平成23年度第4回男女共同参画審議会議事録
1 開催日時
平成23年9月5日(月曜日)午後1時30分~3時30分
2 開催場所
春日井市役所3階 304・305会議室
3 出席者
- 会長
- 名古屋学院大学講師 松田照美
- 委員
- かすがい女性連盟代表理事 石原美恵子
中部大学教授 笠井尚
公募委員 鬼頭真理子
公募委員 鈴木良和
弁護士 野田葉子
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長 大田幸子
東海学園大学非常勤講師 山尾美香 - 欠席
- 南山大学教授 沢登文治
連合愛知尾張中地域協議会事務局長 加藤清光 - 事務局
- 市民生活部 部長 戸田佳実
男女共同参画課 課長 長谷川敦
男女共同参画課 課長補佐 吉川栄子
男女共同参画課 主査 牧野陽子
4 傍聴者
5名
5 議題
- 新かすがい男女共同参画プランについて
6 会議資料
7 議事内容
議題1 新かすがい男女共同参画プランについて
- 長谷川課長
- 第1 答申の背景について説明。
- 石原委員
- 1ページについて、全体的にわかりにくいと感じました。最初の段落は削除してもいいと思いますし、「しかしながら」以降も少し違うような気がします。
- 松田会長
- 段落の構成の仕方ともう少し内容を丁寧に説明すべき部分があるということです。「しかしながら」以降は、市民意識調査の結果からの改善点が挙げられるなど、固定的な性別役割分担意識が根強く残っているため男女共同参画が進まなかったというような流れになると思います。段落の構成については、精査してください。
- 鬼頭委員
- 6ページ(1)に「学識経験者、地域団体の代表者、市民による代表等」とありますが、地域団体の代表者とは誰を指しているのか。また、私は、公募により選ばれているので、そのように記載して欲しいです。
- 松田会長
- 地域団体等と公募委員に修正してください。
- 石原委員
- 2ページ(1)世界の動きのデータが古いので最新のものにし、(2)国の動きに、対応が遅れている分野のことにも触れてください。6ページに、プランの実施状況報告書を検討し、過去のプランを検証していることを明記してください。
- 松田会長
- 3点です。2ページの世界の動きは最近のものまで記載すること。国の動きは、課題にも言及してもらいたいこと。そして実施状況報告書については、2プラン策定の背景(4)春日井市の取り組みに入れてはどうでしょうか。
- 長谷川課長
- 目標1 男女共同参画社会に向けた意識づくりの説明。
- 鬼頭委員
- 18ページ 課題1施策2の内容で「自主的な」を「自立的な」にすることと、施策7を「教職員等」にするといいと思います。
- 長谷川課長
- 施策2は「自立的な」に、施策7は、「教職員等」に修正します。
- 石原委員
- 正規の職員だけでなく非正規やパートタイマーの方にも研修をして欲しいと思います。
- 松田会長
- さまざまな雇用形態の方がいますので、その人たちにも広く研修や対応が必要になってくると思います。
- 石原委員
- 課題1施策4「青少年女性センターの充実」を「男女共同参画の拠点の充実」にした方がいいと思います。
- 長谷川課長
- 最初は、「男女共同参画の拠点施設」と提案しておりましたが、よりわかりやすくということで、施設名にしました。しかし、青少年と女性センターが複合しているということでしたら、「男女共同参画の拠点施設」に変更します。
- 野田委員
- 課題2施策5の内容に、具体的に何を実施するのかを記載して欲しいです。また課題3施策9の内容で、「メディア・企業に対し理解と協力が求められます」とありますが、どういった働きかけをしていくのかを書いていただきたいです。
- 長谷川課長
- 施策5は、検討させていただき、施策9は適切な協力を求めるのは難しいと考えますので、資料の配布などで提案していきます。
- 松田会長
- 啓発をより一層強化することが事務局のできることですね。今のご指摘のように、内容が抽象的に流れているとわかりにくいといったことがあります。ぜひ検討してください。課題2方針の「学童期」を「幼少期」にした方がいいと思います。
- 山尾委員
- 課題1施策3「男女共同参画に関する情報の提供」に「収集」や「把握」といった言葉を入れた方がいいと思います。
- 長谷川課長
- 目標2 あらゆる分野へ男女が共に参画できる基盤づくりの説明。
- 鈴木委員
- 21ページ課題2の「育児・子育てなどは、母親の責任」という言葉の表現は少し違うと思います。また、課題3は、もう少し現実を取り入れた文章にし、男性が名目上、慣例的に代表者を務めているのではないということを記載してはどうかと思います。
- 松田会長
- 「そのような慣例もみられました」というようにしてはどうでしょうか。
- 石原委員
- 25ページ 目標3施策26は目標2ではないかと思います。また、目標2課題4から高齢者の単身世帯への支援が漏れていると思いますし、課題5は、市役所が率先して行っていただきたいとは思いますが、市役所におけることだけではないので、ワーク・ライフ・バランスで、すべての分野で必要なことだと思います。
- 松田会長
- 1点目として、目標2課題4に、単身世帯、高齢者への支援を追加してはどうかということ。2点目は、女性の再就職への支援が、目標3よりは、目標2の方がいいのではないか。3点目は、目標2課題5施策24はワーク・ライフ・バランスの方がマッチするのではないか。というご意見でした。
- 長谷川課長
- 施策26は、結婚や子育てで一旦仕事を離れた人に向けての支援が必要ではないかと思い、目標3に入れました。施策24については、課題が変わることなので再検討します。施策19は「高齢者・障がい者への支援」に修正します。
- 松田会長
- 施策19については、内容の修正もお願いします。ワーク・ライフ・バランスについてですが、これは、対象者を正規労働者に絞っている面があります。ですから、出産や子育てなどで離職した方への支援は、チャレンジ支援、多様な働き方の支援という形で労働相談体制に位置付けてはどうかと思います。
- 石原委員
- 施策10・11の内容が具体性に欠けると思います。
- 長谷川課長
- できる範囲内で具体性を盛り込んでいきます。
- 笠井委員
- 24ページ 施策10ポジティブアクションの説明を加えた方がいいと思います。あと、9ページの体系に事業も加えてはどうかと思います。
- 長谷川課長
- 9ページの体系は、答申については施策までとしたいと思います。
- 笠井委員
- 細かい事業を記載するのではなく、施策の下に事業があるということを記して欲しいと思います。
- 長谷川課長
- 検討します。
- 石原委員
- 施策18の内容に、「災害復興」という言葉を入れて欲しいと思います。
- 松田会長
- 防災・災害復興は1つの大きな課題になっていますので、是非、考えて欲しいと思います。
- 長谷川課長
- 目標3 ワーク・ライフ・バランス実現に向けた環境づくりの説明。
- 鬼頭委員
- 36ページ 施策25が「ワーク・ライフ・バランスの啓発」となっていますが、「促進」だったものが「啓発」に後退したようなイメージがあります。
- 長谷川課長
- 現行プランでは「推進」としていますが、実際は啓発にとどまっているため、現実に即したものにしました。
- 松田会長
- 今後10年間の計画だということを考えると、現実を踏襲というのはどうかと思います。労働問題に関して、市ができることは非常に限られると思います。他市の情報を収集して、表彰するなど何かリアクションを起こして欲しいです。
- 鬼頭委員
- 全体の構成として、文章の後に図表が掲載されていますが、見にくいので、課題ごとに文章、図表という構成にしてはどうでしょうか。
- 長谷川課長
- 次回の審議会で、今提案された構成のものを提示します。
- 長谷川課長
- 目標4 男女の性の理解と心身の健康のための環境づくりの説明。
- 野田委員
- 施策33の教育の対象をどの辺りまで考えてみえますか。希望ですが、高校生には必須にして欲しいです。私立の高校も極力含めて性教育について働きかけをして欲しいです。
- 松田会長
- 昨年、市民意識調査で高校生に協力をしてもらっていますので、そのつながりを生かして行って欲しいと思います。
- 石原委員
- 施策34と36は、どこが所管課になりますか。
- 長谷川課長
- 施策34は、男女共同参画課、子ども政策課、学校教育課、健康増進課です。施策36は学校教育課と健康増進課になります。
- 長谷川課長
- 目標5 あらゆる暴力を根絶する社会づくりの説明。
- 松田会長
- デートDVは、DV対策基本計画の中に入っていますか。
- 長谷川課長
- はい。個別の施策としては打ち出しておりませんが、DV対策基本計画に基づいて進めていきます。
- 松田会長
- 子どもへの支援も入っていますか。
- 長谷川課長
- はい。就園・就学についてや心理的ケアについて盛り込んでいます。
8 その他
- 長谷川課長
- 今後のスケジュールについて説明。
上記のとおり平成23年度第4回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
平成23年10月17日
会長 松田照美
署名人 石原美恵子
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