令和7年度第3回春日井市上下水道事業経営審議会議事録

ページID 1038488 更新日 令和7年12月25日

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1 開催日時

令和7年11月25日(火曜日) 午前10時00分から午前11時20分まで

2 開催場所

春日井市役所6階 研修室

3 出席者

出席者

役職 所属等 氏名
会長 中部大学 磯部 友彦
委員 名古屋工業大学 尾花 まき子
委員 安藤宣貴税理士事務所 安藤 宣貴
委員 春日井商工会議所 鈴木 夕雪
委員 春日井市婦人会協議会 時田   加代子
委員 春日井市区長町内会長連合会 安達 明範
委員 公募委員 櫻井 千明
委員 公募委員 貞方 智子
事務局 部長 水野   真一
事務局 課長 後藤 伸一
事務局 課長補佐 笹田 順一郎
事務局 課長補佐 春日井 秀和
事務局 主査 安藤 竜一
事務局 技師 建部 拓広
事務局 主事 米山 歩美
事務局 課長 荻原 安希代
事務局 課長 多和田 良造
事務局 所長 伊藤 健悟

 

4 欠席者

欠席者

役職 所属等 氏名
副会長 中京大学

齊藤 由里恵

委員 公認会計士 香田 浩一
委員 名古屋徳洲会総合病院 秋田 徹

 

 

5 傍聴者

傍聴者

0名

6 会議資料

7 議事内容

(1)第2次春日井市水道事業経営戦略(中間案)について

安藤主査

説明

安藤委員
計画として成り立たない箇所、計画を作成する中で苦しいと感じた箇所はあるか。
春日井補佐
物価上昇率を1%と見込んで作成したため、今後急激に物価が上昇すると5年を待たずして改定することになる可能性がある。
また、少量使用者の方が非常に多く、少量使用者の方に低廉に供給をすると多量使用者の方に大きく負担がかかることを踏まえ、定額改定とした。その中で、小量使用者の方には引き続き配慮し、急に全ての料金区分を廃止するのではなく、逓増制は維持しつつ、逓増度の一番高い部分と一番低い部分の価格の差の割合を下げる形で対応することや、当期純利益について、今回水道料金算定要領通りの計算をしているが、収益のうち過去に補助金、他の人が負担して整備した配水管等を減価償却して収益化するという、現金収入がない収益の長期前受金戻入や資産維持費によって、利益が大幅に上がっているように見えてしまう部分があり、市民の方にはなかなか理解いただけないかなと感じている。
安藤委員
説明は苦しいけど将来的には大丈夫だということか。
春日井補佐
経営戦略には、投資・財源試算を10年間ピックアップしているが、30年間を推測して、水道料金で回収できなかった部分については企業債を借りる等の計画をしているため、予想以上の物価上昇等の大きな変動がなければ、安定した経営が続けられる見込みである。
安藤委員
料金改定が成り立てば、33ページにある安全、強靭、持続の3本柱の絵は成り立つということで良いか。
春日井補佐
お見込みのとおりである。
安藤委員
住んでいる人にとって水道はライフラインであり、値上げは最終ラインだと思うが、一般会計からの補助金等はどうなのか、春日井市として横断的に話し合う会議などはあるのか。
後藤課長

水道料金で経営をしていくことを大前提としているため、基本的には一般会計には頼らない経営を考えている。

安藤委員
受益者負担が一番良い状態だが、人口減少等により将来的にはなかなか難しい状況であると思う。春日井市はまだ先だと思うが、水道料金だけでは、経営が立ち行かなくなることも考えに入れておくべきである。 
鈴木委員
7ページにある組織の表について、部長が頭で職員の人数があるが、なぜ市長、副市長の氏名が入っていないのか。 
また、老朽管更新について、今後の人口の動向等を見ながら投資を抑えて工事をしていく計画はあるのか。
水野部長
組織図に市長、副市長が入っていないことについては、水道事業として給与が発生していないためである。
笹田補佐
管のダウンサイジングに関しては、将来を見越して管を細くすると、現在が配水できなくなるため、現状、できる限りダウンサイジングを行っている。
水野部長
今取り替えると新しい管は100年持つと言われているため、将来的には管が太すぎるということが出てくるかもしないが、最大限見越せる中でダウンサイジングを行っている。
時田委員
管が100年持つというのは信用していいものなのか。
笹田補佐
国が示している設定例や、水道協会から出されているもので、実際に100年の実績がある訳ではないが、持つとメーカーも示している。
時田委員
PFOSについて以前新聞に掲載されていたが、それは管から出てくる水道水がそうなのか。
また、春日井市はどうなのか。
伊藤所長
管を通って出てくる水道水にPFASが含まれている。春日井市が使用している水道の水源のうち県水が8割で、残りは井戸の水を使用している。井戸の一部からPFOS/PFOAという物質が検出されており、今は暫定目標値として水道水において超えないように努める段階である。しかし、令和8年4月からは基準化され、PFOS/PFOAを合計して50 ng/Lを水道水で超えた時点で、水道水を止め原因を取り除かないといけない段階に入ってくる。今桃山配水場から配っている水道水は、PFOS/PFOAを含んだ水源井戸由来の浄水が県水と混ざるため薄くなる。11月に測定した結果は、すべて5 ng/L未満である。
春日井市の方針は、災害時でも井戸の水を使用することや県水を購入する経費の面を考え健康被害がないよう監視をし続け、できるだけ井戸の水を使用していきたいと考えている。
時田委員
春日井市内で井戸を使用しているのか。
伊藤所長
春日井市内で12本の井戸を水道で使用している。
尾花委員
31ページに組織の見通しについて、専門が機械・電気や化学の20代の方が少し抜け落ちており、全体的に少しずつ少なくなっているというのは、公募をかけたが応募がなかったのか、もしくは脱落したのかどちらなのか。
また、最近埼玉県の下水道の事故が起きたように老朽化等で、国が上下水道管に注目を集めている中で、上下水道の老朽化のリスク算定をしたと思うが、春日井市で臨時予算等の何か配分はあるのか。
水野部長
職員について、人事課では募集をかけているものの、応募が少なく入っても辞めてしまうケースもあり、春日井市としても非常に厳しい状況になっている。
笹田補佐
国の臨時の補助金に関しては、八潮市の事故が起きてから下水道では緊急点検等で補助金が出ており、水道では厚労省から国交省に組織が変わった段階で少し補助金の見直しがあった。
最近CIP管が破裂し、水道水が吹く映像が出てから、10年以内にCIP管を更新し、計画を作りなさいと通知が来ている。それについての補助金は、まだ何も通知されていない。
安藤委員
下水の補助金が出るようになったということで、春日井市としてどういうように検査をしているか、していこうとしているか、進捗はどうなっているか、これに対するお金がどうなっているのか。
磯部会長
通常通り行っている点検に上乗せし行うことがあるのか。
後藤課長
国は下水道管で直径が2mを超えるものについては緊急点検を行いなさいということで国庫補助金を出している。春日井市の汚水管については、1.65mが最大であるため、国が示している2mを超える管はないが、雨水管については、対象となるものがあり、緊急点検を行ったが、問題なかった。
多和田課長
水道管については、国から緊急輸送道路等にある管路については、点検結果を報告しなさいと通達が来ており、実際に報告している。管路の埋設されているところを巡視して特段道路の陥没や水漏れがないかを確認し、加えて仕切弁等の日常から管路を維持管理するための場所については、ふたを開け水漏れ等がないか確認をしている。また、国から国道、県道、市道のそれぞれの管理者に対し、5年に1回すべての管路を点検した結果を報告することが示されている。ただ、そこに対して補助金という声はなく、我々の業務として維持管理を行うよう通達が出ている。
磯部会長
緊急輸送というのは災害時でも、道路が通れるように道路の下の管が悪くなり道路自体を悪くしてしまわないよう、下に入っている管を健全である必要があるという総合的な発想でやっているということである。
水道事業は大事なインフラなので、水源確保や管の安全性を維持し供給し続けなければいけない。水質については技術の集積だということ、それには費用がかかるため、できるだけ利用者が負担していくということを計画として作成してるということだと思う。
安藤委員
遊休地の今の進捗。今後の予定について。
笹田補佐
遊休地については11ページに利益の確保として記載してあり、ホームページ等で活用希望者等を募集している。現時点で一箇所声がかかっており来年度売却予定で進めている。

(2)その他

後藤課長

事務局からは、特になし。
磯部会長
議題は以上であり、これをもって審議会を終了する。

上記のとおり令和7年度第3回春日井市上下水道事業経営審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び尾花委員が署名する。

令和7年12月23日
会 長  磯部 友彦
委 員  尾花 まき子
 

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上下水道部 上下水道経営課

電話:0568-85-6407
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