平成28年度第4回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007236 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成29年1月20日(金曜日)午前10時~午前11時45分

2 開催場所

青少年女性センター 講習室

3 出席者

会長

名城大学教授              笠井 尚

副会長

愛知淑徳大学非常勤講師         松田照美

委員

弁護士                 山内益恵
公募委員                河村洋子
公募委員                山下一平
かすがい女性連盟代表理事        樋口初恵
春日井商工会議所事務局長        鈴木夕雪  

欠席者

連合愛知尾張中地域協議会事務局長    加藤清光
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長    北村りさ
 

事務局

市民生活部         部長    福慶達男
男女共同参画課       課長    内藤純子
男女共同参画課       課長補佐  林 一元
男女共同参画課       主査    原口幸恵

株式会社SRC

長谷川 友太

4 傍聴者

1名

5 議題

  1. 調査結果について
  2. その他

6 会議資料

7 議事内容

議題1 調査結果について

原口主査
 調査結果について説明
樋口委員
 4ページ、問1 各分野における男女の地位「学校教育の場」では4割とありますが、6割の間違いではないでしょうか。
内藤課長
 おっしゃるとおりです。
樋口委員
 12 ページ、20 歳代は「平等である」(27.4%)が他の年代に比べて高くなっています。とあります。これは、下の表のことを言っているのですか。
松田副会長
 これは、左のグラフのことで、20 歳代の男女を合わせた数値です。
樋口委員
 左の表のことですね。わかりました。
内藤課長
 2.職場から4.政治の場まで、性・年齢別のコメントが少ないので、ボリュームを持たせようと考えます。
松田副会長
 とても細かく分析されています。特に頑張って増やす必要はないと思います。どこに注目して、どのように表現するのかが重要で難しいと思います。
樋口委員
 グラフの説明が次のページにあるものが何カ所かあります。圧縮するのは難しいと思いますが、同じページにまとめていただくと分かりやすいと思います。
松田副会長
 それについては、パソコンのスキルの問題もあります。そういう方向で検討していただくということでいかがでしょうか。
内藤課長
 表が小さくなってもみにくいという所があります。同じページにまとめて、おかしければ修正するということにします。
笠井会長
 28 ページの男女の平等意識のところまでで、いかがでしょうか。
松田副会長
 表現に苦しまれていると思いますが、「性・年齢別」では、どの年代も男性に比べ女性の方が『男性優遇』が高くなっている」と言っている反面、今度は『女性優遇』をみてみますと、どの年代をみても男性の方が女性より高いとなっていますよね。どちらを注目するかということで、この結果をあえて書く必要があるのかと感じています。【性・年齢別】と言ったところでは「平等」というところを取り上げて、「どの年代も男性の方が高い」と言った方が、反論はしないと思います。結果「平等」でみた方がバランスはとれるのではないでしょうか。
笠井会長
 今の意見はどうしますか。
松田副会長
 平等であるに着眼した文言に直したほうがいいと思います。3学校教育に関しては『男性優遇』『女性優遇』でみるとバランスが悪いと思います。
笠井会長
 学校教育は注目点をそちらにしていただくということでお願いします。26 ページに全国との比較の話がありますよね。全国調査より下回っているということになるのでしょうか。
松田副会長
 30 ページですが、30 歳代のみ男女の意識の差が大きくとありますが、50 歳代も大きな差があります。
内藤課長
 30 歳代だけ、男性と女性の『概ね賛成』と『概ね反対』の割合が他の年代と比較して逆転しているということを書きたかったのですが、うまく伝わっていなかったです。
松田副会長
 ではそのように書き直してください。
樋口委員
 この原因を調べると先が見えるかもしれませんね。
松田副会長
 30 ページ、年齢別のところで、20 歳代は『概ね賛成』(29.3%)が30%未満と他の年代に比べて低くなっていますとありますが、例えば30 歳代が32.2%ですよね。「若干低くなっています」とニュアンスをやわらげていただけますか。
内藤課長
 はい。
松田副会長
 44 ページの<2.食事の後片付け、食器洗い>の性別については、現実的な話として食器洗いは「主として女性が男性より高い」、「すべて女性が男性より高い」となっていますが、データをよく見ると、主に「女性」の部分には男女差はないです。「すべて女性」の意識差を取り上げたらどうかと思います。43、45、47、48 ページも同様です。「男女で協力」の意識差を取り上げるか、裏腹ですけど、「男女で協力」も差があります。「主に女性」をとりあげるのはちょっと弱いかなと思います。私が申し上げたのは性別に関する分析だけです。
内藤課長
 性別のところは「すべて女性」か「男女で協力」を入れていくということにします。
松田副会長
 49 ページですが、「看護・介護」に関しての表現ですけれども、20 代・30 代が「わからない」がとても多くなっている現状があります。「わからない」が単純な選択肢とは言えないですですから表現としては「男女の協力」が最も高くなっていますが、一方、「わからない」が27.7%となっています。とすると「わからない」の意味合いが変わってくると思います。
山内委員
 現実に直面してないということですかね。
松田副会長
 そういう言葉の使い方の配慮が必要だと思います。
笠井会長
 あらためて見ると、どうやって分析したらいいのかわかりませんね。
松田副会長
 わからないのは当事者ではないからですね。
笠井会長
 これはこれで現実ですからね。
樋口委員
 主に男性、すべて男性が、48 ページでは微々たるものですよね。
内藤課長
 他の項目も、すべて男性は少ないです。
松田副会長
 全部女性がやっているよというのか、男性がほとんどやっていないよというか、どちらかですね。
山内委員
 アンケートに答えられた中で50 歳代、60 歳代の男女比で回答が分かれるものに関しては、50 歳代、60 歳代でそういう回答になったのか、男女比でそうなったのか、どこの設問もそうですが、最初の方に男女の年齢別を示すことができますか。
内藤課長
 男女の年齢別ということですね。属性のところで入れるということですか。
山内委員
 60 歳代は男性の回答率が高いのかなと、思いましたので。
内藤課長
 属性でみると、60 歳代の男性は29.7%です。
山内委員
 意外と年齢が高い人もいるんだと思いました。
内藤課長
 男女の平等意識については、男女で大きく意識の違いがありましたので、【性・年齢別】を表に入れました。
鈴木委員
 「理想」という言葉のイメージがわかないのですが、50 ページの表の中で、理想の数字が並んでいます。男女で協力が51.9%とありますが、これはどこから出てきたのですか。
内藤課長
 この数字は、33 ページ「次のような家庭内の仕事を、主に誰が受けもつのが理想だと思いますか。」と理想の質問をしています。この数字を使っています。
鈴木委員
 わかりました。アンケートに答えられた方の理想値ということですよね。社会全体という話ではないのですね。
内藤課長
 アンケートに答えられた方の数値です。
山内委員
 30 ページには、【性・年齢別】の表が載っていますが、そこまでやると収拾がつかなくなりますね。
松田副会長
 データがあれば考えることはできる。あえて文章にする必要がない部分もあるのではないかとは思います。
松田副会長
 80 ページから84 ページの全体のところです。まず80 ページの真ん中の図を見ていただきたい。該当者を【性・年齢別】で示したものです。30 歳代の男性1人、40 歳代の男性1人、50 歳代の男性6人と、男性のサンプルがとても少ない状況になっています。80 ページの【性別】で、男性は「職業をもちたいと思わない」(35.1%)は、50 代60 代の意見です。女性はだいたいばらけます。サンプルの偏りがとても大きく、性別で単純に比較するのはバランス的にはおかしいと思います。それから82 ページにいきますと、「結婚の有無別」「子どもの有無別」のところの、結局女性の意見が圧倒的に多いということになりますよね。結婚している人たちは30 代・40 代の就業者ということになります。子どもがいるとなると高齢者になってくると。やっぱり30~50 代の男性が圧倒的にいないというデータが多くなるので、単純にこれを書いていいものなのか、他と同じように並べて分析するのはちょっと違うのではないかと思います。
内藤課長
 無くした方がいいですね。
松田副会長
 文章として書いた方がいいのではないでしょうか。
山内委員
 非就業者の男性が少なく、女性ばかりになったということを書けばいいのではないですか。
松田副会長
 一番違和感がある部分がここです。
笠井会長
 前回調査でも同じ項目があったのですよね。そこでも同じような傾向だったのでしょうか。
松田副会長
 これほど細かい項目をあげて分析することは、無理があるのではないかと思います。どういった言葉を設けるか。もう少し丁寧に説明した文章が必要だと思います。
内藤課長
 前回は、男女別のデータが出ていないので何とも言えないのですが。あえてここに入れるのは、やめます。
松田副会長
 ちょっと偏りが大きすぎます。
笠井会長
 53 ページに全国の比較が出ています。春日井市の調査との比較がみえます。かなりポイントの差がありますが、この分析はどうしますか。改定の際の材料にするということですか。
内藤課長
 そうですね。プラン改定の資料とします。
山下委員
 県では、同じような調査をしていないのですか。
内藤課長
 やっていないです。
山下委員
 春日井市が違うのか、東海エリア・尾張地区などで分類すると傾向がまた違ってくるかもしれないですね。
内藤課長
 豊田市も行いましたが、春日井市と同じような傾向が出ていたと思います。
笠井会長
 広域の問題ですね。
福慶部長
 こういった結果が出ていますので、女性活躍推進、ワーク・ライフ・バランスを主として強化していきます。職場環境は企業主の意識を変えていかないとなかなか進まないと思います。子育てが忙しいからできないという面もあり、子育て支援も側面的に考えますが、直接的には女性活躍推進という面で直接的に企業に啓発していかないといけない。そういう面を含めてプランを作成していくということになります。
内藤課長
 今年度も商工会議所でワーク・ライフ・バランスの啓発を行いました。来年度もよろしくお願いします。
松田副会長
 102 ページの斜字についてです。前回調査に比べて少し増えたということですが、パワハラがセクハラよりも多いということが今回の調査でわかったので、「今回初めて調査したパワハラについては32.8%になった」と入れてみてはどうかと思います。セクハラより気になります。
内藤課長
 確かにそのとおりです。入れていきたいと思います。
松田副会長
 112 ページ、「暴力を受けたときに誰に相談しましたか」の性別ですが、サンプル数をみますと男性25、女性101 です。全体を比較した表現はいらないと思います。サンプル数が少ないので、性別という項目自体を削除してもいいかもしれないです。
内藤課長
 性別を入れるのであれば、男性は、相談しようと思わなかったが女性より高くなっているとかがいいですか。
松田副会長
 そうですね。
笠井会長
 サンプル数が男性の4倍あるから、パーセンテージにすると不思議な感じになりますよね。
笠井会長
 アンケートの分析から直接見えてこないとは思いますが、春日井市では何が重要なのか。全国的にみて春日井市はどういう位置づけなのか、市の傾向として前回調査とあまり変わらない部分もあります。そうすると対策が変わらないことになります。その辺をどう処理していったらいいか。
福慶部長
 市の政策のPRが足りなかったとなると、今後どうしていくのか。どこに力を入れていくのか、前回調査と変わりないということは進歩がないということです。効果的な意識付けができるような施策を考える、反省材料にはなります。
松田副会長
 女性の悩み相談窓口が最も高いとなっていますが、最も高いのは知っているものはないが、一番高いですよね。
笠井会長
 166 ページで、1.ケータイ・スマホを勝手に見たり、勝手に操作するでは、「別にかまわない」の数字が多いのに驚きました。これは、今回新たな設問でしたか。以前は、どうでしたか。
内藤課長
 前回とは、質問の仕方が変わっています。前回は、すべきでない、何も思わない、よくわからない。とありました。中学生は、すべきでない76.8%、何も思わない7.9%、よくわからない14.0%でした。高校生は、すべきでない87.1%、何も思わない7.8%、よくわからない4.6%でした。
笠井会長
 こういう調査結果は、ぜひ学校教育に活かしてもらいたいです。168 ページでも、別にかまわないがあるのがすごいと思います。
山下委員
 最終的に、この調査報告書は製本されるのですか。
内藤課長
 はい。委員の皆様に配布します。
山下委員
 広く市民に配布するのですか。
内藤課長
 情報紙でお知らせしたり、冊子は各公共施設に配布したり、ホームページで掲載したりします。
山下委員
 概要、一般市民、中高生の結果と分かれており、最初のページにまとめがありますが、突合せするのに時間がかかりました。4ページの問1は、8ページの2男女の平等意識のことだと思いますがどこのことを言っているのかわかりづらいです。問1の前に説明を入れるといいと思います。
内藤課長
 見やすくまとめます。
鈴木委員
 企業側で言うと、育児休業の問題があります。1年間休むと企業側には負担になる。その穴埋めをする手立てがない、周りのもので復帰するまで頑張れと、指示が飛びます。育児休暇を取ると負担をかけてしまうんだなと悪循環になり、2 人目以降はいいかなと思ったりします。企業側の声を聞いてもらい、次の方策を考えていただきたいです。企業側の意見を吸い上げるのには、協力をします。個人的には法律の中に組み込んで欲しいぐらいです。そのぐらいのことをしないと改善されないと思います。
内藤課長
 昨年度、企業向けに意識調査をさせていただきました。その結果を踏まえ、プランに活かしていきたいと思います。
河村委員
 中学・高校生を対象にとったデータですので、ぜひ養護教諭に下ろしていただきたいです。学校保健委員会にて使っていただくと、子どもたちの意識が変わってくると思います。ラインや、男女の性別のことについて、授業の中に取り入れた研修会を開いています。
そういうときに、このデータを使用すると有効的だと思います。
内藤課長
 ありがとうございます。

議題2 その他

今後のスケジュールについて事務局から説明

上記のとおり平成28年度第4回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
 

平成29年2月20日

会長  笠井 尚
署名人 山下 一平

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市民生活部 多様性社会推進課

電話:0568-85-4401
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