平成29年度第1回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007238 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成29年6月7日(水曜日)午後2時~午後3時30分

2 開催場所

青少年女性センター 第1集会室

3 出席者

会長

名城大学教授              笠井 尚

副会長

愛知淑徳大学非常勤講師         松田照美

委員

弁護士                 山内益恵
公募委員                河村洋子
連合愛知尾張中地域協議会事務局長    加藤清光
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長    金谷貴子
かすがい女性連盟代表理事           樋口初恵
春日井商工会議所事務局長兼運営課長   鈴木夕雪

欠席者

公募委員                山下一平   

事務局

市民生活部         部長    野村英章
男女共同参画課       課長    内藤純子
男女共同参画課       課長補佐  林 一元
男女共同参画課       主査    原口幸恵

4 傍聴者

1名

5 議題

  1. 男女共同参画推進の実施状況について
  2. プラン改定について
  3. その他

6 会議資料

7 議事内容

議題1 男女共同参画推進の実施状況について

原口主査
 男女共同参画推進の実施状況について説明
松田副会長
 6ページのジェンダーかるたですが、わいわいカーニバルの時にジェンダーかるたとりの協力をさせていただきましたが、作成から時間が経っており、時代にそぐわないものもありますので改定してもいいのではないかと感じました。改定の計画はありますか。
内藤課長
 今のところ改定の予定はありません。改定も視野に入れていきたいと考えます。
笠井会長
 7ページ4-1.女性に関する図書の収集2,930 冊とありますが、選書はどういうやり方ですか。
内藤課長
 昨年度から増書は、33 冊です。LGBTに関する本や同性婚、女性が働き続ける社会の仕組みや、女性議員はどうすれば増えるのかなど、女性問題に関する本を購入しました。選定は、市職員の中で協議しながら行っています。
笠井会長
 以前もお話しましたが、図書館の方とは管轄が違うのですね。利用状況はいかがですか
内藤課長
 28 年度は227 冊、84 人という状況です。新着本が出ると、新刊案内を作成し、玄関に掲示しています。
笠井会長
 色々な講座の時などに、皆さんに見ていただくといいと思います。
山内委員
 審議会等女性委員がゼロの数が平成28 年度2から29 年度1に、市の管理職に占める女性の割合が26.2%と、目標の33 年を待たなくても大丈夫だと思いましたが、市が努力していることを民間にアピールするような方策は考えていませんか。市役所の中だけでなく一般市民に知っていただくことが、他の所でもこういう状況を作っていかないといけないかなと動機に繋がっていくのではないですか。
内藤課長
 目標値については、上がってきているものもあります。報告としては、この報告書を市民の皆さんに見ていただく形です。
山内委員
 はるかの役割はどういったものですか。
内藤課長
 昨年度は、ワーク・ライフ・バランスを中心に啓発しました。
山内委員
 今年のテーマは決まっていますか。
内藤課長
 今年度は、LGBTの周知を考えています。
内藤課長
 審議会の女性委員ですが、山内委員から33 年度待たなくても大丈夫ではないかとお話がありましたが、24 年に22.6%、25 年に26.1%となりましたが、その後横ばいです。33 年に30%の目標は、厳しいと感じます。
山内委員
 弁護士会も男性社会です。女性が増えてきてはいますが、女性は合格者の内の4分の1ぐらいです。今年はじめて女性が愛知県弁護士会の会長になり、理事者も6名の内3名が女性になりました。女性が活躍していると、アピールすることで後戻りできないように、足元を固めることも大事かなと思います。
内藤課長
 メディアの力を利用するのも大事だと思います。
樋口委員
 はるかに、女性の委員が選ばれました、とインパクトのある広報をするのも手かと思います。
内藤課長
 はるかのページ数が限られていますので、テーマの内容でいっぱいになる状態ですが、考えていきたいとは思います。
樋口委員
 中日新聞では、頑張っている女性の写真が掲載されています。ひとコマでもいいと思います。
内藤課長
 審議会委員は、団体推薦で男性しか選ばれなかったとか、充て職だからという意見があります。各課の要綱で決まっていますので、そこから変えないといけません。
松田副会長
 24 ページには表があり、25 ページには職名が記載してあります。関係性がよくわかりません。
内藤課長
 25 ページには、昇任した部署が記載されています。
松田副会長
 29 年度のデータも、一般行政職の登用状況のデータとして見ればいいのですね。
内藤課長
 29 年度に課長職が2名増えていますが、健康管理事業団と、学校教育課の指導主事に1名ということで5名になっています。
山内委員
 ファミリー・フレンドリー企業とありますが、春日井市で募集しているものですか。
内藤課長
 愛知県での登録になります。
山内委員
 ファミリー・フレンドリー企業という制度があることが、ワーク・ライフ・バランスのパンフレットに掲載されているといいと思います。
内藤課長
 以前、はるかで掲載しましたが、また機会があれば掲載します。経済振興課のホームページには紹介しています。
内藤課長
 53 ページに保育の事が掲載されていますが、4月時点では待機児童ゼロでしたが、毎月申請がありますので、今現在ゼロとは限らないです。
笠井会長
 ワーク・ライフ・バランスについて、若い人に働きかけることはありますか。
内藤課長
 若い人に向けては、行っていません。企業や商工会議所に御協力いただいき講座を実施していきます。
笠井会長
 学校のキャリア教育に入るのか、どうでしょうね。
松田副会長
 ファミリー・フレンドリー企業の話が出ましたが、若い人の感覚だとブラック企業に対比するホワイト企業に関心は強い印象があります。ファミリー・フレンドリー企業となると家庭を持っていないといけないような感覚があります。自分の問題となると、ホワイト企業の方が関心を持っている。ホワイト企業とかブラック企業は行政用語ではないですよね。そういう意味で使いにくいですね。
笠井会長
 生活と仕事に理解を深めて社会に出る事が必要だと思います。
松田副会長
 仕事とプライベートとどのように関わっていくのか、会社の枠組みもありますが、主体的な関わり方も必要だと痛感します。キャリア教育の領域ですかね。
河村委員
 市男性職員の育児休暇取得率が、0%です。理由はありますか。
内藤課長
 市の中でも取りづらい雰囲気はあると思います。自分も取りたいという意識も低いですし、取る人が珍しい雰囲気はあります。周りの目もあるのかと思います。
松田副会長
 対象者がゼロということですか。
内藤課長
 対象となった男性は72 人いましたが、取得者はゼロでした。昨年も同じ72 人でしたが、取得者は3人でした。
山内委員
 1週間でも2週間でも取得するといいですよね。もったいないです。
河村委員
 男性が育児休暇を取ることで子どもへの見方が変わってきます。その後の育児、教育の関心度も変わってきます。
内藤課長
 春日井市でも特定事業主行動計画を策定しており、男性の育児休暇取得率10%を目指しています。
笠井会長
 取得した人の話が聞ければ、意識が変わるのではないでしょうか。
河村委員
 効果を知ってもらうのもいいと思います。
内藤課長
 今後、はるかの特集でも考えていきたいと思います。
鈴木委員
 商工会議所で以前取得した人が1人いました。権利はありますが、取らなくても済んでしまう社会の風潮があると思います。取得する意思が職員にあるかどうかです。家庭の環境もあると思います。
松田副会長
 男性の方は、どれぐらいという感覚なのでしょうか。
鈴木委員
 その職員は1 ヶ月弱でした。
松田副会長
 1週間ぐらいだと取りやすいでしょうか。
林課長補佐
 部署によると思います。
山内委員
 その時しかとれない貴重な機会だと思います。
鈴木委員
 DV相談件数が818 件とあります。男性が駆け込んでくるケースはありますか。
内藤課長
 男性相談は、48 件22 名実相談がありました。妻、彼女からDVを受けているという相談は18 件。オンライン相談は15 件、これは、お一人の方からです。支援措置は11 件、娘の離婚について、一時保護者の夫からの問い合わせも4件ほどありました。
鈴木委員
 夫が被害者であるというニュースも聞きます。実態としてどうなのかと思いました。
笠井会長
 男性に対する相談体制について、展望はどうですか。
内藤課長
 今後の動向を見ながら考えていきたいと思います。
松田副会長
 「一時扶助を行った」、「児童扶養手当の周知」、「住所の非表示」とか、「校区外通学」とか、色々な部署が連携して行っているのが伝わってきます。配慮して、繋がりあって行っているのだと、よくわかりました。
内藤課長
 庁内でもDV対策連絡会議を行っています。一時保護となると、他の課と連携を取りながら進めているのが現状です。

議題2 プラン改定について

原口主査
 プラン改定について説明
樋口委員
 重点項目についてですが、女性の活躍促進というと抽象的です。3つを分けるのではなく、女性の活躍促進の中にワーク・ライフ・バランスをいれたらいいと思います。LGBTのことを行うと言われましたので、人権を尊重した社会づくりを入れたらどうでしょうか。
内藤課長
 LGBTのことはプランに入れて行こうと考えています。目標4.の性の理解の中ではどうかと考えています。
河村委員
 保育サービスの充実とありますが、保育のサービスの充実は女性が社会に進出するために必要だと思いますが、大人のペースでサービスがされ、子どもの情緒の部分が抜け落ちていく気がします。保育サービスの中に盛りこめればと思います。保育士が手厚く関わっていても、親に代われない部分があります。女性が進出する部分に重きを置いて子どもがおきざりにされている気がします。
内藤課長
 子どもの情緒が入っていないのが現状です。子どもの居場所作りとか保育サービスに力を入れていますが、子どもの情緒と言われると難しいです。
河村委員
 仕事を早めに切り上げ、子どもと関わる時間を保障する制度がある国があるようです。母親業の部分も保障していかないと子どもは育っていかないし、子どもは、次の世代を担っていく財産だと思います。薄れていくと次の世代が希薄になるような気がします。そういった怖さを感じます。
笠井会長
 部署が離れる危険もありますが、子どもの人権を踏まえ、子どもの最善の利益を考えた仕組みを意識する必要があります。
河村委員
 DVがあるがゆえに、夫婦が別れ、ひとり親家族になるがゆえに子どもの貧困になるという連鎖があります。部署が違うというものの、連携していかないと全体の社会としてはうまく動いていかないような気がします。
内藤課長
 市でも育児時間として、早く帰れる制度はあります。色々なところに広がるといいと思います。
笠井会長
 盛りこむことができるといいですね。
松田副会長
 DV被害者への対応のように、色々な部署が手を取り合って、考え方としては包括的に取り組むのではと思います。
河村委員
 スクールソーシャルワーカーが各学校に入って、DV、虐待の家庭を社会の資源と結びつけながら守っていこうと、いい動きをしています。連携しながら子育ても含め支えていければいいと思います。
笠井会長
 中学生は、一般市民より意識が高いです。中学生は意識が高いが大人になるとゆるんでしまうのでしょうか。啓発の目標はどうしたらいいでしょうね。
山内委員
 学校教育は、男女差は出ませんね。クラスでも女の子の方が活発だったりします。社会に出て行くとあきらめてしまう社会なのでしょうか。

議題3 その他

今後のスケジュールについて事務局から説明

 上記のとおり平成29年度第1回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
 

平成29年7月5日

会長  笠井 尚
署名人 河村 洋子

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市民生活部 多様性社会推進課

電話:0568-85-4401
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