伝小野道風筆愛知切

ページID 1010014 更新日 平成29年12月25日

印刷大きな文字で印刷

伝小野道風筆愛知切

伝小野道風筆愛知切

でんおののとうふうひつあいちぎれ

平安時代 25.1×5.9センチメートル

観普賢経(かんふげんきょう)の断簡で、もとは巻子本(かんすぼん)。写経は奈良時代からたくさん書かれているが、平安時代の中頃になるとその書風がやわらかくおだやかな和様になってくる。愛知切は、和様の写経のなかで最も優れたものとされている。小野道風の誕生地が愛知県春日井市だと伝えられることから、愛知切と呼ばれるようになった。同筆の無量義経(むりょうぎきょう)が一巻現存し、これは藤原行成(ふじわらのこうぜい)筆と伝えられている。

仏唯願釈迦牟尼仏正遍知世尊為我和上
文殊師利具大悲者願以智慧授我清浄諸
菩薩法弥勒菩薩勝大慈日憐愍我故亦応

このページに関するお問い合わせ

いきがい創生部 道風記念館

電話:0568-82-6110
いきがい創生部 道風記念館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。