藤原基俊筆多賀切

ページID 1010022 更新日 令和3年2月5日

印刷大きな文字で印刷

藤原基俊筆多賀切

藤原基俊筆多賀切

ふじわらのもととしひつたがぎれ

平安時代 25.1×7.2センチメートル

和漢朗詠集の断簡で、もとは巻子本。薄い墨で線を引いて書いている。藤原基俊(1060~1142)は道長の曽孫にあたる貴族で、歌人・歌学者として有名な人である。巻末の断簡が現存し、そこには永久4年(1116)にこの和漢朗詠集を書き終えたと、基俊の自筆で記されている。古筆のほとんどは署名が無いため筆者がわからず、多賀切は筆者と書写年代がわかる貴重な古筆切である。

第一傷心何処最 竹風鳴葉月明前 早秋感懐 田達音
蜀茶漸忘浮花味 楚練新伝擣雪声 暑往来来 相如
鶉鳴石荒の野辺の秋芽子を思人鞆見鶴今日鉋 丹比国人

このページに関するお問い合わせ

いきがい創生部 道風記念館

電話:0568-82-6110
いきがい創生部 道風記念館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。