平成28年度第3回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007235 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成28年8月10日(水曜日)午前10時~午前11時30分

2 開催場所

青少年女性センター 講習室

3 出席者

会長

中部大学教授              笠井 尚

副会長

愛知淑徳大学非常勤講師         松田照美

委員

弁護士                 山内益恵
公募委員                河村洋子
公募委員                山下一平
連合愛知尾張中地域協議会事務局長    加藤清光
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長    北村りさ
かすがい女性連盟代表理事        樋口初恵
 

欠席者

春日井商工会議所事務局長        山田眞平

事務局

市民生活部         部長    福慶達男
男女共同参画課       課長    内藤純子
男女共同参画課       課長補佐  林 一元
男女共同参画課       主査    原口幸恵

株式会社SRC

長谷川 友太

4 傍聴者

1名

5 議題

  1. アンケート項目の検討について
  2. その他

6 会議資料

7 委嘱状の交付

8 会長、副会長の選出

 春日井市男女共同参画審議会規則第3条第1項の規定に基づき、委員の互選により笠井委員を会長に、松田委員を副会長に選出した。

9 議事内容

議題1 アンケート項目の検討について

原口主査
 アンケート項目の検討について説明
笠井会長
 資料毎にご意見を伺いたいと思います。まず資料1、一般用の調査票について意見がありましたらお願いします。
樋口委員
 9ページの問17、「中学校まで」というのを中学生のアンケートに入れてほしいと思います。高校には行きたくないと思っている生徒や、行かないといけないという圧迫感を感じる生徒もいると思うので、中学生のアンケートに入れると良いと思います。
北村委員
 一般用と中学生用、共に入れるという事ですか。
樋口委員
 中学生には入れて頂きたいです。関連があるならば、一般用も入れて下さい。
山下委員
 子どもの貧困や家庭の事情もあると思います。
笠井会長
 入れるなら高校生も含め全部に入れなくていいのですか。
山下委員
 データ上、設問の有無で変わりますか。
SRC長谷川
 それぞれに設定するので大丈夫です。
河村委員
 その設問だと、家庭の事情があったとしても、高校に行きたいという願いがあるかも知れないです。
樋口委員
 高校生は過ぎてしまった内容ですが、全部統一して同じ質問にしますか。
笠井会長
 高校に行かなければならないというプレッシャーが、意識としてあるなら、高校に不本意ながら進学してしまったということです。
山下委員
 進学という文言はどうですか。学問を学びたいということですよね。
山内委員
 例えば、「あなたはどこまでの教育が必要だと思いますか。」義務教育で十分であるとか。
笠井会長
 中学を無くしたのはなぜですか。
内藤課長
 義務教育だからです。
笠井会長
 前回は、ありましたよね。
松田副会長
 前回の集計結果は、どうでしたか。
内藤課長
 平成22年の調査ですが、選択肢はありましたが回答はありませんでした。中学までという選択肢の回答は、一般ではありました。
河村委員
 意識調査という事なので、無いという事実がそこにあるという事が、意識として必要なのではないでしょうか。
北村委員
 大人と中学生は入れるとして、高校生はどうしましょうか。
笠井課長
 意識として入れるとしたら、高校生も入れた方がいいということですね。
河村委員
 中学校で、引きこもりで高校には行けないと思っている生徒や行っても無理だと思っている生徒も、学校側の意向で行く気になる生徒もいます。根本的なところで、行っても仕方ないと思っているから行っても、やめてしまう。という事実があり、その子の本当の気持ちを聞けるのでいいと思います。
福慶部長
 「あなたはどこまで進学したいですか。」という質問に対して、一般では、「子どもにどこまで進学させたいですか。」で良いのですが、高校生に、「あなたはどこまで進学したいですか。」という設問に対し、「中学まで」という項目は混乱するのであれば、選択肢から除いた方がよいです。アンケート調査なので、出来るだけ回答しやすい方がいいです。
加藤委員
 全てのアンケートに、「中学まで」の項目を入れて、一般の場合は親がどう期待をしているか。中学2年生や高校2年生にも入れた場合、設問の仕方を、「どこまで進学すべきですか。」という聞き方に変えたらどうでしょう。高校生で考えた時、進学すべか、という言い方に変えると、「中学まで」という項目があったとしても差支えないです。
福慶部長
 中学まで進学すればいいと思っていたが、高校まで進学してしまった。何のために進学するかは問8で知ることができます。高校まで進学したが中学まででも良いという考え方もあります。
内藤課長
 前回も調査しているので、比較も出来ます。
笠井会長
 データの取り方としては、分析に問題ないのでしょうか。高校生だけが、中学までという項目が入っていなくても問題ないのでしょうか。
SRC長谷川
 集計上は問題ないです。
福慶部長
 集計の仕方として、一般と中高を分けて出しますが、集計するときに全体を同一、一般用の集計三つを合わせるということはないですね。
SRC長谷川
 あくまでも、それぞれ3つで集計します。
松田副会長
 この設問は、前回との比較をとる意味がありますか。
福慶部長
 学歴社会が、どれだけ数段階落ちたのかというところをもって男女共同参画に結びつきます。
笠井会長
 その他の項目に、「中学まで」を書く可能性を想定しているのですよね。一般と中学校のアンケートで「中学まで」を入れたらいかがでしょうか。
樋口委員
 5ページの問10(1)の「4事業主や管理職の理解」の後に、「推奨する」とか「支援」という言葉を追加していただけたらと思います。
内藤課長
 「支援」としたら具体的にどういった支援が必要ですか。
樋口委員
 承認しますという事だけではなく、勧めますという内容です。
笠井会長
 理解だと承認するという形になってしまいますが、支援だと雰囲気を作ったり後押しをするということになるということですね。
山内委員
 選択肢9の職場に復帰するための支援をするのは、事業主ですよね。それと差別化するようなことですか。
樋口委員
 経済的な援助も入ってきますね。
福慶部長
 具体的に、「支援」というとそれ以降の選択肢が出てきますが、1や4はそういう意識を持って下さいと言う程度の理解という言葉です。
樋口委員
 実際に支援するとなると、その下にある項目を支援するということになりますね。わかりました。
笠井会長
 理解までということでいいですか。その他いかがですか。
山下委員
 この1から12までの順番ですが、1は家庭内で2からは職場内、5は広く一般に社会などポスター等で周知しているかですね。
山内委員
 前回と同じでよろしいのではないですか。1ページ目の問2でLGBTのことを初めて聞くことにしたとのことですが、最後のページでは男性・女性しか聞いていません。名古屋市で大学生にアンケートをしたときは、その他の欄がありました。そういうことを必要と考えているのか、一般的な考え方か、聞かせていただきたいです。
内藤課長
 取りあえず、前回との比較もあるので、一般的な内容で作ったアンケートです。
福慶部長
 その他という項目を設けたらという話も出ました。基本的に自分が思う性に○をうってもらえば良いと思います。
山内委員
 たぶん、自分の思った性ではなく戸籍の性を書きますよね。
内藤課長
 あえて、「自分が思った性で記入してください。」という注釈を入れようか、という意見もあったのですが、そこまでしなくてもいいのではないかという意見もあり、このようにしました。
笠井会長
 それでは資料の2と3で合わせてご意見をいただきたいのですがいかがでしょうか。
山内委員
 これは、いきなり性別から聞いていますが、何か意味があるのですか。
内藤課長
 一般の方は、回答率を上げるために最後に載せました。中高生の方は性別しか聞いていないので、最初に持ってきても問題ないのではないかということで、最初の方に持ってきました。
山内委員
 回答が簡単であれば、最後の方がいいと私は思います。自分の性別を意識して回答していくことになります。
内藤課長
 最初に聞いてしまうと、男女を意識して答えてしまうので、最後にということですか。検討します。
河村委員
 4ページの問10の質問がこの位置にあるのはどうでしょうか。「教育についておたずねします。」という内容に荷物運び等の質問があるのは違和感があります。
松田副会長
 「日常生活についておたずねします。」という項目の中に問10を入れてしまって、問5や問4のお手伝いの後にもってくるのはどうでしょう。
樋口委員
 2ページ問4の「(1)掃除」という項目ですが、自分の部屋を掃除していてもお手伝いとしますか。自分の部屋を掃除するのは当然のことですが。
内藤課長
 どんな言葉がいいでしょうか。
樋口委員
 「玄関などの掃除」とか。わざわざお風呂を別にしている訳は、みんな普通にしているからですか。家族共有の場所とか。
松田副会長
 中学校2年生にわかる表現がいいですね。
笠井会長
 「風呂の掃除」は別にした方がいいのですね。
内藤課長
 玄関、居間などの掃除としますか。
河村委員
 このアンケートは先生から補足説明はありますか。
内藤課長
 先生の補足説明はないです。
山内委員
 掃除でいいと思います。
内藤課長
 このままでもよろしいですか。
樋口委員
 はい。
笠井会長
 アンケートに直接関係ないのですが、最後のページはつけますか。
内藤課長
 せっかくアンケートを行うので、男女共同参画社会についてわかってもらいたいという気持ちがあります。
笠井会長
 回収してしまうとなると、こういうのを無視するクセがついてしまいます。ついているものに対して関心を持って見てほしいです。
福慶部長
 アンケートをやってもらう姿勢として、こういうのをやるのだという色を付けるということです。
山下委員
 これが答えになってしまいますよね。アンケートに100点満点はないが、これを読んだら答えが書けてしまいます。
内藤課長
 せっかくなので、本人に見てもらい、イメージをつけさせるのはどうでしょうか。
北村委員
 回答に何分ぐらい使うのですか。
内藤課長
 ホームルームなどを利用して行うので、20分弱です。裏が白紙になっているので、裏向けで回収しやすいと思います。
笠井会長
 つけていただいて結構です。
樋口委員
 一番最初につけるのはダメですか。
松田副会長
 それは刷り込みになってしまいます。答えを先に言ってしまうことになります。
樋口委員
 3ページの問8「あなたが勉強する理由は何ですか。」という設問に、他人に負けたくないと言う思いはあると思います。それを入れてもあまりデータ的に意味はありませんか。
北村委員
 その質問は前にありましたか。
内藤課長
 前にはありませんでした。
北村委員
 個人的な考えはその他に書いてくるのでしょうか。
松田副会長
 それは、「みんなが勉強しているから」に入るのではないでしょうか。
北村委員
 5ページの問12の「4 子どもが出来ても、ずっと職業を続ける方がよい」という問ですが、子どもを持たないと考えている場合もあると思いますが、そういうのは突っ込み過ぎですか。
内藤課長
 国と同じ設問です。子どもが出来る、出来ないに関わらずということです。なかなか読みにくいですか。
山内委員
 子どもが出来ても、出来なくても、という書き方よりかは、子どもに関係なくという聞き方の方がいいと思います。
樋口委員
 「子どもができても」という表現を抜いたらどうですか。
福慶部長
 女性の方の一般的な人生の流れとして、結婚するまでの職、子どもができるまで続ける、出来ても続ける、ある程度子どもが大きくなったら再びという順番になった設問かと思います。
北村委員
 人生の経過に対する結果をアンケートに求めているのですか。
福慶部長
 女性の職業生活への推進で、何がネックなのか。一般的な話ですね。
北村委員
 だから、「子どもが出来ても」という表現なんですね。
樋口委員
 4番を5番の後に持ってきて、「職業を続ける方がよい」とか、限定ではなく、「ずっと続けるほうがよい」としたらどうですか。
内藤課長
 下の設問で分岐の設問があるので順番を入れ替えるのは難しいです。
笠井会長
 問題はあるかもしれませんが、許容できる範囲なのではないでしょうか。変えるにしても難しいです。
樋口委員
 そうですね。
山内委員
 もし変えるなら選択肢が3つくらいあっていろんなパターンが無いといけません。
松田副会長
 女性のライフステージで、詰めてきていることがあると思います。今の段階において許容できないのか、ギリギリ許容できる段階なのか、そういう段階だと思います。
内藤課長
 学校からは、なるべく設問を少なくしてほしいと言われています。
笠井会長
 項目を増やした方が良ければ、後から伺うとします。
松田副会長
 一般とそろえるのもありだと思います。
内藤課長
 一般については理由を聞いていますが、中高生はこれで終わりです。一般と中高生と比較はできると思います。

議題2 その他

今後のスケジュールについて事務局から説明

上記のとおり平成28年度第3回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
 

平成28年9月10日

会長  笠井 尚
署名人 山内益恵

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市民生活部 男女共同参画課

電話:0568-85-4401
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