令和4年度第1回男女共同参画審議会議事録

ページID 1028996 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

令和4年7月14日(木曜日)午後2時~午後3時50分

2 開催場所

レディヤンかすがい 講習室

3 出席者

【副会長】 愛知県弁護士会             山内 益恵
【委員】 公募委員                井口 直幸
      中部大学人間力創成総合教育センター
      専門職教育プログラム准教授       澤田 裕之
      公募委員                松元 永己
      かすがい女性連盟理事          丸山 真由美
      連合愛知尾張中地域協議会事務局長    水谷 幸一
      
【事務局】 市民生活部長              足立 憲昭
      男女共同参画課長            吉村 典子
           同課課長補佐         横江 健次
           同課男女共同参画担当主査   伊藤 依子
           同課男女共同参画担当主任   杉山 広憲

4 傍聴者

 なし

5 議題

(1)男女共同参画施策の推進状況について
(2)第3次かすがい男女共同参画プランについて

6 会議資料

7 議事内容

議事に先立ち、藤岡会長欠席のため、春日井市男女共同参画審議会規則第3条第3項の規定に基づき、山内副会長が会長の職務を代理することを確認した。また、副会長以外の議事録の署名人として、水谷委員を指名した。

(1)男女共同参画施策の推進状況について

【伊藤主査】
資料1、2、3及び4に基づき説明した。

【丸山委員】
実施状況については条例で公表が義務付けられているとの説明であったが、公表する資料は資料1~4のうちどれか。

【伊藤主査】
資料2及び4である。なお、それ以外の資料は、当審議会資料としてホームページ等で後日公表予定である。

【丸山委員】
概要版に記載している事業はどういった基準で選んだのか。

【伊藤主査】
数値目標に大きく関連していると考える事業を事務局で選んで掲載した。

【丸山委員】
資料1の3ページ、施策7メディアリテラシーの向上のための取組みについて、実施事業として、啓発チラシを高校生に配布したことはよいことだが、SNS利用の低年齢化が進んでいることを踏まえると、高校生からの周知では遅い。可能であれば、中学生に配布し周知すべきある。
また、審議会等委員への女性の登用については、女性の比率30%という目標値を達成したことは喜ばしい。今後も継続して取組みを実施し、目標の達成と更なる男女平等を目指してほしい。
資料1の6ページ、目標3.の数値目標である放課後児童クラブの設置率について、放課後児童クラブの設置されていない小学校区はいくつあるか。
資料1の8ページ、施策32性の多様性への理解促進について、実施事業にLGBT施策意見交換会への参加とあるが、参加者と内容はどういったものか。

【伊藤主査】
報告書に記載している放課後児童クラブの設置率は、令和3年4月1日時点であり、未設置の小学校区数は2である。その2つのうち西尾小学校区については、令和3年4月7日にあい農子どもクラブが設置されたため、現時点で未設置の小学校区は東高森台小学校区1つのみである。
LGBT施策意見交換会の参加者は、近隣の有志の自治体とLGBTQの当事者団体である。春日井市からは男女共同参画課の職員が参加している。毎年各自治体が持ち回りで開催し、講師を招いての勉強会や意見交換を行っている。参加自治体は豊明市や関市などである。

【山内副会長】
開催の頻度はどのくらいか。

【伊藤主査】
年に1回以上である。場合によっては1年に複数回実施することもある。最近はコロナ禍の影響もあり、昨年度はオンライン開催であった。

【澤田委員】
資料2の10ページ、子どもの頃からの男女共同参画の理解と促進について、実施事業として、道徳の授業において児童生徒が男女平等について学ぶ機会を設けたとあるが、そもそも義務教育である道徳の授業内容は、国の定める学習指導要領で決められているものであり、男女平等についての内容も当然含まれている。これをあえて市の実施事業として掲載することについては疑問が残る。それ以外に行っている事業として、例えば、学校での出張授業などは実施していないのか。

【伊藤主査】
出張授業は特に実施していない。

【吉村課長】
ジェンダー平等の視点に立った教育の推進については、新たに策定した第3次かすがい男女共同参画プランでも同様に掲げており、学校教育課を担当課としている。そのため、学校教育以外での事業の実施をすることは難しい。とはいえ、子どもが学校教育で学んでいる実態を把握することは必要であると考えているため、掲載をしている。

【山内副会長】
例えば、学校教育課から各学校に、学習指導要領以上の内容の授業の実施を働きかけることはできないか。

【吉村課長】
学校は男女共同参画に関することだけを教える場ではないため、学校教育課から男女共同参画に特化した授業の実施を求めることは難しいと考えている。

【丸山委員】
資料2の44ページ、男性の家事・育児等能力向上のための講座の開催について、講座参加者の男女別人数を見ると、やはり男性が少ないと感じる。女性が多いことが悪いわけではないが、もっと男性が参加しやすくなるような周知が必要なのではないか。例えば、チラシに男性・女性両方のイラストを載せるなど、男性も対象であることを伝える工夫をすることで、男性の参加者の増加に繋がると思う。

【吉村課長】
今後の講座の周知の際の参考とさせていただく。

【松元委員】
資料1の4ページ、女性がより働きやすい職場環境の整備について、女性の悩み相談のうち職場の問題が34件とあるが、具体的にはどういった内容の相談が多かったのか。
また、ママ・ジョブ・あいち出張相談の相談者は2名となっているが、これは全体何件のうち2名なのか。また、割合はどうなのか。

【伊藤主査】
女性の悩み相談の職場の問題は、上司や同僚との人間関係の悩みが多かった。
ママ・ジョブ・あいち出張相談は、全部で3名の申込枠のうち、2名の申込みであった。比率としては3分の2である。

【丸山委員】
資料3の3ページ、住民基本台帳事務に係る支援措置の実施について、選挙管理委員会への支援措置申出者への情報提供をしているとのことだが、直近の選挙において、DV支援対象者に関しての問題は何か起きていないか。

【吉村課長】
特に問題は起きていないと聞いている。

【井口委員】
女性の比率の問題は、このままでは5年後も大きく状況は変わらないと思う。無意識の思い込みを変えていかないといけない。人数の半分を女性にするなどの思い切った施策が必要なのではないか。

【吉村課長】
急な変化を求めることは難しいかもしれないが、できることからやっていき、少しずつ状況を変えていくしかないと考えている。
ちなみに、春日井市の職員は性別を問わず平等に研修の受講機会が設けられている。そのため、今後は徐々に女性の管理職比率は目標達成に近づいていくのではないかと思う。
民間においても、研修の機会の平等を広めていくことが、人材の育成の観点からも重要だと思っている。

(2)第3次かすがい男女共同参画プランについて

【丸山委員】
資料6の2ページに、新たに一時保育の実施園を追加とあるが、現在一時保育を実施している園はいくつあるのか。

【伊藤主査】
令和3年度末時点で9園であり、令和4年度に1園追加のため、現在は計10園で実施している。

【丸山委員】
資料6の3ページに、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入とあるが、宣誓したときに実際に可能となる手続きは何があるのか。

【伊藤主査】
宣誓により可能となる手続きとしては、市営住宅の申込みや税証明の取得がある。また、救急車への同乗については、宣誓の有無に関わらず関係者であれば可能である。
パートナーとして可能な手続きを周知する必要があると考えているため、宣誓により可能となる手続きだけではなく、宣誓の有無に関わらず可能な手続きも併せて、一覧として掲載を予定している。

【丸山委員】
ホームページへの掲載はいつごろになるか。

【伊藤主査】
数週間以内に掲載予定である。

【水谷委員】
資料6の2ページ、おとう飯を通じた啓発について、男性向け料理講座の実施を予定しているとあるが、男女共同参画の視点からは、対象をあえて男性に限定せず性別を問わない講座としたほうがよいのではないか。

【伊藤主査】
おとう飯は、男性の家事参加を促す目的で始まった取組みである。男性の家事参加が進んでいない現状を踏まえ、おとう飯と男性向け料理教室を絡めて情報発信をすることで、きっかけづくりとしたいと考えている。そのため、あえて男性向けの料理講座としている。

【水谷委員】
例えば、夫婦で参加可能で、男性が料理を作る講座とするのはどうか。それであれば、男性も参加しやすく、かつ男性の家事参加にも繋がると思う。
また、男性向けの料理教室とおとう飯は、それぞれいつから実施しているのか。

【吉村課長】
男の料理教室自体はかなり以前から実施しており人気の講座であるが、ここ数年はコロナ禍もあり開催できなかった。おとう飯については、2020年10月1日に前市長がおとう飯サポーターに就任した。

【水谷委員】
春日井サイエンスフェスタ2022の参加者は女性に限定するのか。

【伊藤主査】
性別や年齢を問わず、誰でも参加可能とする。

【松元委員】
子ども向けのイベントであるサイエンスフェスタを、子ども政策課ではなく男女共同参画課が開催することには最初は驚いたが、とても良いと思う。周囲の人からも良い反応が多かったので、ぜひ成功させてほしい。

【丸山委員】
資料6の5ページ、令和3年度に開催したボランティア養成講座修了生によるイベントの企画、開催について、具体的にはどういった活動を予定しているのか。

【伊藤主査】
昨年度実施した講座では、託児ボランティアに必要な知識など、子どものことを中心に学んでもらった。
今後レディヤンかすがいでも、子ども向けの遊び場や、親子で訪れやすい場所の提供を実施していきたいと考えているため、そのための活動を予定している。他にも、大きなイベントに参加することも考えている。

 

上記のとおり令和4年度第1回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、副会長及び出席委員1名が署名する。

令和4年8月24日

副会長(会長代理) 山内 益恵
署名人      水谷 幸一

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