平成30年度第2回春日井市いじめ・不登校対策協議会議事要旨
1 開催日時
平成31年2月22日(金曜日) 午後3時から午後4時
2 開催場所
教育委員会室
3 参加者
- 委員
-
小原正彦
願興寺礼子
奥村直之
宮部真澄
山口 力
杉原里子
秋田真一
土井一信
森田のり子
天野美穂
久野布味代
- 教育長
- 水田博和
- 事務局
-
田中芳樹
冨澤達成
佐藤幸子
篠原秀麿
- 欠席者
-
中村健二
平林久典
4 議題
- 平成30年度いじめ・不登校対策協議会事業報告
- いじめ・不登校に関する意見交換
5 議事内容及び決定事項
(1)平成30年度いじめ・不登校対策協議会事業報告
- 事務局
- 平成30年度いじめ・不登校対策協議会事業報告
- 委員
- 市のスクールカウンセラー研修会について、第2回相談担当者研修会においては一部の県スクールカウンセラーが参加しているようだが、その他の研修会には参加依頼はしているのか。
- 事務局
- 市のスクールカウンセラー研修会は、県のスクールカウンセラーを呼ぶためには、報償費を支払う必要がある。また、県のスクールカウンセラーは他の仕事をしている方が多いため、毎回の研修会に都合をつけていただくことが難しい。この2点から、市のスクールカウンセラー研修会では、県のスクールカウンセラーを1回のみお願いしている状況である。
(2)いじめ・不登校に関する意見交換
- 1.
- 養護教諭としての取組について
- 委員長
- 学校において養護教諭の立場から、いじめ・不登校に対してどのように対応しているか。
- 委員
- 本校に関わるいじめ事案としては、卒業生がインターネット上に「ランキング」という形で実名に近い形で掲載されていたということが分かった。こちらは進学先の学校にて対応してもらったが、インターネットサイトに関しては、簡単に消したり直したりするのが難しいということだった。また、SNSでのトラブルも多くあると聞いている。また、不登校事案は、ゲーム依存の問題が多くある。夜中までゲームをすることで、授業中に寝てしまったりイライラして他の児童に暴力を振るったりすることがある。
養護教諭会としては、人間関係づくりのための構成的エンカウンターやソーシャルスキルトレーニングなどを取り入れるようにしている。 - 2.
- スクールカウンセラーとしての取組について
- 委員長
- スクールカウンセラーとして、いじめ・不登校に対する対応はどのようになっているか。
- 委員
- 最近感じることとしては、不登校やいじめの背景に虐待が隠れているケースが多くなっているのではないか。他市での事例だと、いじめのアンケートに書かれていたのに、聞き取りをしなかったケースがあった。担任に話を聞くと問題無いと判断していた。小さなケースでもしっかり話を聞いて、真摯に取り組む必要がある。
また、事務局の説明で自己有用感の向上のため、自分には良いところがあるかと聞いているが、良いところがあると考えている子どもも悪いところを意識してしまうと自分は駄目なんだと感じてしまう。自分のできていないところ、悪いところを認めるような働きかけをしていく必要がある。自信がある子どもはいじめをしないと思う。また、人間は初めに悪いところを見てしまう。 - 委員長
- いろいろな立場からの意見を参考にし、今後もいじめ・不登校問題の解消に向けた取組を進めていく。
上記のとおり、平成30年度第2回春日井市いじめ・不登校対策協議会議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、委員長が署名及び押印する。
平成31年3月26日
春日井市いじめ・不登校対策協議会
委員長 小原 正彦
委員 願興寺 礼子