丹羽海鶴
文久3年(1863年)~昭和6年(1931年)
美濃の人。名は正長。字は寿卿。 日下部鳴鶴(くさかべめいかく)に師事し、中国碑法帖を研究した。学習院教官、東京高等師範学校講師、文部省教員検定試験委員などを務めた。
蝸牛角上争何事 石火光中寄此身
随富随貧且歓楽 不開口笑是痴人
蝸牛(かぎゅう)角上に何事か争う 石火光中此の身を寄す
富に随い貧に随って且(しばら)く歓楽せん 口を開いて笑わざるは是れ痴人
(白居易「対酒五首」其二)