平成23年度第3回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録

ページID 1007701 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

平成23年12月27日(火曜日)午前10時~11時30分

2 開催場所

議会棟4階 第3委員会室

3 出席者

【会長】

市民団体   仲小路 浩(かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議)

【副会長】

学識経験者 岡本 秀昭(名古屋経済大学経営学部教授)

【委員】

市民団体   伊藤 幸子(なずなの会) 

         村瀬 よしゑ(春日井市婦人会協議会)

市民   秋山 普史

事業者  安達 昭夫(春日井商工会議所理事・事務局長)

         櫻井 常雄(ユニー株式会社)

         宮川 歩(三和清掃株式会社)

学識経験者 広川 雄三(3R推進マイスター)

         行本 正雄(中部大学工学部教授)

【事務局】 

環境部長         西尾 義和

ごみ減量推進課長   岩瀬 敏記

清掃事業所長      梶田 岳宏

クリーンセンター

         所長   鵜飼 徳康

ごみ減量推進課

      課長補佐   長江 明人

ごみ減量担当主査   北野 将好

         主任   仙田 卓也

4 議題

(1)ごみ処理基本計画(中間案)について

(2)プラスチック製容器包装分別収集試行について

(3)その他

5 傍聴者

5名

6 会議資料

7 議事内容

西尾部長
開会あいさつ

事務局
春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第1項の規定により、以降の議事進行は仲小路会長にお願いする。

仲小路会長
まず初めに、事務局から資料確認をお願いする。

事務局
(資料確認)

仲小路会長
では次第に従って議事を進める。
なお、本日の会議は、過半数の委員が出席しており、春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第2項の規定により、本会議は有効であることを報告する。
では次第に従って議事を進める。議題(1)ごみ処理基本計画(中間案)について、事務局から説明をお願いする。

事務局
資料 ごみ処理基本計画(中間案)に基づいて説明。

仲小路会長
今、説明があった中で、意見・質問は。質問を優先してお願いしたい。

広川委員
資源用の指定ごみ袋をどのようにするか。当市と同じようにレジ袋を使用しても良い自治体もあるが、排出マナー向上の点から、導入した方が良いと考える。

事務局
プラスチック製容器包装(以下「プラ容器」という)分別収集試行の報告と重なるが、燃やせないごみの収集回数を週1回から月2回に減らしたモデル地区の試行から、現在燃やせないごみになっているプラ容器を分別収集することは、燃やせないごみが指定袋、プラ容器が現状の透明・半透明の袋のままでは、燃やせないごみ、分別不適物となる汚れや残さのあるプラ容器が入る可能性が高い。
また、プラ容器は燃やせないごみの中から分別するため、プラ容器と燃やせないごみの総量は変わらず、必要となる指定袋の枚数が単純に2倍となるのではなく、負担はかなり軽いといえる。
資源用の指定袋を導入することで、燃やせないごみとプラ容器が混在するのを防ぎ、資源の品質を向上させることができると考えている。

伊藤委員
資源用の指定袋が導入されると、最初はお金を出すのに抵抗があるかもしれないが、一度自分でやってみたところ袋があった方が分けやすいし、結果として燃やせないごみの量は減った。

事務局
缶、びん、ペットボトル等の袋の状況をクリーンセンターで調査した結果では、資源が入っている大きな袋のうち8割は購入した袋であると想定している。
このことからもプラ容器については、資源用の指定袋の導入について今後検討していく。

岡本副会長
議論をする前に全ての質問を聞いた方が良いのでは。

仲小路会長
その通り。先ほども言ったように、まずは質問からお願いする。

秋山委員
燃やせるごみの総量が予測値では増えているが、将来的に増える予測ということか。

事務局
15ページの燃やせるごみの組成調査から、組成の34%を占める古紙類は分別を徹底し、資源化を進めることで燃やせるごみは減るが、モデル地区の前並町において10、11月に燃やせないごみの収集回数を減らした試行では、汚れや残さのあるプラ容器を燃やせるごみとした。これは、臭いや衛生面から、長期間の保管は困難であると判断したためである。
また、こうしたモデル地区での検証から、プラ容器だけではなくプラスチック類自体の取扱いを検討し、ほとんどのプラ容器を含む軟質プラスチックは燃やせるごみとし、その内きれいなプラ容器は資源とする。
プラ容器以外の硬質プラスチックは、そのまま燃やすと熱カロリーが高くなり、焼却施設に負担がかかるため、従来どおり燃やせないごみで収集し、破砕処理をする。
以上のような取扱いをすることになれば、燃やせるごみは増加する。

仲小路会長
プラ容器の不適物などの軟質プラが燃やせるごみに入ってくるから、総量は増える。紙類を資源化していくことには変わりない。
他に質問は。

岡本副会長
いくつかあるが先ず、具体的施策について事業仕分けのように廃止するものはないか聞きたい。
統計手法として最小二乗法をなぜ用いたか。

事務局
施策は、新規のものと、拡充を含めた継続のものに分けている。すでに実施済の施策は載せていない。
最小二乗法は、過去のデータから予測をする際に誤差を小さくするため、用いた。第5次総合計画における人口予測を加味した上で予測を行っている。現在、総合計画を見直し中であり、新たな人口予測をもとに修正を行いたい。

仲小路会長
他には。

櫻井委員
プラ容器と金属の分別について、新規(短期)施策となっているが、事業の進め方はどのように考えているか。

事務局
プラ容器のモデル地区は平成24年3月までの予定である。
その後は、啓発や周知の方法、排出量を増やす方法を検討し、同時に地域を広げるに当たって市民に丁寧な説明を進めていかなければならない。
また、効率を上げるため、一定期間設けてプラ容器、金属類の分別収集をまとめてやるようにしたい。

仲小路会長
具体的施策について、すでに実行済みの施策も十分に行われていないものがある。いかに実行していくのかが大事。

岡本副会長
基本方針と基本施策の間に計画目標を入れたほうが分かりやすいと考える。PDCAを取り入れるのは良い。民間企業の多くは取り入れている。
数値目標があるのならそれに向けて具体的な施策を打った方が市民にわかりやすい。
現状は施策が抽象的になりすぎている。内容は十分網羅されているが、優先順位をつけるのが良い。

事務局
一度検討したい。

広川委員
灰溶融炉は、他自治体はやめているところも多い。但し、やめると埋立すべきものが増えてくる。
分別区分の変更について、現状は処理時のルールで名称が付けられている。収集時のルールの方が市民に分かりやすいのでは。
区分を変えるとなると、指定ごみ袋の印字も変えなければならない。

秋山委員
市民にお願いするために、しっかり情報発信することが大事である。
例えば環境カレンダーに現状の課題や協力してもらいたいことの記載をもう少し増やしてはどうか。
「レモン1個分」という表現は市民目線で非常にわかりやすい。
生ごみの堆肥化など、どのようにして減らすのか発信していくべきである。

仲小路会長
各家庭にいかに伝えていくかが課題である。

事務局
情報発信の重要性は、プラ容器のモデル地区の試行にも現れている。
例えば、町内会加入率の高低により、地域ごとに収集量の差があった。
啓発方法や資料を固めて、周知・啓発していきたい。

仲小路会長
市からは様々な情報が家庭に届くため、一度見ただけで終わるものではなく、何度も読み返すことができるものが必要である。
他に意見、質問は。

安達委員
民間活力の活用のため、委託化を早く進めてもらいたい。
直営と委託で比べると、委託の方が効率が良い。
プラ容器や金属の分別収集がいつごろになるのか分かれば教えて欲しい。

事務局
現在も、収集の大半は委託している。市が直営で収集してるのは、燃やせるごみと定期外の収集である。委託と直営のバランスは、災害時の対応を踏まえた上で、どこまで委託できるのか考えていきたい。
プラ容器、金属類の分別収集は、説明や周知の期間を十分設けるため、最短でも平成25年4月からになると考えている。

安達委員
分別収集により新たな産業が生まれる可能性もある。できるだけ早く始めてもらいたい。
人件費の面からも、直営は3人、委託は2人で費用が抑えられる。

仲小路会長
災害時のことを考えると、コスト削減ばかりでもいけない。

事務局
被災ごみの収集体制がどれだけの規模になるか考えていきたい。

仲小路会長
他には。

伊藤委員
独居老人を対象とした戸別収集(さわやか収集)は今後広まっていくのか。

事務局
現在は250件実施している。現基本計画にさわやか収集が明記され、継続的に実施しているため、今回の基本計画には記載していない。

仲小路会長
戸別収集は本人からの申請で行っているのか。また、どのような体制なのか。

事務局
ヘルパーからの代理申請が多い。
収集車両は一台で、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源を同じ車に載せている。

宮川委員
小牧市は資源になるものはほとんど収集している。地区によって差はあるが、ルールも徐々に守られてきている。ごみを置いていかれる怖さが主婦にはあると思うので、収集時に取る、取らないの基準を説明会で明示していくべきと考える。

事務局
分別当初は、全てルール通りに出されるとは限らない。県内の他市に聞いてみると、開始から2年くらい経たないと良くなってこない。

広川委員
プラ容器、金属の収集を平成25年度からやるのなら、来年の今頃に出る環境カレンダーには予定を書けるくらいの周知をしておかなければいけない。

事務局
環境カレンダーに加えて、資源・ごみの出し方便利帳も内容を変更したものを各戸配付したい。

仲小路会長
様々な意見が出たが、本日以降でも中間案について意見がある場合は事務局へ申し出てもらいたい。次に議題(2)プラスチック製容器包装分別収集試行について、事務局から説明をお願いする。

事務局
資料1、2に基づいて説明。
補足で、今後の地域拡大については少なくとも1年間周知期間が必要である。地域間の公平性も考え、最短で行うとすれば平成25年4月から全域で実施できると考える。
なお、資源にできるプラ容器以外のプラスチック類は、処理上の観点から軟質のものは燃やせるごみ、硬質のものは燃やせないごみで収集したいと考えている。
資料3に排ガスの測定結果を示したが、分別変更に伴って基準値を超えることはない。

広川委員
前並町はどれぐらいの世帯があるのか。

事務局
約780世帯がある。

仲小路会長
今の説明について意見・質問は。
無いようなので、次に(3)その他について事務局から何かあればお願いする。

事務局
今後のスケジュールとして、2月に基本計画の中間案を厚生委員会に報告し、パブリックコメントを2月15日から3月16日にかけて実施する予定である。

仲小路会長
最後に、全体を通して意見・質問は。

行本委員
新規施策に中期、短期とあるが、3年以内にやろうとしていること(短期)はもっと具体的なやり方を挙げてはどうか(インセンティブをあたえる等)。

仲小路会長
一度検討したい。
ではこれにて閉会とする。

 上記のとおり平成23年度第3回廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明らかにするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名及び押印する。

  平成24年1月27日

  会長   仲小路 浩   印
  副会長  岡本 秀昭   印

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環境部 ごみ減量推進課

電話:0568-85-6223
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