収蔵品
道風記念館の所蔵品は、春日井の先人達による小野道風顕彰活動によって収集された近現代書作品が母体となっています。昭和56年に開館以来資料の収集に努め、現在では、奈良・平安・鎌倉時代の古筆から近現代書作品まで、約2,900点の書作品を所蔵しています。
主な収蔵品
- 大聖武(伝聖武天皇筆賢愚経断簡)
- 伝朝野魚養筆阿含経断簡
- 伝小野道風筆本阿弥切(風ふけば)
- 伝小野道風筆本阿弥切(みをすてて)
- 伝小野道風筆八幡切
- 伝小野道風筆愛知切
- 伝小野道風筆紺紙金字法華経断簡(信解品)
- 伝小野道風筆紺紙金字法華経断簡(如来寿量品)
- 伝藤原公任筆石山切
- 伝藤原佐理筆通切
- 伝宗尊親王筆十巻本歌合
- 伝藤原忠家筆柏木切(小野宮右衛門督君達歌合)
- 伝藤原忠家筆柏木切(楳子内親王男女房歌合)
- 藤原基俊筆多賀切
- 藤原俊成筆顕広切
- 藤原俊成筆御家切
- 伝飛鳥井雅有筆八幡切
- 伝久我通親筆龍山切
- 藤原教長筆今城切
- 正徹懐紙
- 本阿弥光悦短冊
- 近衛家熈和歌懐紙
- 巻菱湖
- 貫名菘翁
- 市河米庵
- 頼山陽
- 丹羽盤桓子
- 村瀬太乙
- 松田雪柯
- 森春濤
- 中林梧竹
- 長三洲
- 巌谷一六
- 日下部鳴鶴
- 楊守敬
- 西川春洞
- 小野鵞堂
- 柳田泰麓
- 近藤雪竹
- 丹羽海鶴
- 渡辺沙鷗
- 中村不折
- 中村春堂
- 比田井天来
- 尾上柴舟
- 豊道春海
- 川村驥山
- 田代秋鶴
- 川谷尚亭
平成手鑑
手鑑とは古筆切を折帖に貼り込んだもので、「手」は筆跡、「鑑」は模範の意味です。茶道の流行に伴って古筆切の鑑賞が盛んになった江戸時代には多くの手鑑が作られました。
この「平成手鑑」は、平成6年に小野道風生誕1,100年を記念し、古筆手鑑に倣って平成の書を後世に残そうと制作したもので、現代書家約1,100人の作品を43帖の折帖に貼り込んであります。