平成27年度第1回春日井市いじめ・不登校対策協議会議事要旨

ページID 1007850 更新日 平成29年12月27日

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1 開催日時

平成27年6月16日(火曜日)    午後3時から午後4時15分

2 開催場所

教育委員会室

3 参加者

委員

武藤久枝

小原正彦

吉村和人

渡辺千秋

水戸勤

西智恵子

後藤昌美

西尾孝治

澤田孝子

森下広司

今飯田寛

辻本祐子

教育長

木股哲夫

事務局

勝伸博

坂田安男

4 議題

  1. 平成26年度いじめ・不登校対策協議会事業報告
  2. 平成27年度いじめ・不登校対策協議会事業計画

5 会議資料

6 議事内容

(1)平成26年度いじめ・不登校対策協議会事業報告

事務局事業報告

(2)平成27年度いじめ・不登校対策協議会事業計画

事務局事業計画説明

(3)いじめ・不登校についての状況報告及び意見交換

・適応指導教室(あすなろ教室)の目的は、不登校の児童生徒が本来の学校に学校復帰することを目指して取り組んでいる。対象は春日井市内の小中学生とその保護者である。指導体制は専任指導員4名、カウンセラー1名である。活動内容は午前9時から午後3時まで日課が組まれている。マイプランタイムやふれあいタイムを設定している。火・木曜日にはホールで運動もしている。6月現在は、11人が在籍している。
・家庭教育コーディネーターの仕事は、各小中学校を訪問して、校長、教頭から話を聞いてアドバイスし、相談機関を紹介している。登校を渋っている児童のためにホームフレンドを派遣して、一緒に登校し、遊び相手や話し相手となっている。また、子育てネットワーカーによる子育ての悩みに関する研修会についてコーディネートしている。
・春日井市いじめ・不登校相談室は毎週月曜日から金曜日の午前9時から正午、午後1時から午後4時まで電話や面談で相談を受けている。相談は保護者からの電話相談が多く、子どもの対人関係からの問題解決の相談が多くある。また、中学3年生の進学相談も多くある。相談の電話番号が見つけられないため、啓発を考えなければならない。
・いじめ・不登校対策委員会として、今後、事例研究会、教育講演会、カウンセリング技術研修会を行っていきたい。それぞれの会を若い先生を中心におこなっていきたい。中学校としていじめのアンケートを誰でも記入しやすいように、無記名のアンケートが増えてきている。不登校が増えるのは中学校1年の夏休み以降であり、夏休みも家庭と連絡を取りながら取り組んでいきたい。
・小学生の不登校で母子関係、家庭関係は突き詰めることは難しい。中学校に入っての不登校は長期化してしまうので小学校でもしっかり対応していく。小学生でのいじめについては変なあだ名で呼ぶことから始まり、仲間はずれなどのいじめに発展していくことが多い。また5,6年でスマホによる仲間はずれもおこるため、買い与えるときにしっかりとした約束が必要である。また、学校ではサイバー対策として、5,6年を対象に携帯電話会社や警察などから講演をしていただいている。今年度も学校いじめ防止基本方針をPTAの方々の意見や要望を取り入れながら策定をしている。今年度は道徳教育の充実を盛り込み改善をした。
・保健室には毎日多くの児童・生徒が来室する。ほとんどが体調不良で来室するが、来室記録に困っていること、心配に思っていることなど項目を設けることで、いじめや不登校のきっかけをつかむことができる。また健康観察をしっかりおこない子どもたち一人一人の状況をしっかり把握している。予防教育として春日井市の養護教諭会は義務教育9年間のいのちの学習を行っている。その中で他者を大切にすることを伝えている。
・先生方の紹介や保護者から直接の申し込みでカウンセリングを行っている。小学校では発達障がいの対応の仕方で困っている保護者の相談が多くある。また、場合によっては相談室ひまわりを紹介したり、コミュニケーションのトレーニングをしたりしている。中学校では、軽い発達障がいから人間関係がうまくいかないことが原因で不登校になることがある。小学校の早い段階から親教育が必要である。また、スマートフォンやケータイ、ラインのいじめもあるので、学校と相談しながら対応していきたい。
・いろんな方がいろんな役割の中でお助けいただいている。親父の会や母親も含めて、親がどう関わっていけるかと言う視点で見てしまう。グラフの中で経済との関係を知りたい。
・ものが豊になると一人で過ごす時間が増えて、友達と関わる時間が減るのではないか。
・経済状況によっては、習い事などにいけず、そこでいじめにつながることもあるのではないか。
・家族構成が小さくなり人間関係を勉強する場が少なくなってきている。
・多くの方がいじめ・不登校に関わっていることを知ることができてよかった。市P連でもサイバー対策の研修会を4回開催し、保護者もSNSに対して知ることが大切である。市でもサイバー対策をしてほしい。
・春日井警察署管内の最近の傾向としては、年末から落ち着いてきていたが、4月になり荒れてきている。子どもたちはラインでつながっている。いじめに対しては、暴行、障がいに対しては事件にしていくが、そこまではなかなかない。
・全国的に展開している子どもの人権SOSレターは各小中学校に11月頃配付し、先生や親に相談できないことを人権擁護委員が返事を書いている。春日井、小牧、瀬戸、尾張旭で136通のレターをもらっている。いじめに関する案件は約20%であった。
・相談室ひまわりでは、学校からの紹介で発達障がいの疑いがある子どもの相談を受け、支援をすすめたり、保護者へ障がいに対する理解を深めてもらったりしている。最近は発達障がいの相談が少なくなってきていて、別の意味での支援が必要な子どもが増えてきている。家庭的に余裕がなく相談に行き時間がない保護者も増えてきている。幼児期から小学校では障がいのわかりにくい時期なので、幼児期から小学校の引き継ぎをしっかりおこない、研修をしっかりおこない、予防教育に努めなければならない。

 上記の通り、平成27年度第1回春日井市いじめ・不登校対策協議会議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、委員長が署名及び押印する。

平成27年6月18日

春日井市いじめ・不登校対策協議会
委員長 武藤久枝
委員 小原正彦

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