員 | 河辺 文雄 |
事務局 | 上下水道部 部長 | 水野 真一 |
事務局 | 上下水道経営課 課長 | 後藤 伸一 |
事務局 | 課長補佐 | 荻原 安希代 |
事務局 | 課長補佐 | 笹田 順一郎 |
事務局 | 主査 | 加藤 京子 |
事務局 | 主査 | 木村 弘 |
事務局 | 主任 | 高木 秀彰 |
事務局 | 主任 | 杉原 慧 |
事務局 | 上下水道業務課 課長 | 大沢 昌也 |
事務局 | 下水建設課 課長 | 山田 仁 |
事務局 | 浄化センター 所長 | 橋本 瑞穂 |
欠席者
なし
傍聴者
なし
4 議題
(1)次期下水道整備区域について
(2)その他
5 会議資料
6 議事内容
(1)次期下水道整備区域について
- 磯部会長
- 議題(1)「次期下水道整備区域について」の説明を求める。
- 木村主査
- 資料1に基づき説明
- 香田委員
-
今回、下水道を整備することで赤字が広がるような区域ではないということでよいか。また、整備区域を総合順位5位の大留特定地区2を入れず、4地区とした理由を説明してほしい。
- 加藤主査
- 令和4年度に2段階目の使用料改定を行い、汚水処理原価150円に対して使用料単価150円となるため経費回収率については100パーセントになる見込みである。また、地区ごとの整備に係る費用と、整備により増加が見込まれる使用料収入を比較したところ、全ての受益者が接続した場合、今回選定した地区は黒字となる見込みで、収入のほうが整備費を上回る見込みとなっている。
- 木村主査
- 整備区域を4地区とした理由としては、次期整備区域を決めるにあたり、経営戦略にある汚水幹線としても使用できる高蔵寺処理区と南部処理区をつなぐ接続管が令和19年度に完成予定となっており、(5)効率的・効果的な整備の配点が大きく変わることや、社会情勢の変化を鑑み、上条地区の整備完了から10年程度を目安に比較検討を行った結果、この4地区が一団の区域としてまとまったためである。
- 磯部会長
- 資料公開していくこととなるため、5、6番目の地区の住民への対応が重要であることから、真摯に対応して欲しい。
- 齊藤委員
- 5番目の地区が次に整備されるのではないかという期待も持ちやすくなるため、説明できるようにしておくことが重要である。また、5番目以降は二重投資の必要があるため上位でないということだと思うが、二重投資とならない地区に絞った上で、比較的まとまって整備ができる区域を選定する手法でも良いと感じた。今回の選定結果はまとまった区域となっており、恣意的ではなく、良い結果だと思う。ただし1点、すべての項目が100点のウェイトでいいかは、今回提示した整備区域の次の整備区域を決定するうえで検討し、議論する必要があると思う。なお、(4)単位汚水使用量あたりの整備費とは管渠に関するもの以外に、どういったものが計上されているのか。
- 木村主査
- 川を越える箇所で必要なポンプに関する整備費も計上している。
- 齊藤委員
- 川を越えないところはポンプ整備費用が無いイメージでよいか。
- 木村主査
- 見込みのとおり。
- 河辺委員
- 学校や駅は水洗トイレであると思うが、2頁の資料において、学校や神領駅周辺が次期下水道整備候補区域とされている理由を説明してほしい。また、神領駅周辺はこれから発展していくと思われるため、4地区と神領駅周辺に投資するとまちづくりとして効果的と考える。
- 木村主査
- 神領駅周辺は下水道が未整備であるため、水洗トイレではあるが、合併浄化槽、単独浄化槽もしくは汲み取り式のいずれかで汚水処理している。4地区の整備後、再度比較検討を行い、候補地を決定していきたい。
- 磯部会長
- 2頁の資料において、黄色い地域は全て下水道区域となる計画だが、今回決めるのは一部の地域のため、先の見通しについての対応は今後必要となる。
- 鈴木委員
- まちづくりの観点から、神領駅の南側は発展しているため、優先順位はもう少し上げられないのか。また、高蔵寺浄化センターから南部浄化センターまでの接続管工事を優先し、整備時期をもう少し早くすることはできないのか。
- 木村主査
- 接続管の整備が完成すると、神領駅南側の地区が上位に上がってくることは想定される。経営戦略において接続管は令和5年度から令和19年度にかけて整備を進めていく計画となっており、そのスケジュールに関しては新たな手法等の調査を進めながら早期完成を目指したいが、まずは計画を順調に進めていきたいと考えている。
- 山田委員
- 比較検討項目について、市独自の基準であるとの説明を受けたが、結果として選定した地区は合理的な場所になっているし、説明もしやすいため、特に問題ないと考えている。ただ、16番の北側の工場地帯のところはなぜ区域にいれたのか。工場だから、あるいは角地だからか、意図があれば教えてほしい。
- 木村主査
- 整備予定の黄色の地区の上流部分になり、ここの排水が整備予定地区に流れてしまうため、生活環境改善の観点から勘案して整備区域に入れている。
- 磯部会長
- 住宅地と工場で性質が違うのではないか。また、工場が接続を希望しているかも含めて17番を区域に入れる計画として問題ないのか。
- 木村主査
- 生活環境の改善という観点から、工場と住宅地は分け隔てなく区域に含めている。今回選定した区域において、丁寧な説明を今後行っていきたい。
- 磯部会長
- 次期整備区域の完成年度はいつ頃か。
- 木村主査
- 上条地区の整備が令和8年度に完了するため、令和9年度以降から、10年程度かかる見込みとなっている。
- 磯部会長
- なるべく早く進めてほしいというのが市民の意見と考える。
- 樋口委員
- 令和19年度までにJR中央本線北側の下水道整備と南部浄化センターまでの接続管を並行して整備し、接続管完成後にJR中央本線南側の11番、7番、6番、14番、13番、8番を整備するということか。
- 木村主査
- 今回提示した整備区域の次の整備区域については、社会情勢の変化に合わせて、改めて比較検討項目を基に決定する。
- 時田委員
- 500点満点という目に見える数値は分かりやすいが、令和8年度までに各項目の点数が変わることがあるのではないか。
- 木村主査
- 変わる項目はあるかと思うが、(2)の人口増減率は経営戦略で使用した令和12年度までの人口推計を用いて算出し、比較検討項目としている。また、早期の地元への周知や設計の時期などを考慮して、このタイミングで審議の議題とした。
- 磯部会長
- 15年先を見通した比較検討項目の設定であり、供用開始のときのまちの姿を適切に説明できればよい。その他、特に意見等なければ、次期下水道整備区域について事務局からの提案でよいか。
- 各委員
- 異議なし。
(2)その他
- 後藤課長
- 特になし。
- 磯部会長
- 議題は以上であり、これをもって、審議会を終了する。
上記のとおり令和3年度第1回春日井市上下水道事業経営審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名する。
令和3年5月12日
会長 磯部友彦
副会長 齊藤由里恵
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