伝小野道風筆八幡切

ページID 1010013 更新日 平成29年12月25日

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伝小野道風筆八幡切

伝小野道風筆八幡切

でんおののとうふうひつやわたぎれ

平安時代 24.8×12.7センチメートル

麗花集(れいかしゅう)という和歌集の断簡で、もとは冊子本。京都の男山(おとこやま)八幡宮に所蔵されていたので「八幡切」と呼ばれている。料紙は中国から輸入された唐紙(からかみ)で、唐草文様を雲母(きら)で刷り出している。繊細でしかも筆力があり整った書風である。料紙・書風などから11世紀後半の書であると考えられる。麗花集は完全な写本が残っていないため、八幡切は国文学史上でも貴重な資料である。

  つとめてまへの女なへしに
  露おきたるをみて
        なかつかさ
ながきよをいかにあかしてをみなへしあさ
かげみればつゆけかるらむ
  屏風に人のやまみちこゆる所
  春宮のがくし のぶのり

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