伝久我通親筆龍山切

ページID 1010026 更新日 平成29年12月25日

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伝久我通親筆龍山切

伝久我通親筆龍山切

でんこがみちちかひつりゅうざんぎれ

鎌倉時代 18.2×15.1センチメートル

千載(せんざい)和歌集の断簡で、もとは冊子本。近世の貴族で出家して龍山と名乗った近衛前久(このえさきひさ1536~1612)が愛蔵していたことに因んで「龍山切」と呼ばれる。久我通親(1171~1227)の書と伝えられ、その真筆とは断定できないが、ほぼ同時代の書と考えられる。

  やといふをきゝて中将さねか
  たのあそむよりてつくろうと
  て
あしひきの山ゐのみづはこほれる
をいかなるひものとくるなるらむ
  といふをきゝて返事によみ侍ける
         皇后宮清少納言
うはごほりあなにむすべるひ
もなればかざすひかげにゆるぶばかりを
  十二月ばかりにかどをたゝき
  かねてなむかへりにしとうら

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