令和4年度第2回春日井市上下水道事業経営審議会議事録
1 開催日時
令和4年10月13日(木曜日)午前10時から午前11時45分まで
2 開催場所
春日井市役所南館4階 第3委員会室
3 出欠席者
出席者
役職 | 所属等 | 氏名 |
---|---|---|
会長 | 中部大学 | 磯部 友彦 |
委員 | 安藤宣貴税理士事務所 | 安藤 宣貴 |
委員 | 春日井商工会議所 | 山田 眞平 |
委員 | 春日井市婦人会協議会 | 時田 加代子 |
委員 | 春日井市区長町内会長連合会 | 松本 祐子 |
委員 | 名古屋徳洲会総合病院 | 村松 世規 |
委員 | 公募委員 | 榊原 仁 |
委員 | 公募委員 | 野村 実里 |
事務局 | 上下水道部長 | 水野 真一 |
事務局 | 上下水道経営課 課長 | 後藤 伸一 |
事務局 | 課長補佐 | 荻原 安希代 |
事務局 | 課長補佐 | 笹田 順一郎 |
事務局 | 主査 | 安藤 竜一 |
事務局 | 主査 | 加藤 京子 |
事務局 | 主査 | 木村 弘 |
事務局 | 主任 | 杉原 慧 |
事務局 | 主事 | 中世古 光 |
事務局 | 南部浄化センター 所長 | 伊藤 健悟 |
事務局 | 上下水道業務課 課長 | 大沢 昌也 |
事務局 | 水道工務課 課長 | 倉知 利宜 |
事務局 | 配水管理事務所 所長 | 丹羽 敏治 |
事務局 | 下水建設課 課長補佐 | 加藤 伸明 |
欠席者
役職 | 所属等 | 氏名 |
---|---|---|
副会長 | 中京大学 | 齊藤 由里恵 |
委員 | 公認会計士 | 香田 浩一 |
傍聴者
3名
4 議題
(1)春日井市水道事業経営戦略の中間見直し(中間案)について
(2)春日井市水道事業経営戦略の進捗状況等について
(3)春日井市公共下水道事業経営戦略の進捗状況等について
(4)その他
5 会議資料
- 次第 (PDF 55.2KB)
- 参考資料1 今後のスケジュール (PDF 35.4KB)
- 参考資料2 令和4年度第1回上下水道事業経営審議会での指摘事項及び対応 (PDF 76.9KB)
- 資料1 春日井市水道事業経営戦略中間見直し(中間案) (PDF 4.2MB)
- 資料2 春日井市水道事業経営戦略進捗状況 (PDF 441.4KB)
- 資料3 春日井市公共下水道事業経営戦略進捗状況 (PDF 3.1MB)
6 議事内容
(議事に先立ち副会長が欠席のため、会長のほか、安藤委員が署名することを確認した。)
(1)春日井市水道事業経営戦略の中間見直し(中間案)について
- 磯部会長
-
議題(1)「春日井市水道事業経営戦略の中間見直し(中間案)について」の説明を求める。
- 木村主査
-
資料1に基づき説明
- 安藤委員
- 2ページのこの計画が2017(平成29)年度に終了することからは表現を修正されたい。9ページの注釈は6ページに記載されたい。23ページのCO2の削減などは環境負荷の低減を目的としての後に記載されたい。また、9ページのグラフの注書きにある漏水調査を拡大したことによる減少は減少した分、漏水しており、水道料金を徴収していたということか。
- 木村主査
- 2ページ、6および9ページの注釈、23ページは修正をする。
- 丹羽所長
- 9ページのグラフは有収水量より配水量の下がり幅が大きいことが有収率の上昇を示している。また、漏水調査の拡大は、費用対効果等踏まえ、調査量を検討していく。なお、漏水調査は水道メーターより手前の市が管理している水道管で行っており、水道料金に影響を与えていないが、水道料金徴収に関係する漏水を発見した場合は使用者に連絡している。
- 安藤主査
- 有収水量は新型コロナウイルスの関係で令和2年度に少し増えており、令和元年度と令和3年度を比較すると、令和3年度は配水量の下がり幅に対し、有収水量の下がり幅が少ない。
- 安藤委員
- グラフを見た限りでは、漏水調査は費用対効果があるのではないのか。
- 丹羽所長
- 配水量が下がった主な要因は使用量の減少である。
- 安藤委員
-
配水量の減少は注書きの漏水調査を拡大したことによる減少以外の要因が含まれているということか。
- 丹羽所長
- 見込みのとおり。
- 磯部会長
- 9ページの注書きは表現を再検討されたい。
- 榊原委員
- 全体的に注書きが本来の理由ではないように見受けられるので、分かりやすく修正・加筆されたい。25、28ページのグラフは計画期間を越えているため、理由を説明してほしい。
- 安藤主査
- 注書きは全体的に見直しを行い、修正をする。
- 荻原補佐
- 経営戦略策定のガイドラインによると30年から50年の投資計画を立てる必要があるため、28ページのグラフは30年間の投資計画を記載している。
- 榊原委員
- 25ページのグラフと短期間に工事が集中しないようの関連性および29ページのグラフの注書きのリニア中央新幹線の工事に伴う増加を分かりやすくされたい。また、用語の注釈を最後にまとめてはどうか。
- 磯部会長
- 用語の注釈はパブリックコメントの前後問わず、事務局で検討されたい。
- 安藤委員
- 施設と管路の投資の見通しとして見やすくするため、(3)と(4)は入れ替えた方が良い。
- 磯部会長
- 今回の審議を踏まえ、事務局で修正後、会長が内容を確認する。その後、パブリックコメントを行ってよいか。
- 各委員
- 異議なし。
(2)春日井市水道事業経営戦略の進捗状況等について
- 磯部会長
- 議題(2)「春日井市水道事業経営戦略の進捗状況等について」の説明を求める。
- 安藤主査
- 資料2に基づき説明
- 安藤委員
- 1、7ページの遊休土地の売却検討の進捗状況はどうか。
- 木村主査
- 令和3年度に土地価格確認のため、鑑定評価を行った。今年度はホームページに公開し、土地利用に関する意見募集を行う予定である。
- 安藤委員
- 土地利用は水道事業以外が行うのか。
- 木村主査
- 市長部局、民間企業いずれも可能である。
- 安藤委員
- 賃料は徴収するのか。
- 木村主査
- 条例等に基づき、徴収する。
- 磯部会長
- 進捗報告を行うこと。続いて、本日欠席の香田委員から事前に頂いている意見を読み上げる。目標値を経過含めて見直しをしている点は前向きな取り組みで適切なPDCAを意識されていると感じる。一見すると、給水人口、有収水量は減少見直しだが、収益は横ばい見通しであるのは、料金改定か繰入金が入るように見えるので関係性が理解できなかったので説明を求む。
- 安藤主査
- リニア中央新幹線工事において大量に水道水を使う予定があることと、基本料金に関係する世帯数が増加傾向のためであり、水道料金は基本料金と使用量に対する従量料金の合計である。
- 磯部会長
- リニア中央新幹線工事の詳細について説明を求む。
- 木村主査
- 発進場所に縦穴を掘り、掘削機で横孔を掘り進めていく泥水圧のシールド工法による工事を行うと聞いている。また工法上、1時間に約100立方メートルの水が必要と聞いており、工事が何年間か続くため、その分の収益を見込んでいる。
- 磯部会長
- 収益が増えるのはあくまで工事期間のみか。
- 木村主査
- 見込みのとおり。
- 榊原委員
- 1、7ページの遊休土地について、建屋の資産は除却をしているのか。
- 安藤主査
- 除却している。
- 榊原委員
- 車両基地になる西尾工区においては、工事完了後に水道水の使用はないか。
- 木村主査
- 計画はまだ聞いていない。
- 村松委員
- 水道事業において電気料金の高騰の影響はあるのか。
- 丹羽所長
- 昨年度の予想を上回る電気料金を支払っており、影響は大きい。対策として、高圧施設は長期契約を行うことでコスト削減を図っている。
- 磯部会長
- 低コストで安定した電力確保に努めること。
(3)春日井市公共下水道事業経営戦略の進捗状況等について
- 磯部会長
- 議題(3)「春日井市公共下水道事業経営戦略の進捗状況等について」の説明を求める。
- 加藤主査
- 資料3に基づき説明
- 磯部会長
- 本日欠席の香田委員から事前に頂いている意見を読み上げる。基準外繰入金目標は来年度ゼロになる理解だが、資本的収支部分は残るので、税金投入がゼロになったとミスリードする可能性あるので、補足されたい。定性的目標で広報イベントアクセス数や、広報数などを入れるケースもあるので、今後はそういった目標も広報推進するなら入れてもよいのではないか。難しいとは思うが、水洗化率向上に寄与しているという説明ができると、意味付けもできてよい。
- 加藤主査
- 9ページの基準外繰入金に補足する。なお、資本的収支に係る基準外繰入金は計画期間中にゼロになる見込みであり、今後の進捗管理で報告する。広報に関する指標は令和6年度に経営戦略の見直しを行う予定のため、その際に検討する。
- 榊原委員
- キャッシュ・フローとして現金はどれくらい残るのか。資料10ページの職員給与費のその他の9万9千円の内訳は何か。委託費に非正規雇用者の賃金も含まれているのか。
- 加藤主査
- 公共下水道事業においては、現金収入は全て企業債の償還等に充てており、内部留保資金はゼロである。職員給与費のその他は経営審議会委員の報酬である。市の非正規雇用者の給料は職員給与費に含まれている。
- 榊原委員
- 委託を受注した事業者が派遣する職員数について、適正に積算しているのか。
- 加藤主査
- 例として、浄化センターの維持運転業務委託の場合、3年に1度の入札により最も安価な業者と契約している。
- 伊藤所長
- 浄化センターの維持運転業務委託は、派遣ではなく、業務内容を記載した仕様書で発注している。積算は業務内容を吟味し、要領書に基づき行っている。そのため人数ではなく、業務内容が適正に行われているかを確認している。
(4) その他
- 丹羽所長
- 今年度8月から9月にかけて、町屋水源の一部の井戸水に有機フッ素化合物が含まれていることを確認した。そのため、井戸水を使用した水道水の水質検査を実施し、厚生労働省が定める水道水の暫定目標値未満であり、安全であることを確認した。この件は当市のホームページにも掲載し、10月1日の中日新聞においても報道されている。この件を踏まえ、今後も水源及び水道水を適切に監視するととともに、来年度の水質検査計画も見直しを行う。
- 山田委員
- パブリックコメントはどのような形で行うのか。市民に分かりやすい内容でないと意見が出ないのではないか。また、パブリックコメントで出た意見を最終案の提示前に確認することは可能か。
- 木村主査
- パブリックコメントは中間見直し(中間案)を市役所および各ふれあいセンター等の出張所に設置する。また、ホームページでも確認できるようにする。周知方法は広報やホームページで対応する予定である。最終案の提示前にパブリックコメントで出た意見の提示は検討する。
- 山田委員
- 市民に分かりやすく提示するため、中間見直し(中間案)の概要版を作ってはどうか。
- 木村主査
- 概要版の作成については検討する。
- 時田委員
- 用語は最後にまとめて書かれていると分かりやすい。
- 磯部会長
-
事務局で適切に対応されたい。
議題は以上であり、これをもって、審議会を終了する。
上記のとおり令和4年度第2回春日井市上下水道事業経営審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び安藤委員が署名する。
令和4年11月24日
会長 磯部友彦
委員 安藤宣貴
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