平成14年度第3回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録

ページID 1007731 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

平成15年3月4日(火曜日)午後1時30分から午後3時30分

2 開催場所

春日井市役所3階 304・305会議室

3 出席者

【会長】

市民 吉田 光雄

【副会長】

事業者 青嶋  清

【委員】

市民 青山 博徳
同 木野瀬 敏子
同 戸田 幸子
同 石原 美恵子
同 田村 美恵子
同 東 文雄
事業者 丹羽 伸一
同 小野 豊
同 次良丸 誠
同 川久保 清
学識経験者 水谷 允一

【事務局】

環境部長 高柳 正彦
ごみ減量推進課長 森川 利博
清掃事業所長 臼田 孝治
クリーンセンター所長 森下 正
クリーンセンター主幹 高井 潔
ごみ減量推進課課長補佐 梶田 博
ごみ減量推進課副主幹 富田 泰範
ごみ減量推進課ごみ減量担当主査 佐藤 親康

4 議題

  1. 事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果について
  2. 事業系一般廃棄物の組成調査結果について
  3. その他

5 会議資料

  1. 事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果について
      ア 事業系一般廃棄物の減量対策について調べ(市)
      イ 事業系一般廃棄物の収集状況について調べ(許可業者)
      ウ 事業系一般廃棄物の排出状況について調べ(事業所)
      エ 事業系一般廃棄物の排出状況について調べ(医療機関)
  2. 事業系一般廃棄物の組成調査結果について
      ア 許可業者パッカ-車積載調査(燃やせるごみ)
      イ 許可業者パッカ-車積載調査(燃やせないごみ)
      ウ 写真(組成調査時)
      エ 平成13年度事業系一般廃棄物処理実績
      オ 平成14年度事業系一般廃棄物処理実績

6 議事内容

  1. 事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果について
    【議長】
     それでは、お手元の次第に従いまして進めさせていただきます。
     議題1)事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果について、事務局より説明願います。
    【事務局】
     説明の前に前回の審議会で調査表について各委員から出たご意見について説明させていただきます。
     1、事業所へのアンケ-トに、木野瀬委員から出た処理手数料についての質問を追加させていただきました。
     2、事業所へのアンケ-トに、水谷委員から出たごみの種類がわかる廃棄物分類表を同封させていただきました。
     3、水谷委員から出た、卸売・小売・飲食業を、卸売・小売業と飲食業に分け、6業種を7業種にしてアンケ-トを行ないました。
     4、最近、市民から苦情がある医療機関について、アンケ-トを追加しました。
     議題(1)事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果について、アの事業系一般廃棄物の減量対策について30市のアンケ-ト結果について説明する。
     1、排出事業所に対する事業系一般廃棄物(資源を含む)の排出方法などの啓発について説明する。
     啓発については、30市中26市が行っている。啓発時期については、26市が年1回程度市の広報に掲載か、事業所に啓発パンフレットを配付している。吹田市では事業所を担当する市の職員が、随時啓発指導を行っている。和歌山市では、事業系一般廃棄物の収集は委託業者が行っており、排出業者が市に収集申込みをした時に説明している。
     啓発方法については、市の広報に掲載、事業所に啓発パンフレットを配付、許可業者を通じてのいずれかの方法をとっている。秋田市では吹田市と同様、事業所を担当する市の職員が、随時啓発指導を行っている。
     個人商店に対する啓発方法については、26市中20市が行っていない。これは、各市とも啓発などの対応で苦慮していることが窺える。春日井市でも、ごみ集積場に出されたごみの事業者が特定できた場合は、個別指導を行う。
     2、許可業者に対する資源分別収集の指導については、26市が行っている。時期としては、許可及び許可更新時である。青森市では年1回、講習会を開いている。
     3、事業系一般廃棄物の処理手数料については、10kgに換算して4段階に分け、該当市を集計してある。春日井市は、14年度10kg51円である。また、青森市は可燃ごみが無料、いわき市が、不燃ごみでは一番安く15.7円である。
     4、許可業者が搬入した資源の取扱いについては、14市が清掃工場に受入れしてない。
     これは、許可業者に独自のル-トへ搬入するよう指導している。資源を受入れている16市のうち、事業系一般廃棄物の処理手数料と同額が5市、不燃ごみと同額が1市、無料が6市、減額が4市である。混載して搬入した場合の検量は、全量を量り、資源を下ろした後再度検量して資源量を出し、無料か減額をしている。青森市、秋田市、いわき市は、資源のみで搬入するよう指導している。この3市は、資源にかかる処理手数料は無料である。一括検量している、福島市、川越市、町田市、明石市、奈良市、は処理手数料と同額である。
     5、許可業者が搬入した事業系一般廃棄物の検査体制について、この調査目的は、他市の持ち込みごみ、産業廃棄物や医療系廃棄物の混入、適正に分別搬入されているかなどの検査体制、不適切搬入した業者への対応を照会したものである。
     現状調査については、25市が行っている。不適切な搬入業者には、始末書の提出、悪質な場合は搬入禁止などの措置をとっている。春日井市では、毎月1回3日間にわたり行っている。大津市では、点数制で、1点の厳重注意から10点の許可取消までの10段階の処分基準を設けて指導している。奈良市では、処分及び指導に関する基準を設けて、軽微な違反は初回注意書から4回目で5日の搬入停止、悪質な違反は初回は30日搬入停止から4回目は許可取消と指導している。実情は、春日井市を含めいずれの市でも、口頭注意、始末書提出で許可取消までは行っていない。
     6、ごみステ-ションに出された事業系一般廃棄物の取扱いについては、いずれの市でも、しばらく置いた後収集している。春日井市でも、明らかに排出者が特定できた場合は事業所へ出向いて指導している。
     7、その他特別に実施していることとして、柏市、明石市、奈良市は廃棄物減量計画書を提出させている。明石市はその他、事業系一般廃棄物管理責任者の選任と届をさせている。
     イ 許可業者にアンケ-トした、事業系一般廃棄物の収集状況について説明する。
     許可業者32社のうち、23社から回答が出ている。
     1、事業系一般廃棄物を収集している事業所数は、23許可業者が収集している事業所の集計1,777社で、臨時依頼の事業所数は含まれていない。
     2、収集している事業所のごみの収集状況については、1,777社中1,152社が資源の収集まで契約している。
     3、収集している事業所のごみの排出状況については、可燃、不燃、資源まで分別してある事業所数は、1,777社中1,231社、70パーセントである。分別されていない事業所は、546社、30パーセントである。
     4、資源が分別されている場合の収集、搬入状況は、許可業者17社の回答をまとめたもので、市のリサイクルヤ-ドか独自のリサイクルヤ-ドに搬入している。
     ウ 事業所にアンケ-トした、事業系一般廃棄物の排出状況について説明する。
     調査対象事業所300社を7業種の従業員数別3区分にしてアンケ-トを行ない、176社から回答があった。
     1、従業員数については、回答のあった176社を従業員数別に割り振ったもの。
     2、業種については、176社を業種別に割り振ったもの。
     3、事業系一般廃棄物は自己処理又は許可業者に依頼するについては、176社中162社が知っていると、全体では92パーセントとなっている。業種別では、卸売・小売業が、知らないと未回答を合わせると17パーセントと、目立っている。
     4、事業系一般廃棄物を家庭用ごみ集積場にだしたことがあるかについては、30社があると答えている。全体では17パーセントになる。
     5、春日井市で行われている資源収集は、古紙、牛乳パック類、古着、飲料缶、ガラスびんということについては、167社が知っている。全体では95パーセントになる。
     6、事業系一般廃棄物の分別状況については、資源まで分別しているのは176社中94社で、全体では53パーセントになる。業種別では、飲食業が21パーセントと低い数字である。
     7、燃やせるごみ、燃やせないごみの1か月間の平均排出量については、176社を排出量の4区分と未回答に割り振った数字である。燃やせるごみでは、飲食業が22袋以上出す事業所が51パーセントを占めている。燃やせないごみでも、飲食業が11袋から20袋と、22袋以上出す事業所を合わせると50パーセントを占めている。
     8、資源の1か月の平均排出量については、新聞紙始め8種類の資源について、それぞれ排出量別に事業所数が出してある。
     9、事業系一般廃棄物の処理については、102社が許可業者に依頼している。
     10、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源の処理を依頼している許可業者については、102社を収集依頼の内容ごとに分類したものである。
     11、許可業者に依頼している種類と回数について、燃やせるごみ、燃やせないごみの表は102社を収集頻度により分類し、資源は52社について分類したものである。
     12、許可業者に依頼している種類ごとの金額についての表は、許可業者との燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源と種類ごとの契約をまとめたもので、契約の単位、収集頻度、金額が記載してある。
     エ 医療機関にアンケ-トした、事業系一般廃棄物の排出状況について説明する。
     アンケ-トに同封した資料が、事業所に同封した資料と違うのは、特別管理産業廃棄物について記載がしてあることである。特別管理産業廃棄物のうち、医療機関からは、感染性産業廃棄物が排出される。アンケ-トは、診療科別など36医院に送付し、33医院から回答がある。
     1、事業系一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物の分別排出については、30医院が知っている、2医院が知らない、1医院が未回答である。
     2、事業系一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物の処理については、1と同じ回答である。
     3、事業系一般廃棄物を家庭用ごみ集積場に出したことがあるかについては、あると12医院が答えている。全体では36パーセントになる。同じ問いで事業所は17パーセントと、医療機関は倍以上の数字である。
     4、春日井市の資源収集は、古紙、牛乳パック類、古着、飲料缶、ガラスびん、ぺットボトルということについては、1の問いと同じ医院が同じように答えている。
     5、事業系一般廃棄物の分別状況については、可燃・不燃に分別が13医院、可燃・不燃・資源に分別が19医院である。全体で39パーセントが資源分別していない。これは、事業所とほぼ同じ数字である。
     6、燃やせるごみ、燃やせないごみの1か月間の平均排出量については、袋に換算し排出量を4区分して、医院を割り振ってある。
     7、資源の1か月の平均排出量については、牛乳パック類、古着、飲料缶、ガラスびん、ペットボトルについて医療機関では出ないか若干の排出量である。
     8、事業系一般廃棄物の処理については、27業者が許可業者に依頼している。
     9、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源の処理を依頼している許可業者については、27医院の収集依頼の内容を分類したものである。
     10、許可業者に収集依頼している種類と回数については、燃やせるごみ、燃やせないごみの許可業者に収集依頼している収集回数の頻度を分類したものである。資源については、資源まで収集依頼している12医院について収集回数の頻度を分類したものである。
     11、許可業者に収集依頼している種類ごとの支払い金額の表は、事業所と同じ見方である。
     以上で議題(1)事業系一般廃棄物に関するアンケ-ト調査結果の説明を終わります。
    【議長】
     それでは、ただ今の説明で委員の皆様から質問がありましたら、お願いします。
    【石原委員】
     21ペ-ジの事業系一般廃棄物の処理で、自社で処理しているとは、どのように処理しているのですか。23ペ-ジの処理費用ですが、産業廃棄物の処理費用も含んでいるのですか。
    【事務局】
     段ボ-ルなどは、納品業者に引き取らせていることが考えられる。処理費用に産業廃棄物は含まれていません。
    【田村委員】
     処理費用の料金の違いは、出した重さにより違うのですか。
    【事務局】
     許可業者と事業所との契約で、1回あたりの量が多ければ高いし、そういった収集量、収集回数により料金は違ってきています。
    【戸田委員】
     自社処理と許可業者に依頼して処理は、どのように処理されているか、追跡調査などされたのか、教えていただけますか。
    【事務局】
     自社処理については、資源になるものは業者に引き取らせているケ-スが考えられる。
     現実として、自社で焼却していることも考えられる。許可業者に依頼して処理しているのは、許可業者と契約して廃棄物を収集してもらい、これはクリ-ンセンタ-へ搬入されます。
    【次郎丸委員】
     許可業者のアンケ-トで、32社のうち23社からの回答とあるが、市の許可業者ということからも、1/3が出ていないことは驚いている。
    【戸田委員】
     医療機関の分別排出の状況で、約10パーセントが知らない、未回答とあるが、ものがものだけに、何か対策は講じていますか。
    【事務局】
     今回の審議会で具体的な方策が決まりましたら、いま一度、徹底したいと考えております。
    【木野瀬委員】
     このアンケ-ト報告はされるのか。このアンケ-トで知らない、していないところは余計に啓発する必要がある。特に飲食業などは、分別していないという文書を入れて啓発するのか、どこまで啓発するのか、お聞かせ願えますか。
    【事務局】
     対象の事業所については、全部行ないます。結果を事業所にフィ-ドバックすることは考えておりません。
    【木野瀬委員】
     こういった表は、出さないのですか。
    【事務局】
     こういう結果になっていますということではなく、こういう出し方をして下さいとか、こうしたことは徹底した方がいい、ということを審議会で議論していただき方策が決まり、あるいは啓発していった方がいいと出ましたら、許可業者、事業所に徹底していきたいと考えています。
    【水谷委員】
     許可業者が収集している事業所数1,777社は、春日井市内だけの事業所数ですか。
    【事務局】
     これは、あくまでも春日井市内の事業所数です。
    【青山委員】
     30市から、いろんな情報が入ってきておりますが、こういったことは取り組んでいこうとか、他市の取り組みを研究したいということがありましたら、教えていただきたい。
    【事務局】
     具体的には考えておりませんが、次回に、この資料をもとに、皆様のご意見、ご提案をいただき、整理したいと考えています。
    【戸田委員】
     30市をまとめた一覧表に、春日井市の状況を入れて比較出来たらわかりやすい。
    【議長】
     これについては、別途作成して配付してください。
  2. 事業系一般廃棄物の組成調査結果について
    【議長】
     次に議題(2)事業系一般廃棄物の組成調査結果について、事務局より説明願います。
    【事務局】
     許可業者パッカ-車積載調査(可燃ごみ)について説明する。
     調査は、平成14年11月19日から平成15年1月24日にかけて、6日間、25台の許可車両について行う。積載重量欄は、その車両が積んでいた可燃ごみの重量である。
     缶からその他までが、可燃ごみの中に含まれていた資源である。資源割合は、可燃ごみの中に含まれていた資源の重量割合である。写真番号1.から7.は、可燃ごみ調査時の写真である。資源割合が3.1パーセントとあるのは、25台の積載重量計48,200kgの中に含まれていた資源総重量を割合で出したものである。つまり、1台あたり重量にして約3.1パーセントの資源が混在している。
     許可業者パッカ-車積載調査(不燃ごみ)について説明する。
     調査は、平成14年11月19日から平成15年1月24日にかけて、4日間、9台の許可車両について行う。不燃ごみの資源割合については、1台あたり重量にして約67.2パーセントの資源が混在している。写真番号8.から15.は、不燃ごみ調査時の写真である。写真10.11.は平成15年1月23日に、主にコンビニからの不燃ごみであるが、ほとんど資源である。
     写真13.14.15.は、自動車整備工場から出た産業廃棄物、16.は1台すべて他市からの持ち込みごみで、いずれも持ち帰らせている。
     エ 平成13年度事業系一般廃棄物処理実績は、平成13年度に許可業者が搬入した可燃ごみ、不燃ごみの件数、搬入量を、月別に表にまとめたものである。表の計算式は、平成13年度の可燃ごみ、不燃ごみの搬入量に先ほどの調査結果で可燃ごみ、不燃ごみに混在していた資源割合を掛け合わせて、それぞれ混在している資源量を割り出したものである。可燃ごみには952t、不燃ごみには654tの資源が含まれている。
     このことから、事業所が資源分別を徹底し、許可業者が分別搬入を行えば、可燃ごみと不燃ごみを合わせると、単純に計算すると1,600t程度のごみが減量できる。
     オ 平成14年度事業系一般廃棄物処理実績は、本年度1月までの不燃ごみの件数、搬入量を、月別に表にまとめたもので、参考に添付したものである。
     以上で議題(2)事業系一般廃棄物の組成調査結果について説明を終わります。
    【議長】
     議題(2)について、何か質問があればお願いします。
    【東委員】
     排出事業者は、どういうことをすれば資源となるのですか。
    【事務局】
     事業者は、排出する時に資源ごとにきちんと分けること、収集業者は分けられた資源を確実に分けて収集すること、クリ-ンセンタ-は、資源ごとのストックヤ-ドを整え業者が搬入できるように対応することが必要である。今、質問されたことが、これからどういう方策をすると、どういうことを業者がやってくれるかにつながるわけですが、排出業者は分別するにはスペ-スが問題となってきますし、収集業者は分別収集するとなると、場合によっては人も車両も増やす必要が出てきます。こうした採算面から、何かの方策を講じるとか、収集業者のメリットになることについていい方法は無いかを、ご議論していただきたい。
    【東委員】
     今、コンビニが行っている程度の分別では、だめですか。
    【事務局】
     資源ごとに、きちんと分けてあれば問題は無い。排出する際、例えばペットボトルであればキャップは取るとか、マナ-は守っていただくことになります。
    【田村委員】
     コンビニから搬入された10番の写真のものは、不燃ごみとして処理され、資源として回収されていないということですか。
    【事務局】
     毎月ごみの検査を行う中で、資源として出してあるものは、資源として別に積んで来るよう指導しています。この件に関しては、破砕にかけて、プラスチック等は燃料として、缶については、屑として業者に出しています。
    【東委員】
     写真10.の状態で、資源ごみとして受け取っていただけるのか。
    【事務局】
     この状態では分別が必要なので、先ほどの処理を行うことになります。缶、びんなどにきちんと分別して持ち込まれれば資源として受入れます。
    【東委員】
     分別していないと受入れにくいということですか。
    【事務局】
     こういう混在した状態ですと、この中から資源を取り出すという手間がかかりますので、先ほど申し上げたように、きちんと分別して出していただき、きちんと分別して収集し、クリ-ンセンタ-は資源ごとのストックヤ-ドを整えていれば、そのまま資源として廻されることになります。
     資源の質がかなり違うので、破砕処理して、アルミ、鉄屑として資源として市場に出すが、最近までは逆有償でした。きれいな資源として出すと、単価的に5~6倍で業者が引き取ってくれます。
    【水谷委員】
     先ほどの質問は、資源ごみとして持ち込んだら市はどう処理されるのですか、というご質問かと思いますが、容器包装リサイクル協会では、各自治体で処理しきれない缶・ペットボトルを受け取って処理していますが、最近は不純物の混入物が高いので、協会が受け取り拒否する例が相続いています。今の質問の内容からみて、90パーセントは資源ですが、不純物の混入が10パーセントあるということで、当然、これは資源ごみとして弾かれるという処理をされていると思うのですが、そういう形では持ち込めませんよということではないでしょうか。
    【事務局】
     水谷委員のおっしゃるとおり、リサイクル協会ではペットボトル、ガラスびんは不純物の検査があり、パスしないと引き取ってくれんません。春日井市ではAランクをもらっていますが、他市では受け取り拒否があると聞いております。一度同じ処理ラインに乗せましたが、きれいな資源がかえって汚くなった弊害が出ました。
    【戸田委員】
     許可業者が可燃ごみ、不燃ごみ、資源を収集している事業所数は2/3あるが、実態はどのような状況ですか。
    【事務局】
     可燃ごみ、不燃ごみ、資源の3つに分類して収集して貰っているということで、資源を分別して収集して貰っているかは定かでありません。収集の状況までアンケ-トに入っていませんので、資源としてまとめて集めて貰っているかも知れません。
    【田村委員】
     資源毎に市のリサイクルヤ-ドに搬入している許可業者6社は、ペットボトル、缶を集めてくるんですか。
    【事務局】
     許可業者のパッカ-車の屋根の上に、資源だけかためて積んでいるのを見かけますが、確実な資源だけは、クリ-ンセンタ-のストックヤ-ドに搬入されています。最近こういったケ-スが見られるようになりました。
    【田村委員】
     許可業者6社が搬入している中には、不純物はないですか。
    【事務局】
     そこまでのチェックはしておりません。
    【田村委員】
     許可業者がきちんと資源として持ち込んだ場合、利点というか、何かされていますか。業者が自主的に行っているということですか。
    【事務局】
     次回の審議になりますが、資源を分けてストックヤ-ドへ搬入した場合、もし処理料金から、その積載量分を除外するということになったら、これは業者にとってはメリットがありますので、若干車両が増えようが、手間がかかろうが協力してもらえるのではないか。また業者も出す方に、きちんと資源を分別して出して貰えないかと、言いに行くのではないでしょうか。
    【東委員】
     事業所が協力して分けて貰えば資源としてヤ-ド量は増えてくるが、こういったものを扱うのは、コストがかかるものか、儲かるものなのか。
    【事務局】
     今度のリサイクルプラザで処理できる量については、多大な費用負担にはならないし、資源が有償か、逆有償かは時々によって変動するが、多く集まったから処理費の負担がかかるとは思いません。
    【丹羽委員】
     容器包装リサイクル法で、メ-カ-がある程度処理費用を負担するのではないか。
    【事務局】
     資源の収集、分別、選別は、市の方で費用がかかるが、容器包装リサイクル法では、分別して集めることと義務を課しているが、費用負担については何も言っていません。
     結果的には自治体が費用負担することになっている。それが再生品となっていく時に費用がかかるものについては、リサイクル協会へ製造メ-カ-も自治体も負担割合により費用負担をしています。
    【丹羽委員】
     飲料メ-カ-は独自で収集、処理しているが、その洩れたものを市が収集しているのか。
    【事務局】
     全体でみれば、各自治体で収集している資源が大半で、製造メ-カ-が収集している量は、僅かだと思います。
    【議長】
     質問も無いようですので、議事を進めます。
     只今までは、議題1)2)につきまして説明について質問を受けましたが、これ以後の進め方について、事務局より説明をお願いします。
    【事務局】
     次回の審議会で、皆様方から事業系のごみを減らしていくには、こうした事がいいのではないかということを、具体的にご検討していただきたいと思っています。その際には、私どもからこんな方策を考えていますという、たたき台をご提案させていただきますが、皆様にも青山委員が言われたような、事業所のごみ減量の方策をご提案いただき、議論していただきたいと考えております。
     次に、次回審議会の日程につきまして、お諮り願いたいと存じます。
    【議長】
     お諮りしましたところ、5月16日(金曜日)の午前10時から、場所はこの会議室ということでよろしいですか。
       全員異議なし
    【議長】
     それでは、次回の審議会は5月16日(金曜日)の午前10時から、304・305会議室で開催します。
     皆様にはお忙しいところ、長時間にわたりご協議いただきまして誠にありがとうございました。
     本日の議事は、すべて終了しましたので、これで閉会とします。
     上記のとおり春日井市廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、議長が署名(及び押印)する。

    平成15年3月17日

議長  吉田 光雄  印

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