平成25年度第2回男女共同参画審議会議事録
1 開催日時
平成25年10月8日(火曜日)午後2時~3時30分
2 開催場所
レディヤンかすがい 講習室
3 出席者
- 会長
- 中部大学教授 笠井尚
- 副会長
- 東海学園大学非常勤講師 山尾美香
- 委員
かすがい女性連盟総務 石原美恵子
連合愛知尾張中地域協議会事務局長 加藤清光
公募委員 鈴木一平
弁護士 野田葉子
公募委員 樋口祐子
春日井市小中学校PTA連絡協議会会長 間地恵美
春日井商工会議所事務局長 山田眞平
春日井市婦人会協議会会長 横井広美- 事務局
- 市民生活部 部長 戸田佳実男女共同参画課 課長 米本洋子男女共同参画課 課長補佐 内藤純子男女共同参画課 主査 牧野陽子
4 傍聴者
1名
5 議題
- 春日井市DV対策基本計画改定について
6 会議資料
7 議事内容
議題1 男女共同参画推進の実施状況について
- 内藤課長補佐
- 資料1、2について説明。
- 石原委員
- 資料1 1行目。冒頭にはDVという略語ではなく、「配偶者か、交際相手からの暴力」とを明確にした方がいいと思います。また、冒頭に「配偶者や交際相手からの暴力(DV)が犯罪となる行為を含む重大な人権侵害であり、男女共同参画社会の実現には克服すべき重要な課題です」を追記してはいかがでしょうか。
- 米本課長
- DVの説明は、注釈でしており、その中に「交際相手」についても記載しています。
- 石原委員
- 初めて計画を見た人が、「DV」について分かるように文章で説明をした方が丁寧ではないでしょうか。
- 米本課長
- 1ページでは、「計画策定の趣旨」を記載し、具体的な内容は6ページ以降に記載してあるため、両方で役割を果たしていると考えています。
- 石原委員
- 4ページ 2行目の後に「DVなど女性に対する暴力は、社会の中にある性別に基づく固定的な役割分担意識、経済力などの社会構造を反映したものです。」を追加してはいかがでしょうか。また、基本理念を「人権が尊重されるDVのない安心して暮らせる社会の実現」にしてはいかがでしょうか。
- 米本課長
- 女性に対する暴力の背景については、6ページ 下から2つ目の段落に記載がありますので、先ほどと同様、具体的な内容は、各目標の現状と課題で対応しております。基本理念については、目標を明確にしたいため、「DVのない社会の実現」にしています。
- 石原委員
- 基本理念でDVの原因が説明されている方がいいと思います。
- 米本課長
- 4ページでは、DVは重大な人権侵害であり、絶対に許されるものではないことを明確にしています。また、女性から男性へのDVもあることから、女性だけを対象にした記載はしておりません。
- 横井委員
- 男性へのDVもあるため、「女性に対する」とするのは、違和感があります。
- 山尾副会長
- 自分自身や周りの人が身近な問題としてとらえるためにも、「人権が尊重される」という文言が入っていた方がいいと思います。
- 石原委員
- 基本理念・基本目標の考え方の説明に「社会構造が関係している」という言葉は入れられないでしょうか。
- 米本課長
- 6ページの現状と課題で説明をしているため、「社会構造・・・」は記載はいたしません。基本理念は、再考します。
- 樋口委員
- 全体的に読みやすいものになっていると思いますが、基本目標の3と4を強調し、他の目標とのバランスをとってはいかがでしょうか。
- 米本課長
- 検討します。
- 樋口委員
- 6ページ 一番下の段落が現行の計画と全く同じ言葉ですが、状況は変わっていないのでしょうか。
- 米本課長
- 加害者に対する取組は難しく、県も「国の動向を注視する」としているため、同じ内容としました。
- 樋口委員
- 若年層への啓発がとても重要だと思うので、もっと学校へ働きかけをして欲しいと思います。
- 笠井会長
- 若年層に中学生が入ったことや県の管轄である高校に市が働きかけていることに大きな意味があると思います。
- 間地委員
- 子どもに対しての啓発も大事ですが、DVと人権問題が深い関係にあるという認識を親が持つことも大切だと思います。
- 石原委員
- DVは、家庭内で起こるため、外部からの発見が困難なことから、医療関係者などの早期発見、通報について、施策を打ち出し記載してはどうでしょうか。
- 米本課長
- 医療機関等へは、啓発を進めていきます。また、一般の方は、なかなか踏み込むことが難しいため、民生委員・児童委員等に対する啓発を盛り込んでいます。
- 石原委員
- 9ページに「スーパービジョン」という言葉が出てきて、注釈もあるのですが、専門相談などの日本語に置き換えることはできませんか。
- 米本課長
- 専門相談では、誤解があると思います。
- 笠井会長
- 用語として広がりもあるので、このままとします。
- 石原委員
- 現在は、県の一時保護施設を利用していると思いますが、市が一時保護施設を設置することはありませんか。また、「愛知県女性相談センター」や「愛知県児童相談センター」が「県女性相談センター」「県児童相談センター」となっているので、統一した表記にした方がいいのではないでしょうか。
- 米本課長
- 今後も一時保護は、県の施設を利用します。表記については、統一します。
- 野田委員
- 2 被害者に関する情報管理の徹底の説明文に「学校・保育園等」とありますが、私立幼稚園も含みますか。
- 米本課長
- 含みます。
- 樋口委員
- 14ページ 下から3つめ「ワンストップサービス」とありますが、注釈を付けた方がいいと思います。
- 米本課長
- 分かりにくい用語には、注釈をつけます。
- 石原委員
- 15ページ 1 関係機関・民間団体等による協力及び連携体制の強化に「被害者支援者の養成に努めます」とありますが、どのような人たちですか。
- 米本課長
- ボランティアを想定しています。
- 樋口委員
- 「被害者支援者」が分かりにくいと思うのですが。
- 間地委員
- 「被害者を支援する人」などはいかがでしょうか。
- 米本課長
- 意見を参考に検討します。
- 石原委員
- 16ページ 最後から2行目に「分析」という言葉を入れてはいかがでしょうか。
- 米本課長
- 「分析」は所管課が行うこととなりますので、男女共同参画課では現状を把握していきます。
- 加藤委員
- 基本目標3 被害者の安全確保を新しく設定していますが、事業内容を見ると「継続」になっています。何か新規事業はないのでしょうか。
- 米本課長
- 基本目標として、別に打ち出すことによって、取組を明確にしました。事業は継続して行っているため、区分は「継続」としています。
- 加藤委員
- 目標を新たに設けた意味合いがなくなってしまうのではないでしょうか。「新規」事業は何かありませんか。
- 米本課長
- 2 被害者に関する情報管理の徹底 に「学校・保育園等」とし、私立幼稚園も含んでいるため、「拡充」に変更します。
- 山尾副会長
- 子どもの習い事先への周知については、どうお考えですか。
- 米本課長
- 大変デリケートな問題であり、慎重に取り扱う必要がありますので、被害者の状況に応じて、対応を考えてまいります。
8 その他
- 内藤課長補佐
- 第3回審議会の日程について説明。
上記のとおり平成25年度第2回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
平成25年10月23日
会長 笠井尚
署名人 間地恵美
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