貫名菘翁

ページID 1010032 更新日 平成29年12月25日

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貫名菘翁作品

安永7年(1778年)~文久3年(1863年)
阿波の人。名は苞。別号海屋(かいおく)等。書を西宣行に、画を矢野典博に学ぶ。のち各地を遊歴、書画の研鑽につとめ一家を成した。幕末の三筆の一人に数えられるが、生存中は画名の方が高かった。


孤根盤屈大江傍 遺愛千年亦一場
鴻爪曽従点泥土 鼉鱗那厭擺氷霜
擎天有力空拏攫 拠地無陰不老蒼
為負木中仙子骨 正応悠邈護祠堂

孤根盤屈す大江の傍(かたわ)ら 遺愛千年亦(また)一場 鴻爪(こうか)曽(かつ)て従って泥土に点ず 鼉鱗(だりん)那(なん)ぞ厭(いと)わん氷霜を擺(ひら)くを 天を擎(ささ)げる力有るも拏攫(だかく)を空(むな)しくす 地に拠(よ)り陰無くも老蒼ならず 為(ため)に負う木中仙子の骨 正に応(まさ)に悠邈(ゆうばく)として祠堂(しどう)を護るべし

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