渡辺沙鷗
文久3年(1863年)~大正5年(1916年)
尾張の人。名は周、字は士顕。上京後、日下部鳴鶴(くさかべめいかく)に師事し、鳴鶴の勧めで巌谷一六(いわやいちろく)・中林梧竹(ごちく)と親交した。古碑法帖・中国近代の書を深く研究して一家を成した。
上方層閣倚晴煙 廻合諸峰聳碧蓮
午枕不容詩夢就 天風吹雨下危巓
上方の層閣晴煙に倚(よ)り 廻合の諸峰碧蓮に聳(そび)ゆ 午枕詩夢就(な)るを容(い)れず 天風雨を吹いて危巓(きてん)を下る
文久3年(1863年)~大正5年(1916年)
尾張の人。名は周、字は士顕。上京後、日下部鳴鶴(くさかべめいかく)に師事し、鳴鶴の勧めで巌谷一六(いわやいちろく)・中林梧竹(ごちく)と親交した。古碑法帖・中国近代の書を深く研究して一家を成した。
上方層閣倚晴煙 廻合諸峰聳碧蓮
午枕不容詩夢就 天風吹雨下危巓
上方の層閣晴煙に倚(よ)り 廻合の諸峰碧蓮に聳(そび)ゆ 午枕詩夢就(な)るを容(い)れず 天風雨を吹いて危巓(きてん)を下る