平成18年度第1回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録

ページID 1007720 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成18年9月19日(火曜日)午後3時30分~5時

2 開催場所

春日井市役所3階 304・305会議室

3 出席者

【会長】

市民 吉田 光雄

【副会長】

学識経験者 水谷 允一

【委員】

市民 伊藤 月美
市民 井上 洋一
市民 梶田 美登里
市民 戸田 幸子
市民 仲小路 浩
事業者 青嶋 清
事業者 伊藤 忠和
事業者 川久保 清
学識経験者 岡本 秀昭

【事務局】

環境部長 可児 孝雄
ごみ減量推進課長 吉富 孝一
清掃事業所長 加藤 千尋
クリーンセンター所長 平野 輝一
ごみ減量推進課長補佐 戸田 富幸
ごみ減量推進課副主幹 富永 豊寿 
ごみ減量推進課ごみ減量担当主査 勝尾 直之
ごみ減量推進課主任 田口 純

4 傍聴者

2名

5 議題

  1. 指定ごみ袋の導入について
  2. ごみ処理基本計画について

6 会議資料

7 議事内容

【議長】
本日は、昨年12月の当審議会の提言を受けて導入される指定袋のこれまでの経過と今後のスケジュールについて、事務局から説明を聞き、審議をお願いする。
【事務局】
資料に基づき説明。
【議長】
春日井市は約118,000世帯あるが、町内会加入率が年々減少しており今年4月時点で約7割であり、残りの約3割の世帯にはどのように指定袋についてPRしていくかが課題である。事務局で新聞配達網を活用して指定袋PRチラシを配布するという計画があるので、事務局から説明をお願いする。
【事務局】
大手新聞販売店では、契約していない世帯にも折込みチラシを配布している。ミニコミ紙等様々な配布ルートがあるが、市内全域での全戸配布を考えると新聞配達網を活用して指定袋PRチラシを配布するのが効率的である。
【岡本委員】
約3割の世帯が町内会に加入していないということだが、どういう世帯層が町内会に加入しないのか。新聞を購読していない人は、インターネットで情報を得ている。子どものいる若い世帯であれば、子どもの学校関係も活用できる。10月から順次指定袋を販売し、市民に使ってもらうということだが、指定袋以外で出されたら収集しないのか、収集するのか。指定袋以外で出されても収集するということでは、指定袋は使われない。猶予期間を設けると市民は混乱する。
【事務局】
転入者が町内会に加入しないのは、メリットがない、精神的負担が大きいという理由が多い。集合住宅では、町内会への加入が認められないこともある。学生のワンルームマンションの住人は町内会未加入者が多く、管理会社を通じてPRチラシ等を配布して指定袋について周知していきたい。
【伊藤月美委員】
老齢になってからも町内会の役員が回ってくるため、町内会をやめる方がいるが、広報春日井は公共施設に置いてあるので、町内会未加入でも市の情報は入手可能である。若い人は、新聞も購読せず、広報も自分では入手しないので、アパート管理者等に配布を依頼するのが良い。
【井上委員】
単身者のワンルームマンションの住人はほとんど町内会に加入していないが、若い人はインターネットのホームページで情報を得ており、町内会未加入の人が広報に無関心という訳ではないので、広報やホームページでのPR効果はある。
【議長】
地域ごとの町内会未加入の世帯層が分かる資料はないと思う。町内会加入率は、地域ごとに格差がある。あるマンションでは、当番を決め公共施設へ広報を取りに行き住人へ配布しているが、町内会は作っていない。町内会未加入の世帯層が特定できないため、各年齢層にあったPRをしていこうという事務局の計画である。
次に、猶予期間について、事務局からの説明をお願いする。
【事務局】
市では、指定袋導入までに市民への周知期間を十分取りたいと考えている。市は指定袋の規格を決めるのみで、製造から販売までは市場に委ねており、スケジュールが立てにくいため、製造から販売までの期間を十分取る必要がある。製造メーカーの話では、製造から販売まで3か月位かかるということで、早く承認を受けた製造メーカーの指定袋が10月から順次販売され、11月頃には市内での指定袋の普及度は高まる。4か月間は猶予期間として、従来の透明・半透明の袋と指定袋の併用が可能であるということを市民へはPRしていきたい。指定袋の値段については、透明・半透明袋に比べ1~2割程度割高の予想である。4か月間は猶予期間を設け、来年2月1日から切り替えるという考えである。
10月1日号の広報に指定袋について詳しく掲載する予定である。
【岡本委員】
来年2月1日以降は、指定袋になりますということだけではなく、指定袋でなければ収集しないということを強調した方が良い。
【井上委員】
来年2月1日から指定袋に切り替わるということは、新聞報道もあり、ポスターにも記載されているので、切り替え前でも指定袋を使っても良いということを市民へPRして欲しい。
【伊藤月美委員】
資料の指定ごみ袋の導入についてのその他関連事項で「レジ袋は、規格に適合するものについては容認する」とは、規格に適合するレジ袋は使って良いということか。
【事務局】
スーパー等が、レジ袋として指定袋をお客に提供する場合に承認するということである。
【戸田委員】
指定袋の裏面に店名が入っていても良いのか。
【事務局】
市が決めた規格通りでなければ承認されない。つまり、店名記載は認めない。
【伊藤忠和委員】
レジ袋は適合するものを容認するのではなくて、適合するものでなければ使えないとしてはどうか。
【事務局】
10月1日号広報の指定袋特集記事では、そのことについて分かりやすく説明してある。
【青嶋委員】
指定袋の販売店はどれ位か。
折り込みチラシの配布時期が10月28日となっているが理由があるのか。
折り込みチラシのサイズや内容は決まっているのか。
【事務局】
大手新聞販売店の全世帯への折り込みチラシ配布予定日が10月28日なので、その日程に合わせた。
チラシは、ポスターの内容を流用しA4版で作成し、裏側には指定袋についてのQアンドAを掲載したい。
ポスターを掲出する販売店は、今後実施する販売店向け説明会の参加販売店と交渉していきたい。現在、商店街連合会加盟店、大型店、粗大ごみ券取扱店等178社に指定袋販売の協力依頼をしている。
【川久保委員】
剪定ごみの排出方法が従来通りなのはどうしてか。
また、指定袋の単価はいくら位なのか。
【事務局】
指定袋の単価は、透明・半透明袋に比べ1、2割程割高になる予想である。梱包枚数は、製造メーカーにより様々であり、袋の形状や厚みによっても変わると考えられる。
剪定ごみの排出方法については、市の施策として生け垣の設置に助成を出しており、市の施策に協力しているのだから指定袋でなくても良いのではないかという意見があった。ただ、葉っぱについては、原則指定袋とするものの、透明・半透明の袋も可とすることも考えており、枝については、50cmに切り揃え紐で縛って出すように市民には周知している。
【川久保委員】
指定袋の外袋に表示する内容は決まっているか。
【事務局】
家庭用品品質表示法に基づき製造メーカーが表示する。
【水谷委員】
製造メーカーによって指定袋の販売価格が異なるのは、市民へ周知する際に障害になるのではないか。
【仲小路委員】
指定袋の販売価格については、市場に委ねるということなので、市で価格設定するべきではない。
【戸田委員】
現在使用の透明・半透明の袋も市場価格であり、指定袋も同様である。
【事務局】
現在、指定袋の承認製造業者が13社あるので、製造業者間の競争原理により適正な販売価格になると考えられる。寡占状態になり価格が上昇するようなことになれば、市で何らかの措置を取りたい。
【伊藤忠和委員】
酒販組合と商店街連合会共同で指定袋を製造したが、袋の厚みを大、中は0.02mm以上、小は0.01mm以上とすると、製造メーカーによって厚みが異なり価格も変わってくるので、一定の厚みに統一した方が良かったのではないか。
【事務局】
製造技術の進歩により、基準値以下の厚みでも基準値以上の製品と同等の強度がある製品もあり、市では最低限の基準を設定した。
【議長】
色々な意見があり、当審議会としては、より多くの市民の皆様に周知され、混乱なく指定ごみ袋の制度が浸透し、分別の徹底、排出マナーとごみに対する意識を高めていただくことにつながること、ごみの減量化が進み、最終処分場の延命化につながることを期待する。
次に、ごみ処理基本計画について、事務局から説明をお願いする。
【事務局】
資料に基づき説明。
【議長】
本日は資料の配布のみになるが、次回の審議会において審議していただきたいという事務局からの要請である。
【事務局】
本日配布のごみ処理基本計画の案は、事務局で考えた素案である。基本理念、基本方針として何か良い考えがあれば提案していただきたい。もったいない精神を基本理念にして様々な施策を考えていきたい。平成13年のごみ処理基本計画では、減量数値目標はなく、ごみの排出量の推計値に対して処理能力はどうなのかということになっている。環境基本計画にはごみ減量数値目標があるので、そのまま流用するのか、別に策定するかも含め意見をいただきたい。ごみ減量数値目標を策定すれば、それに伴う施策も必要になる。今年度内に事務局案として完成させたい。
【議長】
ごみ処理基本計画は、長期的視点に立った市の一般廃棄物処理の基本方針となる計画であり、ごみの排出の抑制及び発生から最終処分に至るまでの、ごみの適正な処理を進めるために必要な基本的事項を定めるものである。
当審議会において、様々な意見を出し、審議することで、今後の市のごみ行政に効果的に反映されるものなので、今後も引続き審議をお願いする。
次に、平成17年度の春日井市のごみの現状について、事務局から説明をお願いする。
【事務局】
資料に基づき説明。
【戸田委員】
家庭ごみについて指定袋を導入するに当たり、事業ごみが増加している原因を市民に明らかにして欲しい。
【議長】
今の意見は、1つの要望として事務局は対処して欲しい。
本日の議事は全て終了したので、以上で閉会とする。
上記のとおり、平成18年度第1回春日井市廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、議長が署名(及び押印)する。
平成18年10月12日

議長 吉田 光雄 印 

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環境部 ごみ減量推進課

電話:0568-85-6223
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