平成29年度第2回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007239 更新日 平成30年2月22日

印刷大きな文字で印刷

1 開催日時

平成29年7月5日(水曜日)午後2時~午後3時5分

2 開催場所

青少年女性センター 講習室

3 出席者

会長

名城大学教授              笠井 尚

副会長

愛知淑徳大学非常勤講師         松田照美

委員

弁護士                 山内益恵
公募委員                河村洋子
公募委員                山下一平
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長    金谷貴子
かすがい女性連盟代表理事           樋口初恵
春日井商工会議所事務局長兼運営課長   鈴木夕雪

欠席者

連合愛知尾張中地域協議会事務局長    加藤清光
   

事務局

市民生活部         部長    野村英章
男女共同参画課       課長    内藤純子
男女共同参画課       課長補佐  林 一元
男女共同参画課       主査    原口幸恵

4 傍聴者

2名

5 議題

  1. プラン改定について
  2. その他

6 会議資料

7 議事内容

議題1 プラン改定について

原口主査
 プラン改定について説明
樋口委員
 現行プランの施策2と施策5にある「家庭」という言葉をなくし、子どもの頃からの、としたのは、学校教育の影響が大きいからですか。
内藤課長
 施策1と2は、ひとつにまとめましたが、事業が重なるため、意識づくりが必要という意味で、ひとつにまとめた案をお示しさせていただきました。現行プランの施策5「学校、家庭などにおける平等教育の推進」については、学校だけではなく保育園等、家庭も含まれており、「子どもの頃からの」と変更したいと考えます。
松田副会長
 目標3.ワーク・ライフ・バランスの施策の下に、「就業における男女共同参画の促進」を入れると、仕事と家庭の両立が先にあって、就業における労働の場、働く場における男女平等が下にくることになります。極端な言い方だと独身者はどこに含まれるのでしょうか。労働の場においての男女共同参画があって、ワーク・ライフ・バランスも出てくるので、今回は見直しということもあり、あえて目標3.のワーク・ライフ・バランスの施策に就業を置くよりは、従来どおり目標2.あらゆる分野へ男女が共に参画できる基盤づくりに置いておいた方がよいと思います。
樋口委員
 ワーク・ライフ・バランスは、結婚している、していないということではなく、男女とも、仕事と自分の生活に、どうバランスをとって生活していけばいいか、という考えです。子どもがいる家庭でもいない家庭でも、ワーク・ライフ・バランスを考えていくことが必要だと考えていました。結婚しているなど条件があるのですか。
松田副会長
 国としては、特に言っていないです。仕事と生活の調和です。結婚しているとか、家庭があるとか言っている訳ではありません。目標2.では、あらゆる分野の男女共同参画の中で、就業、地域、政策方針過程などの男女平等と、位置づけています。目標3.とすると、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の中に働く場の男女平等が入ってくるということです。
内藤課長
 目標2.のあらゆる分野の中で、就業の部分が入っていないので、ワーク・ライフ・バランスでの就業ではなく、あらゆる分野でも就業における男女共同参画を入れた方がいいということですね。ワーク・ライフ・バランスの中に就業における男女平等を入れたらどうかという考えもありました。今までどおり目標2.のあらゆる分野の中に就業の部分を入れた方が、きれいにまとまるので、案2の方がいいと思います。
笠井会長
 目標3.の中に入れると何が変わるのか、目標2.に入っていた施策と同じものが入っていますよね。
内藤課長
 目標2.のあらゆる分野の中から就業が抜けてしまうと、ワーク・ライフ・バランスと就業と一緒になった気がしますので、独身の方も含まれる、というのがわかりにくいと思います。
笠井会長
 元に戻すことによって、戻そうとした趣旨が消えてしまうといけないですが。何か理由があったのですか。
内藤課長
 資料6にある、目標ごとの施策、課題を考えたときに、就業の部分が重なりましたので、就業についてはひとつの目標に、まとめた方がよいと考えました。
笠井会長
 ひとつにした方がよいと思った部分が、また元に戻すとなっても大丈夫ですか。
内藤課長
 現行プランと同じなので、問題ないと考えます。
笠井会長
 案2の現行プランに戻す形でよろしいですか。
山下委員
 目標2.に、地域における、という言葉がありますが、目標3.にも地域生活というのがあります。何が違いますか。
内藤課長
 重なる部分でもあり、事務局でも検討しました。ワーク・ライフ・バランスとしたときに、仕事と家庭、地域のバランスと説明しています。目標2.の地域における男女共同参画の促進は地域での活躍を、目標3.は地域に参加する意味合いです。
山下委員
 目標の立て方は、どういう区切りですか。
内藤課長
 プランを最初に作成したときに、この目標設定でした。今回は改定になるので、目標は、それほど変えない方針です。
山下委員
 防災活動以外にはないのですか。
内藤課長
 「男女共同参画の視点を取り入れた地域活動の普及」が施策13にあります。今、防災活動は国として言われています。その時の対策として男女共同参画の視点は必要ですので追加しました。
山下委員
 課題に、さまざまな困難を抱える男女への支援とありますが、ここは、なぜ男女なんですか。
内藤課長
 目標が、あらゆる分野へ男女が共に参画できる基盤づくりとありますので、男女としています。女性だけでなく男女共に支援をしていかなければならないという意味で男女と入っています。
山下委員
 ここは、あえて男女と書いた方がいいのですね。
内藤課長
 さまざまな困難を抱える人への支援でもいいのでは、ということですか。
山下委員
 目標5.には、性の多様性への理解促進という言葉がありますが。
内藤課長
 全て男女を削除すると意味が通じなくなってしまいます。性の多様性は理解していきながら男女共同参画もきちんとしていきましょう。という意味です。
樋口委員
 施策に「女性が働き続けやすい職場環境の整備」というのがあります。M字カーブのこともありますが、男性が抜けているような気もします。女性と決め付けるのもどうかと思いますが。
内藤課長
 女性の活躍推進ということで位置づけています。女性が働き続けやすいということが重要であり、それは、男性も働きやすい環境だと思います。
樋口委員
 男女という言葉を意識的に省いているのかなと思いましたが。
山内委員
 総論的な話ではなくて、何がねらいでやっているのか絞っていくのであれば、女性が働き続けやすい職場環境の整備と言っていいと思います。
笠井会長
 どこに力を入れるかですよね。
河村委員
 大きな目標として、子育て中の母親が社会に出るのが難しいという現状があるからこそですよね。焦点を当てる所は、女性であると思います。
笠井会長
 地域が両方にあるのは整理がつきにくいところもありますが、色々な事業を展開していく中で重なりも出てきます。目標2.だと大きな枠組みの中で男女共同参画のことを言っています。ワーク・ライフ・バランスだと少し個人の視点が強いので、どちらの点からいくかで事業展開が違うのかと思うと整理ができると思います。両方に入りますが、目標を大事に考えるといいのかと思います。
松田副会長
 確認ですが、現行の目標5.の課題では、男女間における暴力の根絶とDVのある家庭に育つ子どもへの支援が、施策では一緒になりDV対策基本計画の取り組みに基づく施策の推進となっています。課題にあったDVのある家庭に育つ子どもへの支援は、DV対策基本計画の中に含まれていると理解してよろしいでしょうか。
内藤課長
 DV対策基本計画(第2次)の取り組みの施策の中に、DVのある家庭に育つ子どもへの支援も入っています。
笠井会長
 目標4.の課題1互いの性を理解し、尊重する環境づくりですが、互いの性と始まると落ち着きがよくない感じがします。性についての理解を深め、はどうでしょうか。
内藤課長
 互いで始まると、誰と誰なのかわからないですね。では、性についての理解を深め、尊重する環境づくりとしたいと思います。
松田副会長
 目標3.の新しい施策に「介護を担う人々への支援と介護サービス職員の資質向上」とありますが、介護を担う人々への支援というのが、5年前にプランができた時には、見えなかった問題で、5年が経ち介護支援だけではなく、介護を担う人々にも支援がいるということがみえてきたところが、年月のところでの課題だと思いました。
河村委員
 目標5.暴力を根絶する社会づくりのところです。高齢者や障がいがある人達への暴力は、ここには含まれないのですか。
内藤課長
 高齢者などは、他の課が計画を策定して行っていますので、男女共同参画プランとしては、入れなくてもいいのでは、という考えです。
山下委員
 課題に、性別に起因する暴力の根絶があります。課題1には配偶者・パートナーからの暴力防止対策の推進とありますが、夫婦、パートナーなど恋愛関係は課題1であって課題2は、それ以外ということですか。
内藤課長
 暴力は、配偶者・パートナー間だけではありません。ストーカーなどは、配偶者・パートナー以外からもあります。
山下委員
 ストーカーを出したかったための課題ですか。
内藤課長
 ストーカー・性犯罪・セクハラ等ですが、そこをまとめ、DVとは別と判断しました。配偶者・パートナーからも含まれますが、それ以外に性別に起因する暴力、と位置づけました。
松田副会長
 DVというのは、配偶者、パートナーなど関係性のある人からの暴力ですが、ストーカー、性犯罪、性暴力は一方的です。買春の問題も配偶者・パートナーからとは言えないです。そういったことから、性別に起因する暴力とあってもいいと思います。
樋口委員
 DVのある家庭に育つ子どもへの支援は、DV対策基本計画に含まれるとのことでしたので、課題を配偶者・パートナー、保護者からのと付け加えたらどうですか。
内藤課長
 子どもの前でDVがあると、児童虐待にあたるので、DVのある家庭に育つ子どもへの支援となっています。配偶者・パートナーからの中に含まれると考えます。
松田副会長
 保護者からの、となると親子虐待になります。保護者からの暴力は、子どもの虐待になります。DV対策基本計画とは違ってきます。
笠井会長
 施策のストーカー等犯罪防止対策と被害者への支援は、ストーカー等性犯罪防止対策と言ってもいのですか。
松田副会長
 事業の内容を見てみますと、ストーカー・性犯罪・セクハラ防止対策と入っています。
山内委員
 ストーカーは、性犯罪の例示ではありません。ストーカーは性犯罪とは限りません。入れるのであれば、ストーカー・性犯罪です。
内藤課長
 ストーカー・性犯罪等防止対策と被害者への支援でよろしいですか。
山内委員
 等の中にセクハラが入るということで理解しました。

議題2 その他

今後の日程についてお知らせ

 上記のとおり平成29年度第2回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
 

平成29年8月5日

会長  笠井 尚
署名人 金谷 貴子

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

市民生活部 多様性社会推進課

電話:0568-85-4401
市民生活部 多様性社会推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。