平成23年度第4回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録
1 開催日時
平成24年3月27日(火曜日)午前10時~11時30分
2 開催場所
議会棟4階 第3委員会室
3 出席者
【会 長】
市民団体 仲小路 浩(かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議)
【副会長】
学識経験者 岡本 秀昭(名古屋経済大学経営学部教授)
【委 員】
市民団体 伊藤 幸子(なずなの会)
村瀬 よしゑ(春日井市婦人会協議会)
市 民 秋山 普史
事 業 者 安達 昭夫(春日井商工会議所理事・事務局長)
櫻井 常雄(ユニー株式会社)
宮川 歩(三和清掃株式会社)
学識経験者 広川 雄三(3R推進マイスター)
行本 正雄(中部大学工学部教授)
【事務局】
環境部長 西尾 義和
ごみ減量推進課長 岩瀬 敏記
清掃事業所長 梶田 岳宏
クリーンセンター
所長 鵜飼 徳康
ごみ減量推進課
課長補佐 長江 明人
ごみ減量担当主査 北野 将好
主任 仙田 卓也
4 議 題
(1)ごみ処理基本計画(中間案)に対する市民意見公募結果について
(2)ごみ処理基本計画(案)について
(3)資源・ごみの分別区分の変更について
(4)その他
5 傍聴者
5名
6 会議資料
7 議事内容
西尾部長 |
開会あいさつ |
---|---|
事務局 |
春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第1項の規定により、以降の議事進行は仲小路会長にお願いする。 |
仲小路会長 |
まず初めに、事務局から資料確認をお願いする。 |
事務局 |
(資料確認) |
仲小路会長 |
では次第に従って議事を進める。 なお、本日の会議は、委員全員が出席しており、春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第2項の規定により、本会議は有効であることを報告する。 では次第に従って議事を進める。議題(1)ごみ処理基本計画(中間案)について、事務局から説明をお願いする。 |
事務局 |
資料1に基づいて説明。 |
仲小路会長 |
中間案に対して、2人の方から意見があったものを、項目ごとにまとめている。では(1)施策に関する意見への回答について、意見・質問をお願いする。 |
広川委員 |
8番の意見について、やはり市民1人ひとりが自分の問題としてごみの減量を意識することが大事である。 |
秋山委員 |
広川委員の意見に追加だが、市としては具体的なごみ減量の手法を、市民に伝えていく必要がある。 |
仲小路会長 |
例えば、チラシを作って配ると、そのチラシがごみになることも考えられる。 |
秋山委員 |
たしかに、費用もかかるので、市民にいかに伝えるか考えなければならない。 |
仲小路会長 |
市民に対しての取組が少ないのでは。 |
広川委員 |
その通り。燃やせるごみの日に段ボールが出ているのをよく見かける。まだまだ啓発が必要である。 |
仲小路会長 |
分別をわかっていても、面倒で分別していない人もいる。個人的にはこうした人を啓発するべきではないかと考える。 |
岡本副会長 |
古紙の収集日に雨が降ると、古紙が出せない。そうした場合に、他に出す方法を市で検討してほしい。 |
伊藤委員 |
個人的に、古紙を出せずに困ったことがある。 |
宮川委員 |
雨の日が多い時期には本当に困ると思う。 |
事務局 |
広報、ホームページ掲載等の啓発もあるが、分別の変更に伴い、全町内を対象とした説明会を予定しているので、ごみや資源の状況を直接説明したい。また、資源の受け入れについては、34ページの具体的施策にあるようなリサイクルステーションを、公共施設や店舗等への設置するよう考えていきたい。 |
宮川委員 |
雨の日は全く収集していないか。 |
事務局 |
確認のため、収集車は回っている。 |
仲小路会長 |
他に意見・質問は。 無いようなので、次に(2)数値に関する意見への回答について、意見・質問をお願いする。 収集区分を変えることにより、収集回数を減らす方向で進めている。 |
櫻井委員 |
過去の数値と比較することでわかることもある。結果的に市民負担が減ること等、市民に対して情報をわかりやすく示していくことが理解につながると考える。 |
仲小路会長 |
分別を知らない人と知っていてもやらない人に同じ説明をしても伝わらない。より多くの人にわかる説明の方法について工夫してもらいたい。 |
広川委員 |
環境省のホームページには各市のコストが示されているが、実際にはコストの内訳が大事である。どの部分のコストを減らすのかということをつかまなければならない。 |
事務局 |
クリーンセンターにおけるトン当たりの処理経費は、手数料改定に係る審議で示したとおりである。コスト削減については、38ページ基本方針3に掲げる具体的施策により取り組んでいく。その内、収集・運搬の委託化について、収集のほとんどが委託であるが、直営で収集している燃やせるごみの残りの地区についても、今後は直営体制と災害時の対応等を総合的に検証し、効率的な委託化を進めていく。コストの公表については、愛知県の実態調査においても2年前から公表されるようになったので、収集・運搬、中間処理、最終処分等を含めた全てのコストを公表していく。 |
行本委員 |
11番の意見について、すでに埋め立てられた廃棄物に対しての市の意見が記載されていない。既存の施設ではできないことを示してはどうか。 |
事務局 |
検討した上で、意見を追加したいと考える。 |
仲小路会長 |
精査してもらいたい。 次に(3)構成等に関する意見への回答について、意見・質問をお願いする。 |
広川委員 |
参考までに、リデュースが「発生抑制」とのことだが、実は「排出抑制」の意味でも出てくる。 |
仲小路会長 |
他に意見・質問は無いようなので、次に(4)その他に関する意見への回答について、意見・質問をお願いする。 |
広川委員 |
市民がわかるような表記を心がけてほしい。 |
仲小路会長 |
他には。無いようなので、次に議題(2)ごみ処理基本計画(案)について事務局から説明をお願いする。 |
事務局 |
資料2に基づいて説明。 |
仲小路会長 |
市民意見を反映して、文言等が修正されている。何かあればお願いする。 |
広川委員 |
29ページの表に、1人に係る年間ごみ処理費があるが、ここにあることが少しひっかかる。 |
岡本副会長 |
2ページに循環型社会形成推進基本法の下位法とあるが、間違いないか。 |
事務局 |
岡本副会長の意見について、「下位法の廃棄物処理法の第6条の規定に基づき定めるもの」が正しいので、修正したい。 広川委員の意見については、38ページ基本方針3効率的なごみ処理による低コスト化の施策に取組むことで、最終的に経費を10%削減したいと考えている。 |
広川委員 |
参考までに、環境省では家庭から出るごみの量が1人1日当たり530gとなるよう目標を立てている。実績が620gなので、まだまだ減らさなければいけない。 |
仲小路会長 |
他には。無いようなので、議題(3)資源・ごみの分別区分の変更について、事務局から説明をお願いする。 |
事務局 |
資料3~5に基づいて説明。 |
プラスチック製容器は、モデル地区において1年半の間分別収集を行っている。現状では容器包装を含めたプラスチック類は燃やせないごみで収集しているが、収集回数を減らすと、汚れのついた容器などを長期間家に置いておかなければならない。処理実態は破砕後に燃やしていることからも、資料4のとおり分別変更をしたい。燃やせるごみが増えるが、収集に支障はないと考えている。 また、資源用の指定袋については、不適物の混入を避けるために導入を検討しているが、市民への負担が懸念される。 しかし、新たな袋を導入してもごみの総量は変わらないため、負担はほとんど変わらないと想定できる。なお、時期は平成25年4月からのプラ容器・金属資源の分別収集開始に合わせたいと考えている。 |
|
仲小路会長 |
事務局から説明のあった分別区分の変更及び指定袋の導入について、意見・質問は。 (特に意見・質問は無し) |
事務局 |
審議結果を反映させた内容で周知・啓発をしたいので、意見があればぜひお願いしたい。 |
仲小路会長 |
特に意見が出ないようだが、異議なしとしてよいか。 (異議なし) |
事務局 |
異議が無いようなので、このままの内容で平成24年度の説明会において周知していきたい。 |
仲小路会長 |
今回の会議に基づいて、計画(案)を修正し、最終案として出そうと考えている。全体を通して何か意見・質問は。 |
広川委員 |
資料1の9番の意見について、東日本大震災について書かれているが、がれきの広域処理を検討してもらいたい。 |
事務局 |
この件については、国や県の動向に注意しながら対応したい。 |
岡本副会長 |
広域処理に協力したいという心情はわかるが、私は反対である。 がれきを移動させることによるリスクや、コストの増加、汚染の拡大等、経済的、合理的に考えると近くで処理するべきである。 |
仲小路会長 |
双方の意見があるが、市には冷静に判断してもらいたい。 では、議題(4)その他について、事務局から何かあればお願いする。 |
事務局 |
プラスチック製容器包装の分別収集について、モデル地区は終了するが、引き続き収集は継続する。今後は、市内全域に拡大するのに当たり、各町内会において説明会等により啓発を行っていく。 また、計画の最終案について、委員から他にも意見が出るかもしれない。修正があれば書面で連絡するが、重要な変更が必要となる場合は、再度審議会を開催し、6月の厚生委員会で報告する予定である。 |
伊藤委員 |
収集は継続されるようだが、袋はどうなるのか。 |
事務局 |
モデル地区は終了したため、袋は配付しない。透明・半透明の袋を使うことになる。 平成25年4月から市内全域で一斉に始める予定である。 |
仲小路会長 |
他には。無いようなので、以上で閉会とする。 |
上記のとおり平成23年度第4回廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明らかにするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名及び押印する。
平成24年4月26日
会長 仲小路 浩 印
副会長 岡本 秀昭 印
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