平成23年度第3回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007252 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成23年8月8日(月曜日)午後1時30分~午後3時30分

2 開催場所

春日井市役所3階 行政委員会室

3 出席者

会長
名古屋学院大学講師 松田照美
副会長
南山大学教授 沢登文治
委員
かすがい女性連盟代表理事 石原美恵子
中部大学教授 笠井尚
連合愛知尾張中地域連絡協議会事務局長 加藤清光
公募委員 鬼頭真理子
公募委員 鈴木良和
弁護士 野田葉子
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長 大田幸子
東海学園大学非常勤講師 山尾美香
事務局
市民生活部 部長 戸田佳実
男女共同参画課 課長 長谷川敦
男女共同参画課 課長補佐 吉川栄子
男女共同参画課 主査 牧野陽子

4 傍聴者

7名

5 議題

  1. 新かすがい男女共同参画プランについて

6 会議資料

7 議事内容

議題1 新かすがい男女共同参画プランについて

松田会長
新プランの目標と課題については、第2回審議会の最後に専門部会を開き、検討することを確認しました。専門部会について沢登副会長から一言お願いします。
沢登副会長
7月27日、市役所において本日配布した名簿にある5名により専門部会を開催したことをご報告します。
松田会長
ありがとうございました。本日の資料は専門部会で検討された内容です。本日は、委員のみなさんにご検討いただきたいと思います。
長谷川課長
基本目標・基本理念について説明。
石原委員
1行目。「計画」を「プラン」にした方がいいと思います。また、基本目標に具体的なイメージの追加を提案したいと思います。
松田会長
1つは字句の訂正。もう1つは、プランのサブタイトルをつけてはどうかということですが、いかがでしょうか。
山尾委員
前回のプラン策定の際も、サブタイトルを審議会で決めたのでしょうか。  
松田会長
プランが出来上がってきた最終段階で、いくつかあったアイデアの中から決めたように記憶しています。サブタイトルについては、しばらく保留とし、プランの出来上がる頃に事務局からいくつか案を出していただくことにしたいと思います。
鬼頭委員
基本目標が「男女共同参画社会の実現」と現プランの「男女共同参画社会の実現のために」から変更になっていますが、「のために」を外した意図はありますか。
長谷川課長
「実現」とした方がより明確になると考えたからです。
鬼頭委員
基本理念の「国際的協調」の説明で、「取組」となっていますが、「取組み」にした方がいいと思います。
松田会長
繰り返し出てくる言葉は他にもありますが、文言の統一は事務局で精査してください。
沢登副会長
この理念は、春日井市男女共同参画推進条例第3条を引用しているので、そのままでいいと思います。
松田会長
条例に記載があるとのことなので、このままとしたいと思います。目標1.と2.について、事務局から説明をお願いします。
長谷川課長
目標1.と2.について説明。
鈴木委員
4点伺いたいと思います。まず1点目。目標1.グラフ2.の説明があちらこちらにいっているという感覚を受けるということ。2点目。「意識の改善」とありますが、「改善」が引っかかるということ。3点目。市民が期待していることに、市民意識調査で多かった「子育て支援や保育サービスの充実」が抜けているのではないかということ。4点目。第2の課題として「男女平等の視点に立った教育・学習の推進」が挙げられていますが、家庭内の家事分担や役割は「参画」の観点に立っていないのではないか。以上です。
松田会長
1点目については、データの出し方と結論の出し方の整理が必要ということです。2点目は、「改善」という言葉が引っかかるということ。3点目の子育て支援や保育サービスについては、意識づくりについて市に何を期待されているのかが書かれている文章なので、食い違いはないと思います。4点目は、男女平等と男女共同参画といったところでズレがあるのではないか。ということですが、いかがでしょうか。1点目の文章の整理は事務局で検討していただきたいと思います。「意識の改善」の部分は、みなさんいかがでしょうか。
沢登副会長
「意識の改善」よりいい言葉はないかということですか。
鈴木委員
「意識の在り方について」とした方が、より自然ではないかと思います。
石原委員
「改善する」という言葉を残さないと「意識づくり」というテーマを持った意味がないと思います。
笠井委員
前回のプランでは、「性別に基づく固定的役割分担意識は、未だ根強く残っている」という認識だったので、意識を改める必要があると思います。
山尾委員
「意識」を「性別役割分担に対する意識」ではなく、「男女共同参画に関する意識」と捉えると「改善」でもいいと思います。
松田会長
「意識の改善」だけでは、何の意識か曖昧になってしまうので、「男女共同参画に関する意識の改善」とすることで、男女共同参画に関する理解を深めるといったことも含んで表現していきたいと思います。最後に「男女平等」の部分だけではないかというご指摘ですが、1つには、すべてを書ききれないという制約もあると思いますが、いかがでしょうか。
鈴木委員
目標1.は男性も女性も同じようにやるべきだという意識づくりの基盤の文章に読み取れます。
松田会長
性別役割分担、いわゆる男らしく、女らしくといった従来の役割をクロスオーバーしていこうという考え方ですので、男女平等と男女共同参画を振り分けるのは難しいと考えます。
野田委員
男女共同参画社会の実現に、課題2のように男女平等を基盤として考えるのなら、男女平等や男女共同という言葉が入っていなくても何らおかしくはないと思います。
松田会長
男女平等をベースに考えても十分ではないかということです。特に文言の修正や書き加えは必要ないと思います。鈴木委員のような受け取り方もあるということを注意して、これから考えていきたいと思います。
鬼頭委員
「市の取り組み(プラン・フォーラム・情報紙等)」とありますが、正式名称を書く必要はありませんか。
松田会長
正式名称を記載した方がいいと思います。
鬼頭委員
2ページ下から3行目。「高校生になると男子の割合が増加しており」とありますが、何が増加しているのか明記した方がいいと思います。3ページ下から4行目。「メディアを読み解く」の前に「メディアリテラシー」を入れた方がいいと思います。
松田会長
メディアリテラシーは、よく使う言葉なので入れた方がいいと思います。
鬼頭委員
同じく一番下の行。「男女共同参画に資するメディアの利用を助長できる体制づくり」を分かりやすくした方がいいと思います。
松田会長
分かりやすい文章に事務局で修正してください。
鈴木委員
P9課題2「女性が社会で職業に就くということは、もはや何ら不自然な時代ではなくなりました」とありますが、「不自然な時代」とはいつのことかと思います。また、女性の就労には家庭での安定した収入の保障と大きく関係があると思いますので、行政がきちんと働く条件を作っていけば、やむを得ず働かなくてもいいと思います。
石原委員
私自身、管理職に就けるような教育を受けることや、働き続けるための保育所や学童保育などの必要性を感じながら働いていましたので、社会基盤を整えられるといいと思います。
鈴木委員
女性だけでなく、男性にも同じことが言えると思います。
石原委員
ここでは、M字型雇用が問題だといっているので、ワーク・ライフ・バランスのことも考慮していただきたいと思います。
松田会長
この現状と課題では、問題を大きな枠組みで取り上げており、細部については、施策や事業に何を取り上げるのかということになると思いますが、いかがでしょうか。
野田委員
女性が継続して職業に携わることができるような基盤づくりだけでなく、一度仕事をやめて子育てに専念したあと、再就職するときの条件をよくするための基盤づくりを追加していただきたいと思います。
石原委員
企業へインセンティブを促すような施策、例えば市の入札制度に男女共同参画の貢献度の評価を設けるなど、具体的な施策を取り入れればと思います。また、企業との連携も入れ、企業の意識改革を進めていくことが大事だと思います。目標2.課題3中段「これは、男性をそのような地域活動に取り込むための努力にもかかわらず、・・・言えるでしょう」までを削除することと、「女性が積極的に代表を努めるなどの責任を果たすことも必要です」ということを追加して欲しいと思います。
松田会長
今までのように男性を入れるだけではなく、女性が責任を果たしていくことで、男性女性の足りないところを補っていこうということです。
石原委員
課題4「市役所における男女共同参画の推進」で、一番最後の文章を「企業への啓発を進める上でも市役所が女性の登用率を率先して進めていく必要があります」とした方がわかりやすいと思います。
松田会長
今の提案のように、文章を修正することでよろしいでしょうか。
鈴木委員
事務局にお尋ねしますが、職員の管理職への登用は性別で分けているのではなく、能力で適材適所に配置していると思うのですが、それでも女性の登用率を上げないといけないと取り組んでいくのでしょうか。
長谷川課長
男女の比率に応じて登用することが大事だと思います。
鈴木委員
ここに記載されているのと違いませんか。
長谷川課長
男女それぞれが努力して、能力を上げていくことが大事だと思います。
鈴木委員
数字を上げるために管理職に登用していくわけではないのですね。
長谷川課長
そのとおりです。
鈴木委員
春日井市が求める管理職は、こういう人だということがないと、女性も努力できないと思います。
松田会長
育成していくという視点が必要になってくるのではないでしょうか。勤続年数や就業の継続及び実績が評価され、育成し、登用を進めていく必要があると思います。
鈴木委員
市役所がもっと管理職に女性の数を増やして、民間にお手本を見せてお願いをしていく、ということとは少し違うような気がします。
松田会長
「育成」という言葉を付け加えていただき、文章の表現などは精査して、次回提出してください。
長谷川課長
目標3.について説明。
鬼頭委員
課題4「介護を支える社会環境の整備」で、平成19年度の調査が引用されていますが、最新のものはないのでしょうか。
長谷川課長
再度、確認します。
松田会長
最新のものにしてください。その下にあるアドレスも削除してください。
鬼頭委員
介護を支える社会環境の整備の一番下に、男性の介護者も増えているので、その方たちへの支援も明記して欲しいと思います。
松田会長
男性介護者への支援の一言を入れてください。
長谷川課長
目標4.と5.の説明。
石原委員
目標4.課題1 10行目。「性の低年齢化」を「性体験の低年齢化」にした方がいいと思います。また、ひとり親や貧困家庭、高齢者などさまざまな困難を抱える市民への支援を課題に追加すべきではないかということを提案します。
松田会長
さまざまな困難を抱える市民への支援は、国の第3次基本計画や県の計画で重点課題として挙げられていますので、今後に向けたプランを考え
るならば、課題として必要な項目だと思います。
鈴木委員
P26の各種がん検診、健康診査受信者は、市が該当者に送付している人数と解釈していいのでしょうか。
長谷川課長
はい、そうです。
沢登副会長
さきほどの「さまざまな困難を抱える市民への支援」を目標4.に入れるのは適切でしょうか。
松田会長
今後の課題という認識は持っていますが、どこにいれるかは悩ましいです。
沢登副会長
中心になるのは、母親と子どもの家庭ということですか。
松田会長
ひとり親家庭、高齢者、外国人などさまざまな困難を抱える人々で、女性であることで複合的に困難な状況に置かれている人々になります。内容的には、自立支援に含まれますでしょうか。どのように考えられますか。
沢登副会長
目標2.課題3「地域における男女共同参画の促進」に含むか・・・。
松田会長
目標2.で課題を1つあげるか、地域における男女共同参画の促進の施策に入れるかだと思います。目標2.の課題4として上げ、現在の課題4「市役所における男女共同参画の推進」を課題5にした方がいいと思います。先ほどのワーク・ライフ・バランスについてのグラフは、最新のものはありましたか。
長谷川課長
平成22年度の「高齢者と介護に関する調査」があります。
松田会長
載せるデータがあるか検討する必要があると思います。自宅で介護を受けたいという内容のものに差替えをお願いします。

8 その他

長谷川課長
今後のスケジュールについて説明。
松田会長
第4回審議会では、本日、みなさんから出た意見を踏まえ修正した目標別課題と施策が提示され、第5回審議会では、具体的な事業が提示されるということです。

上記のとおり平成23年度第3回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。

平成23年9月5日

会長 松田 照美
署名人 山尾 美香

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市民生活部 男女共同参画課

電話:0568-85-4401
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