平成24年度第1回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録

ページID 1007698 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成24年7月26日(木曜日)午後2時~3時

2 開催場所

議会棟4階 第3委員会室

3 出席者

【会 長】

市民団体   仲小路 浩(かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議)

【副会長】

学識経験者 岡本 秀昭(名古屋経済大学経営学部教授)

【委 員】

市民団体   伊藤 幸子(なずなの会) 

         村瀬 よしゑ(春日井市婦人会協議会)

市   民   秋山 普史

事 業 者  安達 昭夫(春日井商工会議所理事・事務局長)

         櫻井 常雄(ユニー株式会社)

学識経験者 広川 雄三(3R推進マイスター)

         行本 正雄(中部大学工学部教授)

【事務局】 

環境部長         鬼頭 隆

ごみ減量推進課長   岩瀬 敏記

清掃事業所長      梶田 岳宏

クリーンセンター

         所長   鵜飼 徳康

ごみ減量推進課

      課長補佐   長江 明人

ごみ減量担当主査   坂本 義道

         主任   仙田 卓也

4 議 題

(1)資源用指定袋の導入について

(2)ごみ処理基本計画について(報告)

(3)手数料改定後の状況について

(4)その他

5 傍聴者

4名

6 会議資料

7 議事内容

鬼頭部長

開会あいさつ

事務局

春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第1項の規定により、以降の議事進行は仲小路会長にお願いする。

仲小路会長

まず初めに、事務局から今年度の審議会運営についてと、本日の資料確認をお願いする。

事務局

審議会運営については公開とし、議事録は要点筆記で作成したものを会長と副会長が確認する。

(資料確認)

仲小路会長

では次第に従って議事を進める。

なお、本日の会議は、過半数の委員が出席しており、春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第2項の規定により、本会議は有効であることを報告する。

では次第に従って議事を進める。議題(1)資源用指定袋の導入について、事務局から説明をお願いする。

事務局

資料「資源用指定袋の導入について」、資料1から5に基づき説明。

仲小路会長

今の説明について、ご質問があればお願いする。

広川委員

説明会の希望件数が153件とあるが、希望しない町内会についても再度連絡をしてもらいたい。また、平成25年4月以降も説明会を実施してもらいたい。

仲小路会長

件数は合計が合わない点があるが。

事務局

説明会を希望、かつ、チラシも希望する町内会があるため、件数は重複している。

区、町内会、自治会の事情で希望していないところもあるが、他市の事例からすると、後になるほど予定が入ってくる。

説明会の実施については、広川委員が言うとおり、分別収集開始後も区、町内会等の要望に応じて説明会を実施していく。

伊藤委員

区長や町内会長だけでなく、組長などに説明をしてもらえると、各家庭に情報が届くのではないか。

仲小路会長

7月の説明会開催状況はどうか。

事務局

平成25年4月までにはかなり日数があるため、今のところ7月は10件、8月も4件と少ないが、9月以降は予定がつまっている。

説明会においては、多くの方に理解してもらうため、「何度でも説明します、分別収集が始まってからでも説明します。」と伝えている。

仲小路会長

広報7月15日号にも掲載されたので、これからも予定が入ってくると思われる。

岡本副会長

指定袋のデザインをもう一度見せてもらいたい。

導入の必要性について、もう少し補足してもらいたい。

1(2)燃やせないごみの収集回数を週1回から月2回に減らすことが、どうして指定袋の必要性につながるのか。

また、個人的な意見だが、4 指定袋導入後の市民負担について、「総排出量には変わりがなければ」とあるが、「総排出量には変わりがないので」とした方が良いのでは。

事務局

1(2)は、燃やせないごみの収集回数が減ると、燃やせないごみとプラスチック製容器包装(以下「プラ容器」という。)を同じ日に収集し、かつ、燃やせないごみが指定袋、プラ容器が透明・半透明の袋とした場合、不適物が混入する割合がさらに多くなる恐れがあるためである。

4 は、ご指摘のとおり。

広川委員

拠出金について、各委員に伝わるようにもう一度説明をお願いする。収入金額の想定はどれくらいか。

事務局

拠出金について詳しく説明する。プラ容器の再資源化については、日本容器包装リサイクル協会がプラ容器の再資源化に要する経費を想定し、プラ容器を製造、利用する事業者から集めている。その後、実際にかかった経費を引いて余った額の2分の1を自治体の収集、選別、梱包に係る経費を削減し、再資源化を促進するため、事業者から自治体へ拠出するという仕組みである。

平成20、21年度の状況では、トン当たり18,000円だが、今後の想定額の見直しを考慮してトン当たり9,000円、収集量を3,000トンとした場合、2,700万円の収入が見込まれる。

広川委員

拠出金は、プラ容器分別収集に係る経費をどの程度補填できると考えているか。

事務局

収集が約8,000万円、中間処理に約1億2,000万円かかる想定のため、拠出金で1割強は戻ってくると思われる。

秋山委員

資料1で、異物の個々のデータは取っているか。

特に多いものは、注意喚起ができると考えるが。

事務局

期間によって割合は上下するが、一番多いのはその他で4%、次はプラスチック製品そのもので3%、以下ペットボトル1.5%、缶やびん1%弱、金属や禁忌品が少量となっている。

秋山委員

個人の意識の問題もあるだろう。

広川委員

市民意識が高まっていないといけない。近所には、ごみの日なら何でも出している人もいる。

事務局

モデル地区における試行で、一部の地域のみに分別をお願いする場合と比べ、市内全域で分別が決まり、プラ容器を収集する場合では分別の意識はより高まると期待している。

仲小路会長

たしかに、ごみの混入は十分考えられるので、十分な周知、啓発を望む。

では次に、指定袋の規格について、意見・質問は。

櫻井委員

袋の見本は、少し大きすぎではないか。

仲小路会長

袋の大きさは、45リットル、30リットル、10リットルとあるので選択できる。

広川委員

想定していなかった大きなものが出るかもしれない。例えば、りんごの入っている発泡スチロール等はかなり大きい。

プラ容器を除くと、我が家では2週間に1回10リットルの袋を出すだけになるだろうと考えている。

仲小路会長

実際に分けてみると、プラ容器は非常にかさばることがわかる。

収集日数について意見・質問は。

伊藤委員

モデル地区において、意見はなかったか。

事務局

試行期間終了時に、住民から「せっかく分別が根付いたから、継続してほしい。」との意見が多くあり、現在も収集している。

指定袋になることも異論は出なかった。

また、ペットボトルを間違えてプラ容器にとして出してしまうことが多かった。たしかにポリエチレンテレフタレート製の容器であるが、元々の分別にあるため、対象外となる。

仲小路会長

他には。

事務局

補足だが、昨年度はごみ処理基本計画を改定する中で指定袋についても審議してきた。今回をもって、導入についての方向性は決まったとして進めていきたい。

仲小路会長

よろしくお願いする。

では次に議題(2)ごみ処理基本計画について(報告)事務局から説明をお願いする。

事務局

資料「ごみ処理基本計画について(報告)」に基づいて説明。

 

計画の内容は、各公共施設、ホームページでも見れるようにする。

仲小路会長

答申後、改定となったことの報告なので、これ以上変えることはないが、何か意見は。

無いようなので、次に議題(3)手数料改定後の状況について(報告)事務局から説明をお願いする。

事務局

資料「一般廃棄物手数料改定ごの状況について」に基づいて説明。

仲小路会長

平成22年度の答申において、改定を円滑に実施するため、情報提供や処理コストについて示していくとした。現状ではどうか。

事務局

情報提供については、例えばシュレッダー古紙はリサイクルに回すことで、低額で処理できること、剪定枝は現行の処理手数料(トン当たり17,000円)より安い価格でリサイクルができる事業者の紹介を、商工会議所の会報等で掲載した。

一方で食品リサイクルは技術的な問題やコストがかかることもあるが、年々リサイクル量は増加傾向にある。

仲小路会長

(安達委員に)商工会議所の会員等から特に意見や要望は出なかったか。

安達委員

今のところ無い。当時は景気の悪化を受けて意見として出したが、懸念していたことにはならなかった。

仲小路会長

他には。

事務局

当市の改定を受けて、表4の※印のところは、平成24年4月から手数料をトン当たり20,000円にしている。

このように、単に処理量と手数料の関係だけではなく、周辺とのバランスを考慮して決めていることが多い。

仲小路会長

では議題(4)その他について事務局からお願いする。

事務局

金属類の分別収集について資料4-2に基づいて説明。

仲小路会長

現在は燃やせないごみで出している金属類が、危険ごみの曜日に透明・半透明の袋で出せるようになる。意見があればお願いする。

伊藤委員

危険ごみの日は無くなるのか。

事務局

現在の危険ごみは、石油ストーブ、スプレー缶、ライターといった金属類が大半を占めているため、燃やせないごみの中にある小型家電を含めた金属類も一緒に分別し、危険ごみの日に収集する。これにより危険ごみの分別区分はなくなる。ただし、ポリタンクだけは中身を洗って燃やせないごみに出してもらう。

また、環境省は、平成25年4月から96品目の小型家電を資源化するよう進めているが、当市では、金属資源として従来のベースメタルや貴金属のリサイクルにレアメタルを加える。

一つ気になるのが、現在、燃やせないごみの中から金属を持ち去る行為が発生しているため、防止策を講じる必要がある。

仲小路会長

金属が含まれているものは資源となる。

プラ容器の資源化、燃やせないごみの一部を燃やせるごみ、といった変更点も合わせて考えると、市民に浸透するのは長い時間がかかるかもしれない。

安達委員

プラ容器や金属類は、なかなかすぐには理解ができない。

実際にごみを出すのは女性が多いため、町内会だけでなく、PTA等にも説明をしていってはどうか。

仲小路会長

一度検討をお願いする。

本日の議題は全て終了したので、これで閉会とする。

 上記のとおり平成24年度第1回廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明らかにするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名及び押印する。

  平成24年8月24日

  会長    仲小路 浩   印

  副会長   岡本 秀昭   印 

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環境部 ごみ減量推進課

電話:0568-85-6223
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